ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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一応こんな感じで楽器も作っています

改めて、自分の楽器作りについては写真とか出していなかったのでこんなことをしていますということで現状報告。
ヴァイオリンは前回作ったモデルで表板と裏板のアーチを仕上げているところです。
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以外にこの作業はスクレーパの多様と測定などで右腕の負担が大きいことがわかりました。なので程々にというところですが、今月中に終えるという当初の目的をずいぶん遅れているのを考えると頑張らねばという感じです。
外はいい天気で夏日なのに部屋を暗くしてランプの明かりで陰影を観察しながらの作業はちぃーと気が晴れません。そんな訳でちょっと散歩に出かけます。
by shinop_milano | 2009-05-22 20:41 | 楽器製作

リハビリプラン終了

日本はGWであった先週もイタリアは1日がメーデー(労働の日)で祝日ということでちょっとした連休に。その後はカレンダー通りです。
先月から始めた病院での十回のリハビリがプランが5日でおわりました。お陰で右腕は関節、筋肉ともに和らいで結構動くようになりました。でもまだ左腕同様と言う訳ではなく自主的に同様の運動を続けてるという状態です。
通った病院はミラノの西の端にあるサン・カルロ・ボッローメオ病院。我が家からはバスを使って20分位のところにあります。ここの病院には交通事故障害科のセクションが充実しているようでここのリハビリスタッフは結構優秀のようです。僕の担当だったフェデリコはまだ若いが信頼が持てました。ここのリハビリの特徴は日本と違いあまり機械を使わない。ストレッチするにしろ負荷運動にしろ彼が常に引っ張ってくれたり脇に着いてマッサージというか触診をしながらつきあってくれるのでした。
天気の悪い日などは触りながら「今日は調子悪いだろ?」などと聞いてきて「わかる?」と応えると「まあね」という感じ。よく天気が悪いと古傷が痛むと言いますがそれはどうして、と質問すると「大気と体の中の圧力のバランスが悪くなるからだよ」とのこと。それは的を得ているなぁ、と感心しました。たしかに寒かったときより雨が降ったりして湿度の高い方が調子が悪い(おそらく大気中の水蒸気圧がかわるからであろう。
という感じで毎日朝の8:30から十回の通院は終了したのでした。
by shinop_milano | 2009-05-05 17:46 | ミラノ生活

スカラ・フィルの公開リハーサルを聴く

以前からイタリア人の友達に、スカラ座に行ってみたい、ということで機会があったらいっしょに聞きに行こうという話をしていた。彼女は「のだめカンタービレ」のファンでそのドラマを見て一度クラシックのコンサートをナマで聞きに行ってみたいとのこと。そしたら丁度スカラ・フィル公開リハーサルがあったので話をしてみたら興味を持って一緒に行ってみることにした。曲はマーラーの交響曲4番とメンデルスゾーンの交響曲4番『イタリア』。公開リハーサルなら入場料も安いし、確か「のだめ」でも『イタリア』は演奏で出てきたかなと記憶していたので初心者にはいいかなと。当日行くことに決めたのだがおそらくチケットはあることは予想できたので当日券売り場に行ってみる。席は一番安いガッレリア(天井桟敷)もあったが、パルコ(ボックス席)も20ユーロという安い席もあったのでちょっと奮発してこちらので聴くことにした。ちなみに僕はパルコで聴くのは初めて。こんなところで生オケ聴くのがデビューの彼女がうらやましい。
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座った席は一階右側7番目のボックスでだったので結構オケはよく見える。久しぶりにスカラのオケを聴きにきたが団員の何人かはお客さんとして知っていて彼らが舞台上で演奏するのを見るのは初めてだ。公開リハなので演奏者は全員平服。指揮者もカジュアルだったがソリスト(ソプラノ)はあまり派手でないドレス風な服装だった。まずは指揮者が挨拶をしてマーラーから演奏を始める。本番はメンデルスゾーンからのようだがリハなので編成の大きい曲から開始ということだろう。1楽章が終わってさっと全部を通すのかと思いきやもう少し稽古を付けたいところに戻って部分的に練習を行う。しかも結構繰り返して行う。オケで演奏をする人からしたら結構お得な勉強になる公開リハである。結局マーラーのシンフォニーが終わるまでそれぞれの楽章でいくつかあの場所で繰り返したのを含めると前半だけで1時間を超えた。
途中ハプニングも起こった。なんと3楽章の通しの演奏中ハープの弦が切れた。弦が切れると調弦が狂うがとりあえずそのままでハープは頑張って演奏。本番だったら敢闘賞かも知れないが今日はリハ。通しが終わったところで舞台袖に戻って替えの弦を取ってきて交換、そしてすぐにまたプローバに戻る。こういうところでプロの仕事みて一般のお客さんの満足するのであろう。しかも今日の指揮者若いのに結構ブラーヴォである。ちゃんとオケもついてきているし、勉強もしている。ちょっと振り過ぎな所もあるがわかりやすく、アダージョなんかも丁寧に演奏する。
休憩後、後半のメンデルスゾーンはそんな訳で1楽章だけちょっと繰り返して2楽章以降はさっと流した。オケもこの曲は馴れているのだろうけど、なかなかしっかり指揮者についてきていたのでちゃんとまとまっていた。なかなか圧巻だったのはフィナーレのサルタレッロ。普段はみんな別々の方向を向いているイタリア人が優秀なリーダーのもとで一つにまとまったときはとてつもない成果を生み出す、というそんな演奏だった。最後の最後に集中力を発揮してやってくれましたよ、という演奏でした。この演奏はベルリンフィルでもウィーンフィルでも出せない面白みだと主行った次第です。ああ、ぼくもずいぶんイタリア化されたなぁ・・・
演奏のあとプログラムを見ると今日の指揮者なあんと81年の生まれ、ということは28歳。いしょに聴きに行った彼女は「のだめ」の千秋くんのファンだと行っていたが実際そんな指揮者もいるのかなぁ、と思ってしまった。イケメン度はそうでもなかったけどね。
by shinop_milano | 2009-05-04 05:54 | ミラノ生活

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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