ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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黒檀台の小カンナ

先日、近所のホームセンターで見つけた小さい黒檀の台付カンナ。
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クサビにネジ付き、歯は薄いハイスピードスチールといった仕様は引いて使う日本のカンナを使う木工ファンの方にはおもちゃみたいなものですが、これは大きさ的に指板の曲面を削るのに最適に見えたので即買ってしまいました。刃を研いで使ってみたらバッチリでたいへん具合がいいです。何よりも削る材と同じ黒檀が台という所が乙な気がします。
指板は長さ方向に凹のカーブがつくので刃の出方を微妙にコントロールできるこんなものが使いやすいです。しかも押して使うのに馴れているので一般的には笑われるような使い方です。
by shinop_milano | 2012-03-23 21:44 | 篠崎バイオリン工房

ヴァイオリン3/4

製作中の3/4サイズのヴァイオリンの木工が終わりました。
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予定より2週間遅れですが、4月末の関西弦楽器製作者協会の展示会の出展に間に合うようこれから塗装を開始します。
今回は初めて3/4サイズの楽器を作ったので最初にセットアップを施して楽器の弾き具合、鳴り具合を確認しました。白いヴァイオリンで弾いたのは久しぶりです。
ネックを入れて仕上りに近づくにしたがい最初の設計から修正を加えたりで、実際に作ってみると良い勉強になりました。

塗装してからどのように音がかわるか楽しみです。
by shinop_milano | 2012-03-21 00:00 | 篠崎バイオリン工房

チューナー

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楽器の調律に際して音叉とかチューナーとか基準の音にあわせる道具が必要ですが、いろんな音を出したり基準ピッチをお手軽に変更できるデジタルチューナーは便利なものです。

今回はプロモーションもあって新商品のFZONE(エフゾーン) FT-550を紹介します。
これ便利なのはバイオリンの渦巻きに挟んで楽器の振動を拾って音をモニターに表示してくれます。某有名マンドリン店の方が紹介していて、へ〜、と思って実際に取り寄せてみました。早速使ってみ
たところ反応が早く液晶の表示も奇麗で周りがうるさくてもちゃんと音を、いや、振動を拾ってくれます。金管楽器が吹きまくっているオケの練習会場では便利そうだぞ〜。
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もちろんマイクもついていて切り替えて使うことができます。ピッチは410~490Hzに設定できるので一般的なバロックにも対応です。定価は1680円(税込)ですが工房では1340円(税込)で販売しています。

便利なデジタルチューナーは全部の音をこれ1台で表示できて「平均率的に正しい音程」をモニターできるのですが馴れてくると耳で「いい案配の音程」をとってあわせた方が合奏の場では実践的です。
ちなみに、僕が愛用のチューナーは今は生産終了してしまったコルグのOT-12(上の写真)。何よりも針で触れてみやすく低音から高音まで音の反応が早いです。なので製作中の楽器の調律に最適なのです。基準ピッチもバロックで必要なピッチにすべて対応し、平均率だけでなく古典調律にも対応しているすぐれものです(だけど鍵盤奏者じゃないので使った事がないけど・・・)。
by shinop_milano | 2012-03-19 00:59 | 篠崎バイオリン工房

表板の修復

先月から取りかかっていた虫食い見つかった表板の補修を終えました。
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結局、虫食いの穴はバスバーを通過して駒の位置の所まで繫がっているのがわかりました。なのでバスバーに沿って駒位置まで傷んでいる所を削って新しい木で埋めました。そうでないと弦を張った時に駒の圧力に耐えられないだろうし、振動も効率よく伝わりません。

d0079867_0534836.jpg幸い虫食いのある中心部が結構厚かったのであまりオリジナルの木があまり薄くなりすぎずに済みました。局所的にはニスの厚さしか残らないような所もあったので埋木の張り合わせは結構慎重になりました。結果バスバーを貼付けた後も表面に凹凸が出たりしなかったので御の字です。やった。

d0079867_12204.jpg裏板は部分的に厚すぎるところがあったので若干厚さの具合を調整しました。これに表板を接着して本体内部の修復は終了。

このあとは表面塗装の痛みの激しい部分を奇麗にお化粧してゆきます。このニスのリタッチ作業が修復の仕事としては腕の見せ所ところです。
by shinop_milano | 2012-03-15 01:08 | 篠崎バイオリン工房

カーネーション

d0079867_1443141.jpg今さら説明するまでもないけど現在放送中の朝の連ドラ『カーネーション』はほぼ毎日見ています。各方面でも話題になっているようにとても素晴らしく出来ていて出演者の演技はもとより脚本、音楽、撮影の技術、セットまで細部わたってこだわっている様子がうかがえます。
朝の放送の後は次の番組「あさイチ」でキャスターの有働アナが涙目で番組が始まったり、映画監督の大根仁さんなんかはラジオ番組で朝と昼の放送をみて各2回、1日合計4回感動で泣いているなど言っているように見ているとぼくも結構ドラマに引き込まれています。


先週の放送ではとても興味深いシーンがありまして、それは糸子が現代のモードはゲーム化してファッションの流行で既製品の服をたくさん作って売れた売れないを仕事にするのに疲れて仕事をやめようとしたとき、隣の理容室の幼なじみ八重子にかつて糸子がデザインして作った理容室の仕事着を見せられたところ。
この服は勇気と誇りを与えてくれた、と言われて糸子が自分の初心を振り返るところはなんか自分の楽器づくりにも当てはまるような気がしてハッとしました。ファッション風に言えばプレタポルテな楽器はたくさんありよい楽器もたくさんあります。しかしそれでも自分が楽器作っている意味は作った楽器と作った人とのつながりを大切にして演奏してくれる人がいてそれを誇りに思ってくれるからかもしれない。かつての自分も楽器を買った時はそうであったなぁ。ぼくも改めて勇気と誇りを貰った気がします。

写真はサントラのジャケットから拝借しましたが、番組の音楽はとてもよく出来ていて、というか幅が広くてアイリッシュでエスタンピーな古風な音楽からピアソラ風なアルゼンチンタンゴまで縦横無尽に用意されていて気に入っています。椎名林檎の主題歌は第一話を見た時は鳥肌ものでした。NHKでこういうことやるんだぁ、なんて思った次第です。

残り4週楽しみに見たいと思います。
by shinop_milano | 2012-03-04 22:00 | 篠崎バイオリン工房

雪が積もった

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4年に一度の2月29日は朝から埼玉も雪降り。朝起きてみたら5cmくらいは積もって一面真っ白。ウチの庭もこんな感じで雪も積もるとなんかいつもより美しく見えるものです。

ウチで飼っている二匹のワンコ、ルナとクロは朝の散歩を終えると畑で走り回ってビショビショになるまで走り回っていました。やっぱり、犬は雪降って走り回るんだなぁ。
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この日は休業日だったのですが、工房の仕事にはまったく手を付けないで確定申告の書類を準備していました。今回は初めての青色申告で決算しました。パソコン使って楽々勘定、なんて思っていましたが実際には結構手間取り雪降り周りがし〜んとする環境で集中しようやくまとめあげた次第です。
できればもう少し雪景を鑑賞したかったなぁ。
by shinop_milano | 2012-03-01 18:00 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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