ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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[ミラノ川柳]鳩、ウサギ、卵とパーネットーネ

来週の日曜日はPasqua(パスクワ、復活祭)。といえば、定番のお菓子はColomba(コロンバ)、鳩の形をケーキで定番の復活祭のお菓子である。そして、”復活祭の卵”は卵形のチョコレートで中にオモチャとか何かお楽しみが入っている(子ども一人入れるくらいの巨大なものもあるのは驚き)。同じくウサギ型のチョコレート、これは復活祭のお菓子だが近所の食料品店では未だにパーネットーネ(クリスマスのお菓子)を売っていた。最近はイタリアも物価上昇でコロンバや”卵”も”ウサギ”も復活祭前はちょっと値が張る(コロンバでも4ユーロくらいから)。そんななか超売れ残り品のパーネットーネ(だって鐘のイミテーションが付いているんだもん)は小振りながら破格の50セント!体積はコロンバとほぼ同じ。ちょっと具が違っていてコロンバと材料的にはあまり変わらない。唯一違うのは賞味期限への猶予期間くらいか。最近道具を買ったり、家賃を払ったりと出費の多い私としてはここは節約したいところと思わずパーネットーネを買物かごに入れてしまった・・・嫌いじゃない(むしろ好きだ)けどコロンバはパスクアの後に取っておいてここはガマンすることに。

パスクワに 金がなくなり パーネットーネ


ちょっとシビアだったかな・・・
by shinop_milano | 2007-03-31 08:40 | ミラノ川柳

『モーツァルトの手紙』を読む

この度『モーツァルトの手紙』の日本語訳を取り寄せ読み始めた。というのは、当時あれだけあちこちを旅行してて色々な音楽と楽器にふれた音楽家の資料に興味があったからである。個人的には後者について調べたい。
とりあえず1778年にパリにお母さんといっしょにいくところまで読み終えた。何かと映画『アマデウス』の奔放的天才のイメージが強いモーツァルトであるが、手紙を読んでみるとそのイメージはちょっと変わった。ちゃんと上流階級の人たちとやって行く文章は書けるし、お父さんに旨く話しを持って行くかのようにも書けたし(それは当時の修辞法をちゃんと知っていたということ)、自分が何をしたいかの目的意識もシカッリしている。何よりも十代前半ころでも大人びた精神的レベルの高さを伺える。その点で彼はやっぱりオマセな小僧だったに違いない。
でここまでの内容で面白いところは父親の故郷アウグスブルクにいったとき、ピアノフォルテ・オルガン製作家のアンドレアス・シュタインに会ったエピソードである。モーツァルトは彼のピアノフォルテを弾いて絶賛するのだが、シュタインはモーツアルトに楽器の響板について説明する。シュタイン曰く「ピアノの響板は出来上がったら表ににさらしておいてもし亀裂が入るようならそこに木片を埋めて塞ぐ。こうすることでより良い音になる。」などと説明する。同じセルフはリュート屋のどこかのエピソードでも聞いたような気がするなぁ、と思いつつこのセリフは少なくとも230年語り継がれているというのがわかった。このシーンとても面白いのでここだけでも立ち読みするのをお勧めしたいです。
by shinop_milano | 2007-03-29 07:05 | 楽器製作

松ヤニ—第2の人(ヤニ?)世

ヴィオラを始めたとき初めて買ったMillant Deroux(通称、クロネコ)の松ヤニがちびれてとうとう演奏に使う目的での使用に限界が来た。たまに他の松ヤニに浮気もしたが粘りのある柔らかめの感触が好きで使い続けてきた。なんと14年!僕はあまり松ヤニを付けないで弾く(3回に1回くらいしか付けない)のだがずいぶん持った方ではないかと思う。
まだ残っている部分は弓の毛替えの時に毛を留めるために使うことにする。やはり弓の毛から離れられない松ヤニ君である・・・
by shinop_milano | 2007-03-17 23:28 | 楽器製作

『硫黄島からの手紙』を見る

今晩ミラノに遊びにきた友人といっしょにレストランで食事をした後、ドゥオモ広場近くで新聞を読みながらトラムを待っていると先日ネタにした『硫黄島からの手紙』(イタリアでのタイトルは直訳で『Lettere da Iwo jima』です)がなんとまだやっているのを発見。すぐそこのVia TorinoにあるシネマEliseoで22:30からの最終上演にまだまにあう!と思いちょっとほろ酔い加減ながら見て帰ることにした(>uttieさん、まだ上演しています、ごめんなさい!)
さすがにこの時間はお客も少なく200人くらいホールはぼくを含めて10人程しかいなかった。前にも書いた通り通常イタリアでの上演はイタリア語吹き替えなのだがこの映画は日本語オリジナルイタリア語字幕という上演であった。映画館のポスターにはその注意が書いてある。それはどういう意図でかはわからない。さて感想だが、まずハリウッドで製作の映画のはずなのに誤解している(される)ような日本(人)の描写が見当たらなかった。日本人スタッフが多く参加しているので事情はわかるが監督クリント・イーストウッドもなかなかやるものだと思った。もちろんぼくは戦争の体験はないので描写されている山に横穴をほって篭城する日本兵たちが本当にこのような心境、状況、行動をおこなったのであるかはわかりかねるが一日本人としてそうであったのであろうと確信出来るくらいの描写であったと思う。戦争の悲惨さ、日本軍の「玉砕」という言葉をもっての戦術の愚かさを考えていた以上に考えさせられるえいがであった。
よく日本人はサムライと言う名の下に我々のみならず外国人にもみんながみんな潔い散り際だとか、ハラキリとかが強調されるがほとんどの日本人の祖先は農民のはずである。ちょっと前まではぼくもそのサムライの精神を日本人のモラル、手本みたいに思ってもいたが、最近はあまりそう思わない。だって、農民(今でいえば一般市民)は一番のマジョリティであって少数の上層階級のもつ信条とは違っていて当たり前では、と思うからである。サムライは死ぬ為に仕事をしているが、農民は生きる為に作物を作っている。そんな農民が戦争に駆り出されてサムライの子孫(それは天皇の為に戦うひと)であるというプロパガンダの元に命を散らして行った先人たちのことを思うと哀悼の念を禁じ得ない。
by shinop_milano | 2007-03-15 22:49 | ミラノ生活

ミラノ川柳始めました。

日々の生活感を簡潔に表現出来ないかと「ミラノ川柳」と題して時折投稿しようと思います。一発目は軽くこんな感じで・・・
即席麺 2分で茹でれば アルデンテ

by shinop_milano | 2007-03-14 08:36 | ミラノ川柳

ミランーセルテック戦を観戦に行くーその2

さて、試合開始。
既に試合結果、様子は日本でも報道されていると思うが、一応私感を述べるとミランはさすが選手の動きに無駄がなく落ち着いたゲーム展開を見せるのに対し、セルティックは選手は良く動くが何となくつながらず細かいミスも目立つ。これに勝つとベスト8、アウェーでの試合ということもあってかややプレーが固い。チームの「格」の違いというものが素人の僕にも見て取れる。しかし、ここまで勝ち残ってきた流れもあるのだろうか、ミランとも結構渡り合っている。まるで甲子園常連校とツイていて3回戦くらいまで勝ち残った初出場校の対戦のような感じと言いたい。
前半、ミランはなかなかいい形ができず、またセルティックは中村が良く動いているがパスにしてもフリーキックにしても今ひとつ精度を欠きつながらない。0-0のまま後半に折りかえし。後半、セルティックはフォワードが16番グラヴェセンに交代してからプレーがつながるようになり、前半の稚攻がウソのようなプレーも見せ見せ場を作るも得点出来ず。ミランはワントップをインザーギからジラルディーノに交替させるもいいところで攻めきれず得点出来ない。お互いいくつか得点チャンスがあったが結局得点出来ず延長戦へ。印象的だったのは交替でジラルディーノが入ったとき客席からは期待の歓声も拍手も出ない。どうもサポーターには受けていないようである。中村はセットプレー等で活躍の場をみせるも徐々に調子を下げていたようで期待して試合を見にきた日本人ファンには今ひとつであったと言えよう。
延長戦開始直後、今までの攻撃がウソのようなミランの速攻でカカーのシュートが決まりが決まり1-0。これが決勝点でミランの勝ちとなったとなった。セルティックは延長に入りスタミナ或は集中力がきれたかいいとこなしという展開であった。試合終了後セルティックの選手の幾人かはグランドに崩れて暫く立てない選手もいた。にわかファンの私としてはヨーロッパチャンピオンズリーグカップにかける選手の気持ちわかった次第である。スタジアムを発とうと出口に向かうとセルティックのサポーターからエールが飛んできた。ミランのサポーターも幾人かは手を振って答える等していたが、イタリアリーグではまずエールを交換することはないらしい。
ということで僕のサッカー初観戦は延長戦のおまけ付きで十分楽しむことができたのでした。
by shinop_milano | 2007-03-08 09:19 | ミラノ生活

ミランーセルテック戦を観戦に行くーその1

数日前にバロック・ヴァイオリン弾きの伊左治道生さんに誘われてヨーロッパ・チャンピオンズカップ、ACミランーセルティックを観戦にMeazzaスタジアムまで行ってきた。今回はテノール歌手の福島康晴さんもいっしょに3人で行くことになった。チケットの購入については伊左治さん(ACミランの熱烈なファンである)におまかせでお願いしたのだが、1階ミラン側のゴールすぐ後ろの席で3人ならんで見ることになった。僕にとっては初めてのスタジアムでのサッカー観戦である。しかも、セルティックには中村俊輔がおり日本人としてはやはりどんなプレーをするのか楽しみである。また誘われた時にはホームでミランと引き分けたとあったので8強進出をかけてお互い負けられない試合のはずなのでいい試合になるだろうと開始前から期待していた。
スタジアムに着くとすでにビール片手に一杯やっている人たち、ホットドック屋やチームグッズ屋などが目につく。中村が出るせいか日本人もちらほら見かけた。数週間前のセリエAの観客の騒ぎでさらに警備がキビシくなったようである。チケットを片手にスタジアムに入場。チケット購入には身分証明書が必要でチケットは名前入りである。指定のゲートからはいるとそこはもうすぐ目の前がピッチで席は本当にゴールの真後ろで観戦には申し分ないところである。写真は試合前のウォーミングアップのときのもの。
d0079867_920329.jpg

試合前は後ろから酔っぱらって(?)エキサイトしたミラニスタ(ミランのファン)がすぐ後ろから転んできてどうなるかと思ったがその後身の回りの危険はなかった。それでも、まわりでヤジを飛ばしたり歌ったりちょっと踊ったりする人たちに囲まれている。

ーつづくー
by shinop_milano | 2007-03-07 23:47 | ミラノ生活

硫黄島からの手紙

今ミラノでは『硫黄島からの手紙』を上映していて回りのイタリア人は結構見に行っているようである。この映画は珍しく字幕上映らしく日本語を聞きながら鑑賞出来るらしい。で、今日学校でリュート/ギターの演奏を教えるフェラーリス氏に会ったときにこの映画の話しになった。彼曰く「日本語で”カッカ”とは何を意味するんだ?」とのこと。もちろん”閣下”なのだが、「軍隊だと大将とか、王様とかの敬称だ」というと頷きながら笑う。この質問で僕も笑ってしまった。なぜならイタリア語でCaccaとは「うんち」を意味するからだ。この映画見に行ってイタリア人を観察するのも面白いかも。
by shinop_milano | 2007-03-05 20:00 | ミラノ生活

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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