ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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笑える、安住紳一郎!

iTuneのmusic storeを探っていたらpodcastのカテゴリーにTBSラジオ『安住伸一郎の日曜天国』という番組のRSSがあった。日本にいるときは良くラジオを聞いている(特にAM)
のだが去年日本に帰ったときにこの番組を聞いたのでちょっと試しに聞いてみた。最新のアップロードは安住氏の高校野球、いや高校野球中継によせる思いを語っていたのだが、なかなか面白い!テレビでご覧の通りお笑いタイプの語り口ではないけれど調子に乗らせると思いも寄らない引き出しを開けてくる。安住氏は僕と同じS48年生まれ。昔の話しが出てきてもその感覚が良〜くわかる。こちらを興味ある方はこちらからアクセスどうぞ。

http://www.tbs.co.jp/radio/nichiten/

by shinop_milano | 2007-08-27 00:26 | 雑記

アカデミア・ビザンティーナの『四季』を聴く

友だちに誘われて市内で行われたO.ダントーネ指揮の古楽アンサンブル「アカデミア・ビザンティーナ(A.B)」の演奏会を聴きに行ってきた。ヴァイオリンのトップはS. モンタナーリで以前彼のソロを聴いた経験からかなり期待して演奏を楽しみにしていた。A.Bの録音したヴィヴァルディ『四季』は学校の授業でジロード(楽器学を教えている)に聴かせられたが、とても個性的でエウローパ・ガランテなどの演奏と同様、「新鮮な解釈」の『四季』であった。
で、聞いてみた感想。やはりすばらしかった、というよりは楽しかった。モンタナーリのヴァイオリンはもちろん冴えていて聴衆を飽きさせない。珍しくイタリア人たちは集中して聞いていたからこれは間違えない。彼の演奏はおそらく日本人には絶対マネできないセンスを持っているのだろう。他のメンバーの演奏も光っていてヴァイオリンのもう一人のソロを弾いていた女性の人もモンタナーリのそれとは違ういい味をだしていたし、ヴィオラの「犬の声」もお約束のとおりやってくれた。ジロードならずともこれは『四季』を侮る方に聴かせてあげたい演奏であった。
by shinop_milano | 2007-08-21 23:00 | ミラノ生活

コンクールの続き

クレモナに在住の製作家・高橋明さん(先日チャイコフスキー製作コンクールで2位を受賞された)に授賞式のときの写真を頂きました。賞状は審査員のロレンツォ・フリニャーニ氏より頂きました(写真右)。
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コンクールの概要、すべての受賞結果は高橋さんがブログに詳しく書かれています。こちらもご覧下さい。

by shinop_milano | 2007-08-16 17:21 | 楽器製作

コンクール3位入賞!

お陰さまで、

1° Concorso nazionale di Liuteria "Giovani Liutai" 2007
ヴォイラ部門3位!!
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ということになりました。イタリア国内のヴァイオリン製作の学生に限られたカテゴリーですが入賞出来て嬉しく思う次第です。励ましのメール等を頂いたみなさま、どうもありがとうございました。
さて、今回のコンクールはプロ(職業製作家)、非プロ(アマチュア)、学生の3つにカテゴリーされていましてその学生のヴィオラ部門に参加した訳ですがこの部門に参加は7台、その内最終音響審査に残ったのは3台で以上のような結果になりました。正直、技術的には「かなり怪しい」と思いつつ出しこの結果なので大満足ですが、展示された他の楽器(もちろんプロも含む)を見るともっとやるべきことがあるなぁと思った次第です。とりあえず今日は結果までで以下に頂いたディプロマをお見せします。しかし、中学生以来久しぶりに表彰台に登りました。
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by shinop_milano | 2007-08-12 07:37 | 楽器製作

ファイナリストに残る!

今日の午前中、携帯にsmsが飛び込んできた。コンクールに提出したヴィオラは最終音響審査に残ったとのこと。果たして何台提出されて何台最終審査まで残ったのかわからないが何か賞に引っ掛かる可能性が高くなった。明日10日15:00から後悔で最終音響審査は行われるが行くかどうか検討中である。行き来する時間を製作に充てたいなぁ、と。もし賞が取れたらあさって11日に表彰式とのことだ。提出された楽器の展示されるので賞が取れた取れないに関わらずこれは見に行くつもり。今夜寝てから考えよう。
by shinop_milano | 2007-08-09 12:16 | 楽器製作

ハンド弓ノコでネックを切る

ネックをブロック材から切り出そうと思い電動のバンドソー(帯ノコ)を始動させたらモーターがまわらない。あれれ?どうもしばらく使っていなかったためメンテナンス不足のようだ。無理して使うと危ないので急遽中止、さて困ったどうする?誰かバンドソー持っている人のうちに行って借りてもいいのだけどウチから出かけるとどこに行っても往復2時間コースだ。じゃ、手で切るかと手持ちの小型弓ノコ(日本のホームセンターで買ったもの)でやることにした。予想では2時間で出来るかと。
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そんなに時間がかかるのか?と思われるかも知れないが厚さ46mmの楓材を曲線にあわせて切るというのはゆっくり休み休みやらなければいけない。写真のように台に材木を固定し常に垂直に刃が動くように注意して挽く。もちろん下面からもデザインしてありラインを超えないように確認しながらゆっくり挽く。挽いていると摩擦熱で刃が膨張し切った幅が「狭く」なる。今回は軽金属切断用の高さ6mm、刃幅0.5mm歯振(あさり)付きの歯を使ったがきついカーブを切るときは休み休み歯を冷ましながらでないと辛い。もちろん、ノコ刃ががブレて切断面が傾いても歯が動かなくなるのでゆ〜っくり切る角度を確認しながら行うことになる。
まずは渦巻きの正面から背中方向のラインを切る。このような切断作業は以前にも遣ったことはあるので初めてではないがどこに注意すべきかは段々心得てきた。この手の切断作業は心理戦である。焦ったら負け、一度切ってしまった跡を切り直すのはとても難しい。でも機械での切断になれているとどうしても切るのを急いでしまう。急ぐとますます悪い方に向うのだ(経験談)。結局、正面から背中の末端まで1時間強を要した。次ぎに渦巻き下側と糸倉の面を切ったこれもおよそ1時間かかった。カーブの変化が複雑なのと一番カーブがきついのもここである。じつはここまでの作業は夜の11時から行い終わったのは深夜1時半くらい。さすがに最後は集中力、いや忍耐力が落ちてきてちょっと曲がった。翌日ネックの直線部を切ったが直線と思って先を急いでしまい結構曲がってしまった(はずかしや〜)。歯も切れなくなっていたのだろう。これでも1時間を要した。結局3時間コースの作業であった。切ったあとの様子は以下のようである。
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以前よりいくらかノコギリの使い方はうまくなったと思うがまだまだと実感。昔の人はみんな手で切っていたのだから凄いと思います。
by shinop_milano | 2007-08-09 03:59 | 楽器製作

コンクールに楽器を提出に行く

以下の新作のヴイオラをコンクールに提出にでかけました。
このコンクールはロンバルディア州の北の方にあるイゼオ湖の湖畔にある町ピゾーニェPisogneが会場で初めて開催されます(詳しくはこちら)。セクションはプロ、セミプロ、学生部門と3つあって僕は学生部門に参加です。今回はいっしょに参加するイタリア人の友だちの車でいっしょに出かけました。
まず出発前に2人で提出に必要なものをチェック。そしたらいきなり楽器に「モットー」を付けなくては行けないのを良く理解していなかったのがあ判明。提出の楽器とケースには製作者の名前を直接書かないので(審査を公平にするため)札をつけて「モットー」を書いてIDとするとのこと(イタリアでの習慣らしい)。僕は現地の人が勝手に書くのだと思っていたら自分で好きなものを選んで書くのだと教えられた。このモットーというのはいわゆるラテン語の金言モットーでラテン語の格言みたいなものである。インテリな人達はこれをシャレて遊んだりする。そんなものをいきなり書けと言われても頭に浮かばないので金言モットー集を借りて参考することにした。何を選んだかはここではまだヒ・ミ・ツ。その他予備の弦や製作者の連絡先を入れた封筒(これにも選んだモットーを書いておく)等すべてチェックしいざ出発。
いっしょに出かけた彼もピゾーニェには行ったことなく道に不案内であったにもかかわらず地図も持たずに出かけたらやっぱり道を間違えた。提出会場には常に係員がいる訳でなく時間を予約して楽器を渡さなくてはいけなかった。僕らの予約は14時だったが約10分遅れて到着した。イタリア的には時間通り。場所は町の小さな教会(正しく言うと併設の養老ホーム)だが有名な画家が描いたフレスコが名物らしくここが作品展示会の会場にもなるとのこと。ここに来てわかったのがどうもこのコンクールは町祭りの一環らしく当日は地元の物産展みたいのも出るらしい。
楽器を提出後遅まきながら昼食を食べ一休み。折角景色のいいところに来たのだからジェラートもたべてしまった。日曜日だからあまり遅くなると道が混むということで早めに帰宅の途に着いた。しかしイゼオ湖なかなかのんびりしたいいところでした。写真取ってきました、こんなところです
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by shinop_milano | 2007-08-05 20:43 | 楽器製作

ヴォオラ提出準備完了

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いよいよヴィオラの用意ができました。用意って?これコンクールに出します。明日これをもって北の湖畔の町まで提出に行きます。
結局最後はセットアップとニスのリタッチに時間をずいぶん費やすことになりました。でもMartino工房での経験を生かしつつ仕上げが出来たのでいい勉強になった楽器です。最初弦はEva Pirazziの弦を張って調整していたのですが、提出には予備でもう一セット弦を添えなくてはいけなくて、さてと在庫の中から取り出そうかなと思ったら、無い。どうも勘違いをしていたようです。で、手元にあったのはいつも自分の楽器に張っているDominant2セットとJagerのA線。もしかしたら市内の楽器屋で弦を売っているかもと思い電話すると、つながらない。すでにin ferie(ヴァカンス中)の証拠である。仕方ない、もうある弦でやるっきゃないと、試しにはって見るとやっぱりなんか違う。Eva Pirazziのヴィオラ弦は実はスチール弦で結構「強い」ようでDominantはそれよりも「しなやか」という感じです(主観)。Evaは強いわりには強弱(ピアノとフォルテ)の加減が楽で、いいじゃんと思っていたのだけど・・・
結局、それまでに駒を二つ作ってあり、あとに作ったのより若干低く薄いヤツをDominantにあてがったら結構いい感じだった。よしこれだ!ということでA線ヤーガー+その他Dominant弦ということで張り替え軽く3時間+弾き込み(久しぶりに纏まって楽器弾いたなぁ)。やっぱりドDomnantって安定するの早いなぁ、そして、チューニングが楽!と実感。結果、Evaの方が華やかでソリスティックなセッティングだったのに比べ、Dominantではちょっと落ち着いた感じになりました。弾き込みが足らず少しC線がレスポンスが上がらないのがイマイチかな。でもこういうのが好きなヴィオラ弾きもいるのでコンクールでは音響審査に「ドミナンティスタ」が来るのを祈る次第です。
by shinop_milano | 2007-08-05 10:49 | 楽器製作

ちょっと落ち着きまして

幾人かの方から盗難の件で励ましのお声を頂きました。どうもお心遣いありがとうございました。こういう件のあとは悶々とするものでメールや電話(このブログもそうですが)で書いたり話したりでストレス発散になりました。今日から8月、心機一転いいことがあるように祈りつつ過ごしたいものです。
さて今回の盗難の件で勉強したことをいくつか。携帯を盗まれるというのは結構キツいものです。僕はあまり携帯というものは好きではないのだけど使い「慣れたもの」が急に無くなりかわりのものに切り替えるというのは気になるものですね(それって年をとって新しいモノへの順応度が落ちたということかも・・・)。そして何よりもハードウェア以上にソフトウェアを盗まれた方がリカバーに手間がかかることを改めて再認識しました。みなさんも携帯のバックアップはこまめに行われることをお勧めします。
僕の携帯はプリペード式で残高は幸運にもほとんど入っていなかったので電話を使われるという損害はほとんど無かったのですが、失った携帯の番号についてどうしようかと考えました。最初はもう一つ持っている携帯をメインに使おうとした(実際、番号切り替えのお知らせを皆さんに出してしまった)のですが、あとで新しくsimカード(携帯IDのICチップ)を新規発行してもらうときに無くした番号に切り替えて使えるということを知りこのサービスを使うことにしました。確かに利便性を考えるとこの方が後々の手間が減ります。ということで、僕の携帯の番号は変更の必要はありません。馬鹿みたいに2回携帯番号について変更のお知らせをしてお騒がせしました。
by shinop_milano | 2007-08-01 21:21 | ミラノ生活

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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