最近の仕事より2013/04/23
展示会の評判は年々上がっているようで今年もたくさんのお客さまがいらっしゃいました。特に今年は高い演奏技術を持っている方が増えたような気がします。あちこちで演奏の難しい曲が頻繁に聞こえてきました。
今回は新しい試みで会場コンサートに使うヴァイオリンを出展作品から演奏者が選ぶ、という企画が行われました。2日間で5回あるコンサートの中で5人の5作品が選ばれ演奏されました。
おそらくお客さんの中で全部聞いたという人はいないと思いますが、出展者は全部聞いている訳で誰がどんな聞こえ方のする楽器を作っていたか興味津々でした(おそらくみんなそうだったはずです)。残念ながら僕の楽器は演奏されなかったのですが、演奏された楽器の製作者は演奏後にインタビューを受けられる、という特典(というか、普段大勢の人前で話すことの無い職人への当て付けかも?)があり来てくれたお客さんも楽しんで頂いたのではないかと思います。
展示会の様子は関西弦楽器製作者協会のFacebookページにたくさん紹介されています。
展示会はいろいろな方とも知り合う場であり、他の人の作品や製作技術、遠隔地の情報や話題を知る機会でもあります。今回もたいへん有意義な大阪滞在になりました。