アカデミア・ビザンティーナの『四季』を聴く
で、聞いてみた感想。やはりすばらしかった、というよりは楽しかった。モンタナーリのヴァイオリンはもちろん冴えていて聴衆を飽きさせない。珍しくイタリア人たちは集中して聞いていたからこれは間違えない。彼の演奏はおそらく日本人には絶対マネできないセンスを持っているのだろう。他のメンバーの演奏も光っていてヴァイオリンのもう一人のソロを弾いていた女性の人もモンタナーリのそれとは違ういい味をだしていたし、ヴィオラの「犬の声」もお約束のとおりやってくれた。ジロードならずともこれは『四季』を侮る方に聴かせてあげたい演奏であった。