ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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篠沢教授に全部!!

以前ちょっと書いたがアートコミュニケーションという出版社からでているLifeworkという雑誌の第2号の取材に協力させて頂きミラノで専門的技術の職業人(職人と言うかな、一般的には。でもちょっと違う分野の人もいるのでこう書く)を数ヶ月前に訪ねたのだがいよいよ発売になり私のところにも一部編集の方から送ってもらった。私の分野では学校でヴァイオリン製作を教えていたルカ・プリモンを紹介し、他にも靴製作家、絵画修復家、古楽系ソプラノ歌手の方などを訪問しインタビューした記事が出ている。もちろんインタビューのときにも同席したのだがあらためて記事を読み直してみると納得し己を省みる内容であった。ほかの記事もなかなか読んで面白いので一読をお勧めしたい。雑誌について詳しくはこちら
で、この雑誌に元クイズダービーの回答者、篠沢秀夫教授と長山藍子さんの対談が出ているのだが、フランス・ブルターニュ地方の話しが出ていてそうそうと頷いてしまった。さすがフランス語の先生。
by shinop_milano | 2007-04-28 01:55 | 雑記

とうとうミラノデビュー!?

最近くしゃみが良く出る。そして鼻水も。まぶたもちょっと重い・・・どうも症状的には花粉症のようだ。)
この時期イタリアはポプラ、藤の花で花粉症を患う人が多いらしい。確かに去年も何となく同じ感じがあったが今年はさらに悪化したように思う。確かにポポラの綿毛がフワフワと飛んでいるのが目に見える季節である。日本ではスギ花粉には特に問題なかったのになぁ・・・(いや、若干の不快感はあったが薬で対処したりする程ではなかったというべきか
by shinop_milano | 2007-04-27 16:03 | ミラノ生活

「犬」も高けりゃカンナに当たる

木工作業台上でカンナがけを行なう時に材木を万力で固定する時に使う鉄製の「留め金」のことをイタリア語でCane(直訳で犬)という。英語でもDogという。本日表板のスプルース材をカンナがけしていた時、板を挟み直したとき「犬」が少しばかり板の上に出ていた。次のカンナの一撃でガツン。やってしまったモロに刃にあたって矢先が凹んでしまった。僕のモチベーションはもっと凹んだ。これの修正にはかなり刃を削らなければ・・・結局半日潰してのカンナの刃の修正と相成りました。
by shinop_milano | 2007-04-21 23:15 | 楽器製作

またもや準連休

来週は水曜25日が解放記念日、5月1日がメーデーと祝日が続き今週末からくっ付けて一部の人たちは10連休を企てているようである。さながら日本のGWである。幾人かの学生は試験勉強などと言いつつ実家に帰ったりする。
この事態を予測していなかったのだが、19:30ごろ近所のスーパーに予約しておいたポイントの景品を買物ついでに取りにでかけた。行きは問題なかった。スーパーで買物すること30分、景品引き換えコーナーには列ができている。明日でポイントが失効するためみんな駆け足で景品引換えに来た模様。僕は数日前にインターネットで予約しておいたので受け取るだけだったのだが他の連中はその場で「どれがいいかな〜」などと選んでいるから渋滞はなかなか解消しない。並ぶこと40分、僕の番が回ってきてカードを見せる。そして信じられないおばちゃん(愛想悪い)の一言「まだ来てない、来週来て」。なに〜〜〜!10日も前に予約したら普通(日本なら)到着しているだろう?でもここはイタリア、久しぶりにイタリアライクな腹立たしさに遭遇。俺の40分を返せ〜と思いつつ帰路につく。すると何やら車の通りがいつもより多い。金曜日の夜にしては騒々しいな、と思いつつ上記の連休を思い出した。トラムの停車場についてみるとさらにショック。次のトラム28分待ちの表示。そんな長い時間の表示は未だ見たことがない。おそらく今の時間帯山か海にでかけ始めるのか、と考えをめぐらせた。でもタクシーも結構多く走っている。そうか、今ミラノはサローネ(家具の国際展示市)も開かれているのだ、と思いつく。これは計算外。おそらく市の中心ではサテライトと呼ばれる展示会場に出ないテナントがいくつもあり振舞っているのであろう。確かに今宵のミラノは熱い夜のようだ。買ったばかりのパンをかじりながらトラムを待つこと約30分。1時間で帰って来るはずのところが2時間かかってしまった。
by shinop_milano | 2007-04-20 22:00 | ミラノ生活

久しぶりにバレーボールを・・・

本日の昼休みのこと誰かがバレーボールを持ってきていた。それで庭で何人かとバレーボールで遊ぶことになった。バレーボールは高校卒業以来やっていないなぁなどと思いつつ。イタリアはバレーボール(イタリア語ではパッラヴォーロPallavoroという)はプロリーグもあるように結構メジャーで強いはずだからみんなうまいのか?と思っていたらそうでもなく「遊びに行ったビーチバレー程度」だっが男女多国籍で輪になってボールを回して遊んだ。5タッチ以上ボールがまわるのはなかなか少ない。
イタリアはさすがにサッカーの国、女の子で手でボールをトスするより足で蹴った方がコントロールが良かったして関心してしまった(まぐれが続いた?)。
by shinop_milano | 2007-04-19 20:00 | ミラノ生活

[ミラノ川柳]停まる前に気をつけよう

トラム、バム 停まる前に 扉開き


毎度のことだけどミラノのバス、トラムそして地下鉄までも車両が止まらないうちに扉が開くことがしばしば。深夜、日中の乗客が少ない時は頻度高くまあそんなに危険はないが、今日夕方の満員時にもそんなのがあり油断していたら急に扉が開き危なかった。
扉に寄りかかるのは危険なので注意しましょう。
by shinop_milano | 2007-04-18 18:32 | ミラノ川柳

きまぐれオレンジ☆ロード

以前にも書いたが去年の暮れくらいからYoutubeでよく日本のアニメを食事の時などに見ている。その中で最近のマイブームが『きまぐれオレンジ☆ロード』である。20年前に放送されたテレビシリーズやその後のOVA、映画もアップされていて全部見てしまった。未だに人気があるようで最近DVD-BOXも出て映像ものは全部販売されているようだ。検索していたらふとテレビ主題歌の映像(それは日本版だけでなく外国版も)等が引っ掛かって見始めたらハマってしまった。
小学生の頃から週刊少年ジャンプで読んでいたが、『北斗の拳』や『ドラゴン・ボール』のような男子向け格闘、冒険ものは良く読んでいたが『オレンジロード』はちょっとエッチな思春期の妄想をかき立てる今で言えば「萌系」マンガで軽く流す程度に読んでいた。マンガ版は途中休載されたこともあり全部通してストーリーをハッキリ読んだ記憶が無く、アニメ版もそんなに見た覚えは無い(当時その前枠にやっていた『シティー・ハンター』は毎週見ていたのだが・・・)。ただ、印象に残っているのは中原めい子や和田加奈子が主題歌やエンディングを歌っていて(実は挿入歌も!)当時ラジオではこの辺のニューミュージック系の曲が良くかかっていて好きだった。
で、アニメ版を20年ぶりに改めて見てみて気づいたのは内容が大人指向だったということ。主人公、春日恭介と鮎川まどかは中学3年生にも関わらず茶店でバイトするはディスコに踊りに行くは、バイクに乗るはと大学生くらいの生活ぶりである。そして休みになると海や遊園地に行くは、奇麗な洋服をきて出かけるとかバブル全盛期のお金のある中高生ぶりを演出しているのが見てとれる。当時は「校則=拘束」などと言っていた時代なのに恭介とひかるなどは不純異性交遊(死語)も甚だしい。でも月曜19:30に放送していた訳だからなんと自由な時代だっただろうと思う。そして音楽はなんと『エヴァンゲリオン』を担当していた鷺巣詩郎がやっていた(何箇所か『エヴァ』で使われていたのに似ている効果音が出て来るのは面白い)。主題歌、挿入歌はセクシーボイスで歌唱力抜群の和田加奈子が鮎川まどかが歌うシーンではそのまま声を入れ替えていてアニメのキャラクターに歌う魅力を与えている(『マクロス』のリン・ミンメイのように)。とにかく歌唱力のある歌手の大人の曲を使っていてOVAではB.B.クーンズの坪倉唯子までが主題歌を歌っていた次第である。歌詞やアレンジを聞くとあの頃を思い出すな〜、というか和田加奈子、中原めい子、小比類巻かほるなど女性シンガーの個性が光っていた時代だったと思う。おそらく前の時間枠の『シティーハンター』とわせてそういう路線で企画されたんだったんだろうなぁ。
そして何よりもハッとさせられるのが出てくるキャラクターのファッションやヘアースタイルが毎回変わることであり、『めぞん一刻』同様ストーリーが季節に併せて進行しその都度季節にあった服装に変わる。しかも当時の感覚で言うとオシャレでありその世代を過ごした僕としては女の子の魅力を引出す絵を作っていた。僕のお気に入りはやはり鮎川まどかであり、ツッパっている時の表情、恭介に嫉妬しているとき、怒っているとき、弱みを見せるときいろいろ表情を見せちょっと孤高なところに女性の魅力を感じてしまう(絶対、中学生じゃないって)。そして声優の鶴ひろみさんの声がさらに大人っぽく演出していると思う。
今見たら良くある三角関係ネタでベタだ〜とか、つじつま合っていないじゃんとか、そんなのありえないとかなってしまうだろうが、でも表情で心理を想像させたり、今じゃちょっと古くさく感じるようなファンタジーな絵の書き方もあり、パロディーもありで見ていてあの時代の空気を思い出させてくれる。ちょっと少年の頃に戻った気分。
因に、イタリアでも放送されていてその後フランスやスペイン等にも輸出されたようである。イタリアでの最初のタイトルは"E' quasi magia, Johnny!"(直訳:まるで魔法だよ、ジョニー)となっていて恭介はジョニーと名前が変わっている。まどかはサブリナ、ひかるはティネッタになっている 。再放送では直訳の"Capricciosa Orange Road "になったらしい。フランスではタイトルが"Max et compagnie"(直訳:マックスと仲間たち) で恭介はマックスと名前が変わり、スペインでは”Johnny Y sus amigos”(直訳:ジョニーとその仲間たち)でまたジョニーに戻っている。イタリアでは主題歌は地元版の子どもっぽいものに変えられて(通常日本アニメはこうになる)これがフランス版にも使われている模様。確かにこの場合もっともかな?
by shinop_milano | 2007-04-14 08:12 | 雑記

ロバート・レヴィンのピアノを聴く

今日はかねてよりチケットを買っておいた演奏会に足を運んだ。ミラノ交響楽団(La Verdi)がピアニストのロバート・レヴィンをソリストにモーツアルトの協奏曲27番をやるということでチケットは2ヶ月前にかっておいた。レヴィンは以前キム・カシュカシャンとブラームスのヴィオラソナタを録音していていい演奏しているなぁと思いつつ日本には来ないので僕にとっては嬉しいミラノ公演である。
彼はいくつかの協奏曲のカデンツァ等も作曲しており「弾くだけじゃない」ひとということは解っていたが演奏が始まるとスタインウェイのモダンピアノなのに軽いコロコロした音が転がるようにでてまた強弱の付け方や音のバランスの取り方も完璧である。でもそこに彼のキャラクターが聞こえるから凄い。そしてオケとの掛け合いのところはそれぞれのパートに合図を出しこの曲に関しては指揮者(ヘルムート・リーリンク)はいらないくらいであった(っていうか、木管のアンサンブルがイマイチだったので頷ける結果でもあると思う)。カデンツァは自作のものと思えるが一般的な方にハマった感じでなく本当に自由な感じで弾いていてこういうのを聞いたのはヴァイオリンのモノーフリの演奏したモーツァルトの協奏曲以来である。アンコールでリストかシューマンかの小品を弾いてくれたがこちらはもっと情熱的だが上記ブラームスの録音のように「いい感じの」テンポと和声のバランスでモーツアルトにはないピアノの面白みを聴かせてくれた。聴きにきて良かった〜。
しかし、イタリアではレヴィンはあまり知られていないのか今日の会場は空席が目立っていた。僕は一番安くかつソリストの良く見える最前列で聞いていたが大概ここを占めるのはいわゆるマニア、専門家だがここにも空席があった。そして残念だったのはオケである。相変わらずのアンサンブルのイマイチさに加えて、メインのシューベルトの交響曲4番では木管2列目(クラリネット、ファゴット)辺りが復活祭の休みからまだ戻っていないかのように寝ぼけた音を出していていた。アマだけでなくてプロの方もダメダメであったLa Verdiであった。僕は席を変えて最後列で聞いていたが気づいたら僕の後ろにレヴィンが座っていた。これはあと仕事後に指揮者と1杯やるための「肴」を取りにきたのか、はたまた2回ある公演でベストを尽くすべくダメだし(もちろん木管)行なうつもりで来たのかなどと勘ぐってしまった。あと、来ている客の客層だがやはり高齢者の人たちが目立つ。若い20代くらいの人なん本当に数える程だったような・・・そんな状況を日本と比較するとイタリアのクラッシック音楽は本当にヤバいのかもしれない、と思った
by shinop_milano | 2007-04-12 23:30 | ミラノ生活

Giordano工房を訪ねにジェノバに行く

今日はミラノでバロック・チェロの留学に来ている大学の先輩、懸田貴嗣さんといっしょにジェノヴァにあるアルベルト・ジョルダーノ工房にでかけた。今回は彼の楽器のメンテナンスについてマエストロに相談するのが主な目的。彼はジェノヴァの製作家の楽器についてエキスパートで私としてはそんな楽器と彼がどういう風にアドヴァイスするのか興味があり訪問を楽しみにしていた。
懸田氏の楽器はメンテナンスについてのアドヴァイスと軽い調整で終わったのだがジョルダーノ氏は楽器がバロック仕様ということでわざわざ工房にあるバロック使用にセットアップしてあるヴァイオリンをもって楽器の説明をしてくれた。この楽器はCastelloという1700年代終り〜1800年代初めくらい(パガニーニの若い頃)にジェノヴァで活躍していた製作家で以前専門誌にジョルダーノ氏が寄稿した同じ製作家のほぼ完全にオリジナルの状態で200年間ケースの中で寝ていたヴィオラの記事を思い出した。僕が「あの楽器の製作家ですよね・・・」と話しを振ると「ヴィオラもあるよ」と奥の方からその200年の眠りから醒めた楽器を持ってきた。すでに修復は済ませてあり弾ける状態にある。まさか実物が見られるとは!と思いがけない好機でした。しかしこの楽器、駒とテールピース以外はほんとにそのままの状態で残っていたらしい。パガニーニのジェノヴァ時代の楽器ですよ。
その後ちょっと時間もあるからとジェノヴァの見晴らしのいいところまで行こうかと2人してケーブルカーに乗り山の方へ向かう。ジェノヴァは海から直ぐに山に向かう斜面が始まるので市内の何箇所かにケーブルカーやエレベーターが公共の交通機関になっている。山頂に着くと海の方はちょっと霞んでいたがジェノヴァ湾が一望できた。潮風をいっぱいに浴びてミラノに帰ることができた。
同じケーブルカーで下り「ではバスで駅まで」と思ってバスに乗ったらどうも乗ったバスをまちがえたらしくまた上の方に向かってしまった。これはヤバいと思いバスを降り乗り換えることに。そういう時は大概反対方面のバスはなかなかやって来なくて「じゃあ歩いておりるか」と歩いて来た方向を戻ることにした。写真はそんな状況を取ったもの。懸田さん、チェロを担ぎながらご苦労様でした。結局2人は歩いて駅まで辿り着いたのでした。
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by shinop_milano | 2007-04-10 22:58 | 楽器製作

ユダの木

実に暖かい。だって復活祭だもん。復活祭と言えば春、春と言えば復活祭、というのがキリスト教圏のイメージなのかな。マスカーニのオペラ『カヴァレリーア・ルスティカーナ』の舞台は復活祭のシチリアで前奏曲は学生の時に演奏した。ここは正反対の都会だがそれでもここち良い風と明るい日差しは僕の中ではそのイメージに合っている(これでオレンジの花が香ってくればシチリアに近くなるのだろうけど・・・)。
代わりにここではユダの木の花が満開である。日本ではお目にかからない。赤い花をつけるが何でも裏切り者のユダが首を吊った木でその血を吸ったから花が赤い、ということらしい。今住んででいる部屋のバルコニーに出ると奇麗にその花が咲いているのが見える。
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by shinop_milano | 2007-04-06 06:26 | ミラノ生活

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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