ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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最近の仕事より2013/03/26

d0079867_23222175.jpg市ヶ谷・一口坂ギャラリィでの展示会は無事終了しました。お知らせを見てきましたというお客様も多かったのですが、場所がら学生時代の友人、先輩後輩、かつてのオーケストラ仲間もたくさんいらして頂き旧交を温めることができました。来場してくださった皆様にお礼申し上げます。

というわけでいつもと違う一週間だった訳ですが、展示会の疲れか、寒の戻りのせいか軽い発熱と気怠さを感じて体調をくずしておりました。というわけで今週も少し遅れてアップデートです。工房での仕事はほとんどなかったので今回は展示会会場付近で見て回った桜を紹介です。


d0079867_23513797.jpgこちらは有名な千鳥ヶ淵。桜の名所ですがじつはここの公園に足を踏み入れたのははじめて。科学期技術館、イタリア文化会館などこの近くは度々訪れるのですが、いやはや、来てみて納得の桜模様でした。


d0079867_23563941.jpg国立劇場前の入り口にはソメイヨシノとは違った種類の桜が植わっているとギャラリーのオーナーから拝聴し訪ねてみました。正面にある「神代曙」というさくらは色がよりピンクで見応え十分でした。


d0079867_23595851.jpg東京の開花をはかる標準木のある靖国神社。駐車場は午前中の早い時間にも関わらずバスでいっぱいでした。出店もたくさん用意されていて楽しそうな雰囲気でした


平日の午前中早い時間に半蔵門から靖国通りまで散策しましたがかつてはこの近辺に通学していたにも関わらずずいぶん見逃していたものに気付きました。こんどは休みの日にでも探検に来たいものです。
by shinop_milano | 2013-03-26 22:00 | 篠崎バイオリン工房

最近の仕事より2013/03/20

今週は展示会の準備&開始のため1日遅れで更新です。

d0079867_1494133.jpg週明け月曜と火曜は私の工房にピッチノッティ氏がやってきて展示会出展楽器の準備調整を行っていました。そのうしろで僕の方は展示会出展マテリアルを準備していました。彼は今回14台のヴァイオリンを用意したので結構時間かかりました。僕もつくる楽器の名札作りに一苦労です。


d0079867_155621.jpg準備にいろいろトラブルもありましたがなんとか初日を迎えました。先月中は、開催に併せて桜は咲かないだろうな、と予想していたのですが、いやはや、靖国通りは私たちの展示会期間中が一番見頃のようです。初日はお花見ついでによって頂いたお客様や以前からのお客様にもいらして頂き好調な滑り出しです。


そんな訳で展示会の開催は3/24(日)までです。スタッフ一同よりお待ち申し上げます。
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by shinop_milano | 2013-03-20 22:00 | 篠崎バイオリン工房

最近の仕事より2013/03/12

面倒な確定申告も済ませ、ようやく展示会に向けて集

d0079867_2224219.jpg先週塗装の手入れをしていたェロは指板の案配も良くなく交換することにしました。指板を剥がし新しい指板を用意していました。チェロ指板はC線とG線の間にカドがついたタイプとそうでないラウンドタイプがありますが、今回は「角付き」で用意しています。どちらが良いかと言われると演奏者の好みだと思いますが、振幅の大きい(太い)弦の場合は「角付き」の方が弦と指板のクリアランスを調整し易く都合いいように思います。


d0079867_22111410.jpgチェロ指板の接着面を出すのはしっかり平面を出さなくてはいけないので慎重になるのですがうす〜い黒檀の鉋屑がでると嬉しくなります。世間では黄砂とか花粉とかPM2.5とか微粒子のアレルギーが取りざたされていますが、僕自身はこれらよりも黒檀のパフューム(微粒子)のほうが体に敏感です。黒檀を削り出すとちょっと汗かいて熱くなります。黒檀やフェルナンブコのようなマメ科の植物はあまり人体に良くないようです。なので、マスク着用で作業します。弓職人でなくて良かった・・・。


d0079867_2219217.jpgヴァイオリンのペグ穴が微妙に大きくなってしまったとき、穴の中心の位置を変える必要がなくわずかに穴を小さくすればいい場合、厚めの鉋屑を作って穴に貼付けるシェービング(鉋屑)・ブッシングという方法が有効です。


d0079867_2229473.jpgこんなかんじでカールする鉋屑を作ってうまく穴に入れて穴と同じテーパーのピンで留めて接着します。この方法だと全部穴を埋める普通のブッシングより少ない工数で対応できます。
by shinop_milano | 2013-03-12 22:00 | 篠崎バイオリン工房

最近の仕事より2013/03/05

今週はチェロがらみのお話を紹介。

d0079867_21341651.jpg古いフレンチ(?)チェロが工房にやってきてこれをレストアすることに。この楽器、一番面倒なのが塗装の修復でご覧ように表面にプチプチの跡が至る所についてしまっている。どうもすごい柔らかい透明なニスで表面を塗ってあってクラック(亀裂)至る所に奇麗に出ている。ヘタにプチプチ跡を取っちゃうとクラックまで不自然に取ってしまうので注意深く対応しなければ行けない。

d0079867_213940100.jpgプチプチの跡は結構深いので適度にニスを塗り重ねて跡を消しながら徐々に跡を埋めていくことになりそうだ。まずはパッドを当てながら表面を研磨シートで磨きニスを塗り重ねる準備をしてみました。根気と時間のかかる作業になりそうです。

d0079867_2144203.jpgチェロのネックほぞ加工用にオーダーして作ってもらったノミが届きました。新潟県三条市の鍛冶、田齋さんにお願いしました。田齋さんの作品は弦楽器製作者なら見たことのある人も多いはずで、ぼくら御用達のドイツの道具屋DICTUMのカタログの表紙を飾ってい墨流しのノミを製作をした鍛冶屋さんです。2年前に川越であった削ろう会で知り合ってこういうのが欲しいという話をした所実施してくれました。

d0079867_21435956.jpgネックのほぞはいわゆるダブテール型で底面を平坦に出すのが重要なので鏝(こて)ノミという種類のものです。底面の平坦さを維持しながら一番奥のカドもしっかり切れるようにノミ本体は台形です。底面と側面が鋭角になるのですが、そこもノミで切れるようノミの脇は適度な角度を付けて頂きました。
マンガチックな図面を用意したにもかかわらず田齋さんには意図をしっかり汲んで頂いてたいへん嬉しいです。これが僕の初めてのmy orderノミになりますが、楽器をオーダーしてくれるお客さんが楽器を受け取った気の気持ちがわかったような気がします。
by shinop_milano | 2013-03-05 22:00 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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