音の万華鏡
砂をまいた平板に振動を与えると特定の振動数で現れる模様、いわゆる「クラドニ図形」を観察してみようと言うキットです。百聞は一見にしかずという事で遊び方はYouTubeにアップされている学研の動画をご覧下さい。
YouTubeより学研の動画
対象は10歳以上とありますが組み立ては簡単なのでプラモデルに馴れた子供なら簡単に組み立てられます。
解説の本にも書いてありますがもちろんバイオリンの表板、裏板でも観察できまし(解説に楽器の場合の例が紹介されています)。ミラノ製作学校の時に授業の一環で試してみました。有名なバイオリンの音響学者さんはどの周波数で模様が出るとか研究して板のチューニング(厚さの分布の調整)を研究したりもしていたのです。
なのでこのお手軽セットでバイオリンの表板くらいは振動させることができるか?と思って買って
実践してみました。
まず付録の正方形の丸い円盤ではこんな感じな模様がすぐに出来ました。
正方形の厚紙はこんな感じ。ちょっと厚紙が傾いてイマイチ・・・
で早速、最近出来上がったヴィオラの表板(バスバー付き)、裏板でためしてみました。が、やはり発信器の出力と固定の方法に比べて板はちょっと重すぎて振動は伝わって砂ははねてくれたのですがすごい微弱で模様を作るまでには至りませんでした・・・とほほ。やっぱりちゃんと振動させるにはスピーカなど出力の大きいものを使わないとダメなようです。