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ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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最近の仕事より2013/05/25

今月は展示会の準備や急に飛び込んできた訃報などがあってブログ更新が滞ってしまいました。今年に入ってから定期的にアップデートを続けてきたのについに途切れてしまった・・・(泣)
じつは今イタリアに出張に来ています。写真のアップロードもせずに多忙を極めた日程だったのはそのためです。という訳でミラノのホテルからここ最近の状況をアップデートです。

最近の仕事より2013/05/25_d0079867_13262934.jpg錦糸町で開催されたTOKYOハンドクラフトギターフェス2013。今年が3回目の出展でしたがこれまでで一番お客さんが多かったように思います。出展ブースも多くコアなアコギ(アコースティックギター)ファンやウクレレファンのかたが多くいらしていました。今年のブース位置はヒストリックなギター類を作っている方たちの列の中でした。バロックギターや19世紀ギター、ヴィオロンチッロ・ダ・スパッラなどユニークな楽器を展示している人たちと楽しいお話が出来ました。


最近の仕事より2013/05/25_d0079867_13332787.jpg展示会終了後、イタリア出発までにこなさなくてはいけなかったのが某県立高校の室内学部の楽器メンテナンス。今年は新入生がたくさん入ってきたとのことで予想していた以上のヴァイオリンの調整を行うことになりました。うれしい悲鳴ですがしばらく眠っていた楽器というのは結構「歪み」が来ているものですが、学生の頃自分にも似たような経験があるのでいろいろ制限のある中初心者の高校一年生が楽に弾けるようにがんばって調整させてもらいました。みんながんばってね。


最後に、写真は無いのですがギターフェスの直前に施設に入っていた祖父が91歳で亡くなってしまいました。イタリアに行く前に志をくんでくれて応援して送り出してもらったのに対した恩返しも出来ずにお別れになってしまったのがとても残念です。これからもこの仕事を続けていくことが一番の供養だと気の締まる思いがしました。おじいちゃんどうもありがとう。合掌。
# by shinop_milano | 2013-05-25 13:51 | 篠崎バイオリン工房

最近の仕事より2013/05/08

五月晴れのいいお天気が続いていますが如何お過ごしでしょうか。今年のGW後半は連休にさせてもらいました。一週分更新をお休みをしましたが気分をリフレッシュさせて工房に戻ってきました。
いい天気過ぎて空気がかなり乾燥しています。楽器や材木のメンテナンスに気を使うところですが、気温も高くなって来たので弦が緩んだり、接着が剥がれたりし易い環境です。楽器のメンテナンスにはご注意下さい。

最近の仕事より2013/05/08_d0079867_13305981.jpgこれ何の木でしょう?

バイオリンには使いませんが、これはコアというハワイの木です。ウクレレに使われます。家具等にも使われますがウクレレ用には最高級の材料として用いられています。これはブロックの状態ですが工房で製材してウクレレ製作用に製材します。
5/18,19に東京・錦糸町であるTokyoハンドクラフトギターフェス2013に出展するよう在庫を補充しました。丁度すばらしい材が使ったのでちょっと多めに仕入れました。いくつもの色が現れていてたいへん奇麗です。


今回はこの辺にて失礼します。
# by shinop_milano | 2013-05-08 13:23 | 篠崎バイオリン工房

最近の仕事より2013/04/30

あっという間に4月も終わり新学期の雰囲気も消えつつある今日この頃ですね。
工房では4月に在庫に加えた楽器については5/21まで新学期特別価格で提供しています!新しく楽器を新調、買い替えを検討している方はどうぞよろしくお願いします。詳しくはこちら

さて、今週は新しく仕入れたものがいろいろ工房に届きました。そんなアイテムを紹介。
最近の仕事より2013/04/30_d0079867_12155872.jpg在庫が切れていたカーボンファイバー弓が入荷しました。機能性と価格で好評頂いています。木のデザインのラッピングが施してあるのでちょっと見た目ではカーボンファイバーとはわかりません。同じ価格帯の木の弓ならぜんぜんコストパフォーマンスが良いと自信があります。ヴァイオリン用は¥39,900(税込)、チェロ用は¥44,100(税込)です。分数ヴァイオリン用もあります。


最近の仕事より2013/04/30_d0079867_12212076.jpg材木販売とあわせてプロ、アマの製作さんに向けて販売しているフィッティングパーツ。デザイン、材のクオリティでたいへん良いものです。工房でも高級モデルの楽器には使用しています。フィッティングパーツと言えば材料の原産国インド製が有名ですがこれは中国製です。加工も細部までよく出来ていて、例えば、テールピースやアゴ当てはとてもスリムに出来ていてい重くありません。塗装の仕上もよく出来ているパーツを交換するだけで楽器が見違わります。


最近の仕事より2013/04/30_d0079867_1230166.jpg最後に中古のドイツ製量販チェロ。工房にて再調整、パーツの交換をして用意しました。2000年製ですが、前の所有者の方がよく弾いていたので鳴りがよいです。内部の作りもしっかりしています。
この楽器も期間限定セールの対象です。

# by shinop_milano | 2013-04-30 22:00 | 篠崎バイオリン工房

最近の仕事より2013/04/23

今週は関西弦楽器製作者協会の展示会に参加しに大阪までいってきました。

 最近の仕事より2013/04/23_d0079867_933490.jpg展示会の評判は年々上がっているようで今年もたくさんのお客さまがいらっしゃいました。特に今年は高い演奏技術を持っている方が増えたような気がします。あちこちで演奏の難しい曲が頻繁に聞こえてきました。
今回は新しい試みで会場コンサートに使うヴァイオリンを出展作品から演奏者が選ぶ、という企画が行われました。2日間で5回あるコンサートの中で5人の5作品が選ばれ演奏されました。
おそらくお客さんの中で全部聞いたという人はいないと思いますが、出展者は全部聞いている訳で誰がどんな聞こえ方のする楽器を作っていたか興味津々でした(おそらくみんなそうだったはずです)。残念ながら僕の楽器は演奏されなかったのですが、演奏された楽器の製作者は演奏後にインタビューを受けられる、という特典(というか、普段大勢の人前で話すことの無い職人への当て付けかも?)があり来てくれたお客さんも楽しんで頂いたのではないかと思います。


展示会の様子は関西弦楽器製作者協会のFacebookページにたくさん紹介されています。

展示会はいろいろな方とも知り合う場であり、他の人の作品や製作技術、遠隔地の情報や話題を知る機会でもあります。今回もたいへん有意義な大阪滞在になりました。
# by shinop_milano | 2013-04-23 22:00 | 篠崎バイオリン工房

最近の仕事より2013/04/16

今週末は大阪で関西弦楽器製作者協会の展示会。今年はヴァオリンとヴィオラを1台づつ出展します。ヴィオラは去年も出展したグァダニーニモデル395mm、ヴァイオリンは今年製作した新しい楽器です。
展示会の詳細はこちらです。

さて、チェロのパーツについてのお仕事を紹介。
最近の仕事より2013/04/16_d0079867_22541379.jpgピラストロのこのパッケージは何?
正解はチェロ用のテールガット。ナイロンじゃありません、本物のガットです(色付き)。最近ではナイロンや金属ワイヤー、その他化学繊維がメジャーですがもともとは弦と同じ素材の羊やウシの腸をよった素材です。十分しなやかな素材です。今回はこれを使ってセットアップすることにしました。
ちなみにお値段、日本ではちょっと高い目です。某他社さんの方がよりしなやかでずっと安かったです。。。

最近の仕事より2013/04/16_d0079867_2341116.jpgまず、ガットの片方をライターであぶって留めの部分を作ります。この部分に糸を巻いてテールピースの穴にひっかかるようにします。素材はソーセージの皮と同じなのでガットをあぶるといい匂いがしてきます。

最近の仕事より2013/04/16_d0079867_2362119.jpg長さを調整してこんな風にテールピースに取付けます。弦を張ると伸びて安定するまで少し時間がかかります。で落ち着いた頃にテールピースの位置をチェックして必要に応じて長さを調整します。
3、40年前にセットアップしてその後まったく調整されていない楽器にはまだ生ガットでテールピースが取付けられていることがあります。状態が安定するまで時間や長さ調節が面倒な点を考えると不便なアイテムですが音のことを考えると見直す余地のある素材です。

最近の仕事より2013/04/16_d0079867_23134571.jpg続いてエンドピン。
今回はスチールロッドのものを利用しますが、結構な割合でロッドの収まりがよくない時が多いです。こんな感じでつけてあるコルクがゆるゆる。ブカブカにならないようにコルクを付け直してネジをゆるめてもロッドが落ちないように調整します。

最近の仕事より2013/04/16_d0079867_23171449.jpgこの作業に適当なコルクはこれを使います、ワインの栓。エンドピンの径にあわせて削って挿入、接着します。
普通のワインはコルクでない素材だったり使いづらい種類のコルクだったりするので発泡酒のコルク栓が差し込むのもラクで都合がいいです。

最近の仕事より2013/04/16_d0079867_23233254.jpgこんな感じできっちりロッドが収まるように穴を空けて終了。コルクを加工するとワインの香がしてきてちょっとウレシイ。


来週は展示会の報告になると思います。おたのしみに。
# by shinop_milano | 2013-04-16 22:00 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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