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現代ギター>調弦について考える

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4月23日発売のクラシック・ギターの情報誌「現代ギター」5月号に篠崎バイオリン工房の広告を掲載しました。ギター用材木も取り扱うので広告を出したのです。
掲載の確認用に現代ギター社より一部送られてきたのですが、検討段階より最近の記事を読んでみると結構面白い記事もでていて参考になります。今月号はギターのチューニングについてがなるほどでフレット楽器の調律はバイオリンのそれとは違いまた、フレット可動式のリュートとも違うところが面白いところです。

リュートの調弦について、ミラノの弦楽器製作学校でリュート演奏を教えているフェラーリス氏にリュートの演奏を教えてもらった時に(といっても三日坊主でしたが)調弦については「きみの調弦とても良くできている(バイオリン弾きのくせに)」とほかのギター弾きの学生をまえにお褒めの言葉を頂いたのですが、6コース11本の弦をチューニングするのはとても時間がかかったのを記憶しています。

チューニングは奥が深いです。。。
by shinop_milano | 2011-04-26 14:35 | 篠崎バイオリン工房

ガット弦メーカToroがテレビに放送された

BS4チャンネル(BS日テレ)の『小さな村の物語 イタリア』でイタリア・アブルッツォのガット弦メーカToro(トーロ)が番組の一部で紹介された。まさかこんなところで紹介されるとは驚き。

ガット弦と言っても日本で一般的に知られているピラストロ社とかトマスティック-インフェルト社から出ている現代の標準的バイオリンに使う巻き線ガット弦だけでなく、バロックの楽器にも対応する様々な種類のプレーン・ガット弦を製造販売しているのがこのToroである。
ガットとは「腸」、動物の腸を裂いてよって作ったのがガット弦だ。

ここで以外に知られていない弦の歴史について。
「この街ではいくつかの弦メーカがあって・・・」と番組でちょっとだけ触れていたが、バロックの時代よりガット弦の一大産地はアブルッツォであった。良質な弦はほぼここで作られていたらしく製造工程の秘密は守られていて、ずっとここからヨーロッパ各国に輸出されていた。これらはすぐに使える製品であったり、半加工品であったりして半加工品はおろし先で磨いたり、トリートメント(オイルをしみ込ませたり、巻き線加工などかな)を施してそのブランドで売られていた。

状況が変わったのは20世紀に入ってから。2度の世界大戦でイタリアの弦メーカは輸出がキビシい状況になった。その背景でトマスティック社ができたのは一次大戦後でバイオリン用の「使える」金属弦の開発が成功し現在に至るのはこういう背景がある(彼らは敗戦国のオーストリアである。それまでは芸術の都であった訳だから金属弦はガット弦の代用だったのである)。

有名なピラストロ社もダダリオ社も元はイタリアの会社でこれらもイタリアにいると商売が難しいという理由からドイツに行ったり、アメリカに行ったりしたのである。だから、アブルッツォは元祖であり本家のガット弦の産地なのだ。

以上は現在ヴィチェンツァで弦の生産を行っているアクイラ社のペルッフォ氏から聞いたお話です。

4/16にまた放送されるようなので興味のある方はご覧下さい。
しかし、弦の製作は企業秘密。ちょっと触りだけでしたけどね。

番組のサイトはこちら
http://www.bs4.jp/document/italy/

Toroのサイトはこちら
http://www.torostrings.it/index.html
by shinop_milano | 2011-04-14 23:26 | 篠崎バイオリン工房

『てっぱん』終了

日本に帰ってきたころから始まったNHK朝の連ドラ『てっぱん』が終わった。朝食をとりながら、昼休みにテレビをつけるとやっていたので結構みていたのだけど、朝の連ドラって、ストーリーが追える程度にみたのってどうも今回が初めてだと思う。

これは狙ったのかな、と思われる演出とかキャスティングがあってなかなか面白かった。
例えば、ドラマの舞台は大阪と尾道なのだが尾道では尾美としのりが坊主役で出てくる。尾道と言えば『時をかける少女』とか『あした』とか80〜90年代に大林宣彦が彼の出身地、尾道を舞台にした映画がすぐ浮かぶのだが、そこでは尾美としのりは主役、もしくは準主役で必ず出てくるのだ。
彼が『てっぱん』最終回で舞台になった御袖天満宮の階段で小林聡美と入れ替わったのは『転校生」、寺の坊主の倅役で出ていたのは『さびしんぼう』。ということで、彼が出てくるというのは舞台のイメージをかつての尾道映画に照らし合わせたし、今は坊主になっているというところにその点を「踏まえている」と見て取れる。

また、ともさかりえの使い方はキャラクターは違えどNHKのドラマ『ロッカーの花子さん』に似た演出に気付いた(特に彼女の部屋)。演出には同じ人が関わっていたと思われるが、部屋の小道具の揃え方があまりお金をかけていないけど凝っていて、IKEAのグッズがおいてあったり庶民的かつ現代の生活感がある雰囲気をだしていた。

ストーリーはまあまあけど、何となく各キャラクターの出方が面白く、なんか面白い演出でないかなと期待しながら結構みてしまった次第である。
朝の連ドラ侮れないなぁ・・・
by shinop_milano | 2011-04-14 00:13 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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