ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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サラサーテVol.44号

d0079867_121763.jpg1月2日発売の弦楽器マガジン「サラサーテ」に広告を掲載しました。発売の一足先にせきれい社さんより冊子が送られてきました。

11月に催された弦楽器フェアの様子も出ていますが、Piccinotti/Bacchmannブースの写真に僕は写っていない・・・よかったような、残念なような。。。

早いところでは今月中に店頭に並ぶようです。Amazonではもう買えるようです。
by shinop_milano | 2011-12-29 01:26 | 篠崎バイオリン工房

Dolce Gusto導入

クリスマスを機に(?)工房にエスプレッッソがのめるようにネスレのカプセル式エスプレッソメーカ「DolceGusto」を導入しました。Nesressoとどちらにしようか迷ったのですが、入門機ということでバラエティーのあるDolceGustoにしました。お値段もお手頃だったので。
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お試しでついてきたカプセルで何杯か試してみました。なるほどこれはお手軽で、電源入れてすぐ立ち上がるのでさっとcaffeéができる。味はそこそこだけどやはり何かが違う、イタリアのバールのcaffeéの味ではない。そこで、水を水道水(濾過済み)からサンペレグリーノの炭酸水に変えてみた。つまり、軟水から硬水に切り換えてみた。すると、ちょっとイタリアっぽくなった。少しランニングコストは掛かるがこのほうがずっと美味しい。

ということでエスプレッソ(カップッチーのもOK)飲みながら楽器談義に花を咲かせたいかたはどうぞ工房にいらしてください。
by shinop_milano | 2011-12-27 13:34 | 篠崎バイオリン工房

聖イグナチオ教会を久しぶりに訪れる

今日は休業日でかねてからの約束で友達に会いに都内に出かけた。そのついでに渋谷の東急ハンズで買物をしつつ母校の上智大学の隣にある聖イグナチオ教会をおとずれた。

ミラノでお世話になったシスターが最近心臓のバイパス手術を受け入院中とのこと。しかも手術を受けて入院しているのは僕が入院していた病院と同じだという。僕が事故にあった時は修道院のシスターたちと一緒に無事を祈ってくれたのでお返しのつもりで今回は僕が病気の回復をお祈りにと思って教会に足を運んでみました。幸いにも母校はカトリックの学校だったのでやはりここだな、と聖イグナチオ教会の中にはほぼ卒業のとき以来はいってみた次第です。

今のイグナチオ教会に建替えられた時は、何だこのモダンな建物は!教会だったら前の方が絶対によかった、と思っていたのですが今回中をぐるっと目をまわしてみると、そこかしこにシンボリックな要素が詰め込まれていたり今まで気付かなかった建築的要素に気付きました。さすがに6年間カトリックお膝元の国でいろいろな教会を見たりしていたら目も肥えてきたのかも知れない。母校を訪れ自身の変化を感じ取った約20分でした。
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教会の広場にはこの時期イタリアではどこでも見かけるプレセピオ(キリスト生誕劇のジオラマ)が特設されていてちょっとだけイタリアに戻ったような気になりました。まだ、幼子であるキリストは置かれておらず25日にきっと完成することでしょう。置かれた人形も日本製ではないようで「いいね!」ボタン3回くらい押したいです。
ともあれ、カトリック信者ではない僕ですが入院中のシスターに気持ちだけでも届けば幸いです。
by shinop_milano | 2011-12-23 21:35 | 篠崎バイオリン工房

ドラッガー、ニーチェ、マキァヴェッリ

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今年も残すところ1週間。一年、一月の密度が歳を取るごとに薄くなるのは人生の摂理だがこの1年はやかったなぁと実感します。
日本で仕事をはじめていろいろなHowTo本を読む機会が多かったけど、たまに気分転換をと自己啓発的に読んだNHKの「100分de名著」シリーズのテキストは番組を見ていなかったのだが認識を深めました。
ドラッガー、ニーチェは去年流行ったようだけどドラッガーの経営理念は閉塞感のあるヴァイオリン業界にも応用が出来るなぁ(高校野球部にも使えるようだし)、とか大学生のとき読んでまったくわからなかった『ツァラトゥストラ』はそういう事だったのか、とかいままで聞いて予備知識程度に思っていたものが今とても応用できるように思えるのは元気になります。
中でも一番面白かったのはマキァヴェッリ。テキスト書いているのがイタリア語学習の時によくきいていたラジオイタリア語講座の講師をしていた武田好さんで、熱のこもった文章と1500年代のフィレンツェ周辺のイタリア情勢について詳しく書いてあるのがよかったです。マキァヴェッリと言うと計算高い狡猾なイメージだったものが覆されました。
いずれにせよ、モノ、金、システムに頼り過ぎて生きる力の足りない現代の日本(人)に生きるヒントを読み取ることができました。
by shinop_milano | 2011-12-23 02:29 | 篠崎バイオリン工房

FaceBookと連動します

d0079867_9482485.jpg近年のソーシャルメディの発展に伴い篠崎バイオリン工房のwebサイト、ブログ、SNSの連携を図っています

既に私自身と工房のFaceBookページは用意しましたが、このブログの投稿記事をFaceBookに連動させました。こちらでもご覧になれる、はずです。
って、これが試験発信です。

http://www.facebook.com/shinozakiviolin

当工房のネット上のコンテンツは徐々に再構築を押し進めています。
今後にご期待ください。
by shinop_milano | 2011-12-18 09:53 | 篠崎バイオリン工房

熊手

15日は地元、東松山の大鳥神社にて恒例のお酉さま「酉の市」のお祭り。今年は大阪で関西弦楽器製作者協会の総会に参加しに出かけたので行けなかったけど招福の熊手買って来てもらいました。
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父の会社で毎年買っていたので、去年はそれに誘われて行ったけど「ほんとに効くんか〜?」と行商の売る薬みたいに思って試しにと一番小さい1000円のを買ってきて工房に飾っときました。お客さんもだんだん増えてきて一応ご利益があったようなので今年はランクアップ3000円で行きました。しかも名前入り。来年の福をたくさんかきこんできて〜。

この熊手は埼玉で熊手を専門で作っている面亀さんのもの。最初は高く吹っかけてくるけど二つ買うから、とか去年も買ったとかいうとグッと数字が下がってきます。イタリアの買物見たいや〜。買うと手拍子売って盛り上げてもらえます。
実際値段はお賽銭のような物だけどそんなお気楽な人たちが声はってるとこで買うと景気の良さを分けてもらう感じかも。期待していおこう。
by shinop_milano | 2011-12-16 09:28 | 篠崎バイオリン工房

ヴィオラ顎あて カスタムモデル

先月仕上げたヴィオラのアクセサリをカスタマイズしています。具体的には顎あてとテールピースをかっこ良く、楽に弾けるように成形しました。

成形する前は
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こんな感じで妙に大きく、金具をつける「脚」の部分が必要以上に大きく重いものをつけていました。楽器を構える上でアクセサリが楽に楽器を弾けずに余計な所に力が入ります。また、「皿」の部分が高いと顎を載せたとき顎を上げなくてはいけないので無理な姿勢になります。

成形後はこんな感じです。
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余分な部分をそぎ落とし、若干高さを下げました。形はもっと細長い感じにしてをモダンな感じに整えました。材はパリサンダーで最初オイルフィニッシュにしようかと思ったのですがオイルだと杢目がよく映えず、ニトロセルロース系のラッカーを使いました。早く乾き仕上がりも奇麗なのですが磨きやし仕上がシェラックアルコールニスとは違いちゃんと仕上げるには結構技術がいるのがわかりました。

あごアテ、テールピースのようなパーツは一見どうでもよいように思いますが、楽器を構えた時の利便性や弾いた時の振動の特性にはかなり影響を受けます。なのでこういうところも必要に応じて手を加えています。
by shinop_milano | 2011-12-12 20:00 | 篠崎バイオリン工房

皆既月蝕、Total eclips、eclisse totale

ご存知のように、昨晩12月10日よる日本では皆既月食が観測できました。工房で作業中のわたしもちょっと手を止めて観察していました。実際見てみると、欠けてゆく月が赤くなり、「蝕」が完成しても赤く怪しげに見えるのは神秘的で大自然のマジックを見せられた気分です。

工房からカメラと三脚を外に持ち出し思わず撮影してしまいました。
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撮影した写真をfacebookに投稿するとたくさんレスをもらったり、別の方も写真を投稿していてリアルに「いいね!」が返ってきたり、こちらから「いいね!」すると埼玉からはなれた日本各地から観測している人の声がたくさん聞こえてきました。驚くことにUstreamではライブ中継もやっていてイタリアからも、月食見ているよ、と聞こえてくるのです。初めてソーシャルネットワークを通じて情報の、この場合はこの瞬間と言うべきか、共有しているのを感じました。

お陰でいろいろ勉強や思索をしました。
イタリア語や英語で「蝕」を何というかは知っていましたが、「皆既」が付くとどう言うかとか、食が完成した後、赤く見えるのはなぜ?とか知りました。
それから、SNSを介した人と人の距離を隔てて成立している共有感ってなに?SNSを介さなかったらニュータイプへの目覚めじゃないか!?とか(ガンダムに影響され過ぎです)、上と下から太陽と月の引力に引っ張られて身長1mm伸びていない?なんて考えたりして・・・

いくら情報器機を介して便利に情報を得られるようになっても自然現象を目の当たりにすること以上に感性への触発は得られないように思えた冬の夜でした。
by shinop_milano | 2011-12-11 00:00 | 篠崎バイオリン工房

カマキリの産卵

数日前、工房の入り口にカマキリが産卵していた。
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朝、工房の扉を開けたら産卵の途中だった。カマキリの産卵の最中を見たのは初めてだ。物の本では秋口に産卵で冬には産卵を終えて死んでしまうと読んだ記憶があるが冬の到来が遅くなって産卵時期も遅くなってきたのかな?
産卵後、このメスカマキリは工房の入り口をあちこちに移動していたが、何処かに行ってしまった。今日初観雪のあった熊谷近辺はこれまでより寒くなったからとうとういなくなってしまったのかも知れない。
おつかれさまでした。
by shinop_milano | 2011-12-09 22:00 | 篠崎バイオリン工房

3/4ヴァイオリン製作

12月に入り修理や出張の仕事もあったのですが、春先までのプロジェクトとして楽器の製作を始めました。以前製作して好評のG.オルナーティモデルのヴァイリンと今年製作したのと同じストラアディヴァリ改モデルのチェロ、そして新規にモデルをおこして3/4サイズのヴァイオリンを製作することにしました。モデルはグァルネリ・デル・ジェスの1736年を縮小して3/4サイズにしました。

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弦楽器フェアのブースに3/4ヴァイオリンのよい楽器を探しているというお子さん連れの親御さんが何組かいらっしゃいました。他にも分数楽器で良いものをというお問い合わせがあったので、では作ろうかということで製作することにしました。
モデルをどうしようかと考えた時に、およそ市場に出ているメーカー物はストラアディヴァリモデルのような「一般的」なモデルがほとんどなのでそれと差別化を図るのと、デルジェス・モデルに挑戦してもいいかなと思ったからです。
ちょっと前にThe Strad誌(英国の弦楽器専門誌)の付録についてきた1736年のこのヴァイオリンは今も違いなければミラノのコレクターの所有でその方は僕がミラノに着いてすぐに引っ張っていかれたアマチュア弦楽団の団長さんでした。練習の時に持ってきてみせて頂き、かれはその楽器を使って弾いていました。初めて見せられたときは、これってコピー、と思うほど状態がよくとても丁寧に作られているのですぐにグァルネリ・デル・ジェスとは思っても確信出来ませんでした。

そんないきさつもありこのモデルで分数ですが1台作ってみることにしました。現在はウチ型を製作中です。
by shinop_milano | 2011-12-08 22:00 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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