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ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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つきのわ音楽サークル 海の日の音楽会

地域の音楽会のお知らせです。

昨年12月に地域の方のコミュニケーション促進と音楽に親しめる機会を、いうことでつきのわ音楽サークルというのを立ち上げました。
この度第2回コンサートということで我が家の菩提寺である滑川町 月輪の福正寺で 住職のご好意により本堂をお借りして企画しました。演奏は同じ比企郡小川町にお住まいのフルート奏者、福島 明佳(さやか)によるフルート独奏が中心のプログラムです。

近隣、遠方からの方も大歓迎です。どうぞいらしてください。
つきのわ音楽サークルのwebサイト

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# by shinop_milano | 2013-07-08 19:06 | 雑記

最近の仕事より2013/07/04

気づいたらもう7月になってしまいました。今年も下半期に突入です。
先週は週末に大阪まで講習会参加、というイベントが入っていてまたまたブログが更新できなかったのでここ2週間のお話です。

最近の仕事より2013/07/04_d0079867_053776.jpgヴァイオリンを作り始める時の最初の作業、裏、表板の接ぎ合わせ。材木販売を行っているのでお客さま依頼されてはセンターカットだけでなくセンタージョイントのサービスも、実は行なっています。今回はお得意様より表、裏ともに5枚づつのセンタージョイントの依頼を受けました。この作業ヴァイオリン作りを志す人は最初の難関です。カンナを上手に使えないと2枚の板がぴったり合わないんです。だからカンナの使い方に馴れるいい練習になるのですが、それがトラウマになっている人も結構多いはず。材を切る作業からだとクランプの数の都合もあって工房では1日5〜6枚実施できます。


最近の仕事より2013/07/04_d0079867_123881.jpg これは何?19世紀初期にフランスの物理学者サヴァールの考案したヴァイオリン?いえいえ、これはヴァイオリンを製作する時の打ち型用のベニア集成材です。集成材でも日本のホームセンターで売っている普通のベニア材とはちょっと違います。
最近の仕事より2013/07/04_d0079867_151290.jpg材はカバ(樺)の木で各層がとても薄く狂いに強いです。加工しやすく硬過ぎません。既にクランプ用の穴もあけられていて厚さは14mmとちょうど良い厚さで出来ています。
このタイプの集成材はイタリアでは良く見掛けるものなのですが日本では見掛けません。今回イタリアに行った時に注文して作ってもらいました。工房で販売しています。
一つ2940円です。

最近の仕事より2013/07/04_d0079867_1131369.jpg大阪ではフランスで楽弓製作を行なっている笹野光昭さんによる弓製作講習会があり参加してきました。スティックに使うフェルナンブコ材の選び方からスティックを仕上げるまでとフロッグの製作について製作方法、道具の仕立てなど笹野さん実施する作業をみながらたいへん勉強になりました。いままで疑問だったこともすっと解決したり、新しいアイデアを頂いたりして刺激的でした。
それで専門の材木屋に出かけさっそくフェルナンブコ材を入手しました。探しにいったら手頃で良さそうな材があったの幸いです。工房で早速木取りを考えてみました。今スティック状に切り出しても暴れ易い木なのでしばらく(3年くらい)シーズニングさせてから実施してみたいと思います。それまでに忘れていなければいいですが(笑)。
# by shinop_milano | 2013-07-04 22:50 | 篠崎バイオリン工房

最近の仕事より2013/06/020

梅雨も本番、湿度の高い日が続くようになりました。弦楽器にとっては決していいコンディションになる気候ではないので日本の本州以南では避けられないことです。なので弦楽器のコンディションをキープするには湿度の低くなくてはならない、とおもって常に空調をかけていなくては行けないと思われている方もいるようですがそう言う訳でもないと私は思っています。
弦楽器にとって一番よくないの急激な気温湿度の変化です。空調の聞き過ぎた空間から雨の日の外出などで急に湿度の高い環境に楽器が移動すると木が急に空気中の水分を吸収し木が「動き」ます。そのストレスのために接着部が剥がれたり、可動パーツがミクロなスケールで動いて良く響かない状態になったりします。ですので、楽器の管理としては「ある程度の範囲」で温度や湿度を保つように心がけるのがよいと思います。

最近の仕事より2013/06/020_d0079867_1724244.jpg久しぶりに1/16サイズのバイオリンのメンテナンスをさせてもらいました。左が1/16サイズ、右が大人用4/4サイズです、ヴィオラじゃありません(笑)。
工房では4/4〜1/10サイズのヴァイオリンのレンタルを行なっているのですが1/16は扱っていません。だいたい1/10が4歳くらいから、1/16だと3歳後半くらいになりますが、3歳から楽器を始めるお子さまはなかなか少なくだいたいは幼稚園に入ってからレッスンはじめるケースが多いようだからです。
このちっちゃいヴァイオリンはお母さんが子供の頃使っていた楽器を自身のお子さんがヴァイオリンをはじめるようにということでメンテナンスを承りました。お母さんはぼくと同い年ですがそうやって引き継がれるヴァイオリンって小さくてもすごいなぁ、なんて思います。
しかし、これだけ小さいと調弦がたいへん。ちょっとペグを回すと半音くらいすぐ変化します。今回はアジャスター付きのテールピースに替えましたがチューニングにはコツがいります。お子さんの楽器練習には少なくともチューニングにお母さん、先生の助けが必要です。


最近の仕事より2013/06/020_d0079867_17295535.jpg用事があって我が家の菩提寺、同じ地域にある福正寺にいってきました。ここにある勢至堂は平安後期の建立と伝わっていますが、堂の前には狛犬ならぬ「「狛ウサギ」が前に構えられています。ウチの地域ではウサギは神さまの使いということで飼ってはいけないということになっています。日本全国でも「狛ウサギ」は結構珍しいのではないかと思います。
# by shinop_milano | 2013-06-20 22:00 | 篠崎バイオリン工房

最近の仕事より2013/06/013

関東はようよう雨のシーズンに突入です。今日は一日雨降り、エアコン無しで湿度65%。テストも兼ねてエアコンのスイッチをONにしてみました。
楽器の鳴りもコンディションも具合が悪くなりやすい時期ですので楽器の管理にはみなさん気をつけましょう。

最近の仕事より2013/06/013_d0079867_23402482.jpgイタリアでバックマンの倉庫からミラノに戻る時にミラノの学校の時の先生だったルカ・プリモンを訪ねました。最近は人気、実力ともにファンを増やしバックオーダーを常に抱えている彼ですが、そんな彼が最近作り方を変えたと聞きました。それは、Cassa chiusa(カッサ・キゥーザ)。つまり、先に楽器の箱を完成させてからパーフリングを入れて仕上げると言う方法です。これまでは学校で教わっていたように完全に表板、裏板をパーフリングを入れた状態で仕上げて最後に箱を閉じるCassa aperta(カッサ アペルタ)の手順で作っていたのを特別な楽器をつくる為に諦めて手法をかえたら思いのほか良い結果がえられたとのこと。理屈をきくと僕も納得なので早速製作中のチェロで実施してみようか、ということで実践しています。この場合、表板、裏板を横板に仮止めするのにピン留めするため上下の中心に穴を空けます。只今、およそのアーチングを作ったところなのでこれから中をくりぬく所です。

最近の仕事より2013/06/013_d0079867_23531068.jpgプリモンからはご丁寧にお土産もいただきまして、これは彼の自家製のバルサミコ酢。なんと、モデナの僕の師匠フリニャーニから作り方を教わって自宅の天井で熟成させているとのこと。すでに5年目熟成で現在はオークの樽で寝かせているらしい。味見をしてみたらもう結構いい風味を出していてスーパーで売っているそれとは全然違います。
それにしても彼の好奇心の豊かさには驚かされます。良い刺激をもらってきました。
# by shinop_milano | 2013-06-13 23:37 | 篠崎バイオリン工房

最近の仕事より2013/06/06

久しぶりのイタリアより帰ってきました。出張帰り現地で仕入れて来た荷物の整理や工房に届いていた問い合せ対応などをこなしておりました。

最近の仕事より2013/06/06_d0079867_0311533.jpgさて今回のイタリア出張、聞いていた以上に悪天候でした。気温は低いし雨が度々降りこの時期にこんな気候のイタリアは初めてでした。基本的には公共交通と歩きで移動なので宿泊先のホテルで傘を借りての市内移動。写真はミラノ市内、かつて住んでいた所の近く。今回の滞在中は一度もジェラート食べませんでした・・・。


最近の仕事より2013/06/06_d0079867_0362030.jpgミラノでは私の弓のメンテナンスの先生ピエトロ・カヴァラッツィ氏を訪問しました。いつも通りの暖かい笑顔で迎えてくれました。お子さんたちはみんな楽器を弾いていて最近の近況を語ってくれました。彼の弓はまさに”イタリアン”でなぜかどんな楽器でも明るい音色が出るから不思議です。今回は彼の新作のヴァイオリンとチェロの弓を仕入れてきました。


最近の仕事より2013/06/06_d0079867_0455450.jpgそして今年も例年緒ごとく南チロルのバックマン・トーンウッドの倉庫を材木買い付けのため訪れました。今回はクレモナの弦楽器製作科、永石勇人くんといっしょに現地まで行きました。彼は私よりもひとまわり年下ですが、ミラノの製作学校では1年先輩のたいへん優秀な製作家です。バックマン・トーンウッドは社長のルドルフと娘さんのテレーザが運営していますが最近はテレーザがずいぶん営業面でこなれて来て若いのに感心します。
しかし、ミラノでも日中気温十数℃くらいの日だったのだからここはそれ以上に寒かったです。ホテルで寝ているうちに山の上の方は雪が降ったようで白く冠が掛かっていました(5月の終わりにですよ!)。そんな状況なので今年切った材が積み上げられている倉庫はしーんと冷え込み、また湿度の高かったです。材木を選定しながら指先の足先の感覚が無くなりそうでした。
永石くんとはお昼ご飯も食べず片っ端に材木を見て回り、それはそれで充実した一日を過ごしたのでした。


最近の仕事より2013/06/06_d0079867_0595473.jpg今回は材木選定用に篠崎バイオリン工房のスタンプを用意しました。私が押さえた材を取り違えられないようにするためのマークです。あわせて、私が責任を持って選んだという印にもなるので製作家の皆さんがある種の信頼をもって選んで頂けるようになったら嬉しいなと思っています。
# by shinop_milano | 2013-06-06 23:30 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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