土曜日にクレモナにいる友達に会いに出かけた。ミラノをでて10分ほどすると列車が止まった。信号待ち?かとおもって本を読みながら待っていても一向に出発しない。やがて焦げくさい臭いがしてくる。沿線火事?と思うが畑の真ん中である。すると車掌が線路に降りて後ろの方に歩いてゆく。窓から身を乗り出して後方を見ると最後尾の機関車から煙がでている。暑さの為にオーバーヒートか?あるいはボロいイタリア国鉄に「よくある」危険度の低いトラブルか?
その後、危険だから前の車両に移るように、と車掌から指示があり一つ前の一等車両に移った(でも止まっているからエアコンはきいていない)。待つこと1時間20分、やっと列車が動き出した。代替えの機関車が来たのだろう。2つ先の停車予定の無い駅で停車しその後に来る列車に乗り換えよとのことである。幸い停車していたのは特急列車の追い越しなどに使用される複々線化してあるところだったので他の列車にあまり支障はなかったようだけどこちらの問題の解決のスピードは遅いと言わざるをえない。
次の列車はクレモナには直通でないのでまた途中の駅で乗り換えの必要がある。こういう場合にはどうにもならないので待つしかない。待っている間に旅行中の日本人の家族の方と遭遇した。話によるとクレモナに行く途中とのことである。お子さんがヴァイオリンを習っていてクレモナに行ってみたかったとのことだ。ということで待ち時間に一緒にお話をしながら一緒にクレモナに行くことになった。結局10時半に到着するはずが13時半に当地に到着。ご一緒したご家族のお陰で僕は
暇はしなかったが彼らに取ってはせっかくの夏休みの旅行だったのにお気の毒である。
ともあれ、久しぶりに列車トラブルに巻きこまれた1日でした。