ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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カテゴリ:モデナ生活( 36 )

イタリアが負けた日

24日、サッカー日本対デンマーク戦に先立って行われたイタリア対スロヴァキア戦はイタリアの一次リーグ敗退という結果であった。もちろん勝てばその直後から街が賑やかになるのだが、この日はシーン。普通の夕べであった。
翌日、街の中はやはり静かである。しかしバールの前で耳をそばだてると何やら昨日の試合の話をしているようである。何やら笑いながら、しょうがないさ、というような話しっぷりだがあたかもそれはなかったことだ、とでも思いたがるような感じ。そう、みんなで結果を無視しよう、という感じか。
それがラボの下のバールだけでの、あるいはモデナだけでの特別な状況であったのかもしれないがこうしてイタリアにとって今回のワールドカップは終わった。
前大会は準決勝のイタリア対ドイツ戦をここモデナで見たのであった。そして今大会のここモデナで試合を見られるのは何かやっぱりこの街に縁があったのかも?
by shinop_milano | 2010-06-25 20:00 | モデナ生活

昨日の夕方、東の空を見ると珍しい雲が出ているのに気づいた。急いでカメラを持って屋上に出て写真を撮りました。こんなんです。
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キノコ雲、というと爆弾でも落とされたのかのようだけどそうではないようです。ボローニャのあたりで局所的な高気圧でも発生したのかな?なんかエリンギみたい・・・
by shinop_milano | 2010-06-19 22:50 | モデナ生活

Vignolaのさくらんぼ

今週末は街を横切るエミーリア街道沿いに各国物産市場が並んでいていろいろ「味見」をしてまわっていました。最終日、日曜日の日が落ちる頃にいってみると地元ヴィニョーラ(春に桜祭りに行ったところです)のサクランボ協会の屋台にはサクランボがたくさんあったのでよってみた。季節ものだし買ってみようかと味見をしてみると、「ひとパック(500g)3ユーロだけど、2パックなら5ユーロでいいよ」という。ミラノあたりだとひとパック4〜5ユーロくらいだからこれはお買い得!とおもい1kg買ってしまった。
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で、早速家にかえって食べました。サクランボ1kgって結構あるねぇ(上の写真は500gです)。3日くらいサクランボ食べ続けることと思います。でもおいしい。
by shinop_milano | 2010-06-06 22:30 | モデナ生活

Panna cotta を作る

簡単(?)ドルチェシリーズ、第二弾。冷蔵庫にpanna(生クリーム、調味期限が近い)、牛乳があったのでパンナ・コッタを作ることにした。一時期ブームになったのでもう既にご存知の方も多いと思うがパンナ・コッタpanna cottaとは「加熱調理した生クリーム」という意味である。なので基本的な作り方は簡単で牛乳と生クリームと砂糖を混ぜて暖めゼラチンを入れるだけである、はずだ。
ここでゼラチンについて説明しておこう。ゼラチンは僕らが接着に使うニカワとほぼ同じである。つまり動物の膠原質(コラーゲン)である。接着に使う膠(ニカワ)はウシやウサギの骨や皮から、あるいは魚の浮き袋なんかである。食用ゼラチンはどうも魚から取っているらしい(パッケージにそう書いてある)。日本でも昔は魚からニカワを取っていたようでその魚は鮸(ニベ)である。「鮸膠(にべ)も無い」という諺はここから来ている。
というわけでゼラチンを用意する。ぬるま湯に砕いた板ゼラチンを入れてかき回せてしばし待つ。習慣的に臭いをかぐ。あ、やんわりとニカワの臭いがする。ちょっと”ゆるい”感じがするけどまあいいかとして鍋に注ぐ。冷蔵庫で冷やして出来上がりはこんな感じ。先日作ったアズキをそえてこんな感じ。
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ちょっと、柔らか過ぎなきもするけど一発目はこんなものかな。パンナコッタは小豆とも結構合います。どうもゼラチン使う時はニカワと同じで水加減、火加減が重要なようです。
by shinop_milano | 2010-05-16 20:59 | モデナ生活

ムール貝とカツオのたたきを作る

天気の悪い土曜日、お昼には魚介類を食べたくなったので半ドンの仕事を終えて市場に立ち寄り仕入れることにした。簡単、安い、美味しいのもということでムール貝800gとカツオを丸々一匹買ってお昼はムール貝のワイン蒸し、夕食用にカツオのたたきを作ることにした。占めて6,80ユーロ。
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ムール貝ワイン蒸しはこれだけなら1,5kgくらいぺろりと行けます!そろそろ旬(なはず)と思ってかったら当たり、身が大きいです。残ったスープは次の日のパスタのスープに。
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カツオのたたきはまださばくテクニックがイマイチなのか、あぶり方がイマイチだったのか仕上がりがイマイチ。それでもおろし生姜と酢醤油を用意して美味しく頂きました。調理後キッチンが少々生臭く残りちょっと苦い顔をしていたけどご愛嬌、ごめんね。
by shinop_milano | 2010-05-15 22:00 | モデナ生活

ヘレヴェッへ/シャンゼリーゼ管をモデナで聞く

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先週モデナのテアトロ・コムナーレでフィリップ・ヘレヴェッへ指揮のシャンゼリーゼ管弦楽団を聞いた。シャンゼリーゼ管弦楽団はピリオド楽器のオーケストラである。つまり、弦楽器はガット弦、チェロはエンドピン無し、クラリネットは黒くない、といった楽器を使っているのである。もちろんヘレヴェッへ氏は「古楽」畑のひとなので音楽の語法もひと味違う。レコードはなんども聞いているが生の演奏は初めて聴くことになるのでとても楽しみにしていた。
今回のプログラムはメンデルスゾーンの交響曲3番「スコットランド」とシューマンの交響曲3番「ライン」。どちらも1840年代に書かれた曲でロマンティシズムあふれるこの辺の曲は最近とても興味深い。ちなみにこの二曲、このように日本語では名詞のタイトルがついているがイタリア語ではそれぞれ「scozzeseスコッツェーゼ」と「renanaレナーナ」の形容詞(もちろんドイツ語でも形容詞)である。
さて感想。オケの演奏は以外に「モダン」っぽい。特に管楽器。楽器を見る限りは、クラリネットが黒檀でなく、1番フルートが象牙製(と思われる)の頭部管のついた楽器を使っていた他はほぼモダンの楽器に近いようなかんじで(ここが違うんだよ〜、というのがっあたらごめんなさい)音も「普通」の音色に聞こえた。でも象牙付きフルートはいい音していたなぁ。弦楽器は「ガット弦の語法」もある為か、あるいはそれが故に独特の響きをだしていたといえるがヴァイオリンとヴィオラはほとんどの人が肩当てを使っていた。
「スコットランド」は、こんなにいい曲だったのか、と10年ぶりくらいに聞いて思ってしまった。メンデルスゾーンは楽器の使い方がうまいと再認識。逆にシューマンの交響曲はオーケストレーションがうまくないと言われるがヘレヴェッへの曲の作り方がうまいのか、ガット弦を張った楽器での演奏ではそれはむしろうまく出てきていた。ガット弦は強弱や音色の巾が広く表現の巾が広いが金属弦やナイロン弦を張った楽器ではとにかく「鳴る」ので一本調子に鳴りやすい。だからバランスを作るのが難しいのだとおもう。特にチェロのA線なんかは金属弦とは全然違いハスキーだし、逆にC線は野太いのだ。この差は大きい。今回の白眉は4楽章のフーガ。この楽章は「精神病の音楽」だと思っていたがその考えを改めさせられた。バランスの作り、音程の取り方は丁寧に練習した形跡が見て取られた。ヘレヴェッへの指揮ははっきり言ってうまくないが、音の組み立てはこだわりの深さを感じる。実際にライブで聞いてみるといろいろ再発見があるものである。
by shinop_milano | 2010-04-30 08:00 | モデナ生活

モデナで『おくりびと』を観る

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モデナ駅のすぐ脇にある小映画館「スタジオ7B」で今『おくりびと』を上映している。同居人のカテリーナは以前この映画館でバイトをしていて顔が利くから(つまりロハ)ということで一緒に今夜見に行った。イタリアでのタイトルは『Departures』となっていて英語でのタイトルと同じであると思う。イタリアで日本映画を見に行ったのは「硫黄島からの手紙」以来である。
主人公は元チェロ弾きとあって、あるいは楽器屋の様子が出るからと何かと話を聞いていた。が、予習はしていなかった。見終わってみて実にいい映画だと思った。きっと誰しもが多かれ少なかれ経験のあることだし、暗い部分を暗すぎずユーモアも交えてよく演出していたと思う。音楽は久石譲が担当してテーマのメロディや音楽の作り方はかつての大林宣彦監督映画のような「久石節」が利いていてなるほどオスカーの外国映画部門で賞を取れたのも頷ける。見終わってみて、果たして西洋人がどれだけ共感を覚えるのか疑問であったがカテリーナに内容を尋ねると十分内容を理解できる内容であったし、彼女もやっぱり目頭があつくなっていた。実に最初に予想していた以上のストーリーであった。
自分の経験も含めていうと「死」というものを通して人生の何たるかを改めて考えさせられ多思いです。
by shinop_milano | 2010-04-18 22:00 | モデナ生活

ヴィニョーラの桜祭りを見に行く

4月の第二日曜日、午後から天気が良くなってきそうなので昼間からモデナ県の街、ヴィニョーラの桜祭りに出掛けた。
ヴィニョーラと言えば名物は3つ、サクランボと中世の砦とルネッサンスの3大建築家の一人ジャコモ・バロツィ・ダ・ヴィニョーラ(通称、イル・ヴィニョーラIl Vignolaと呼ばれる)。サクランボの代名詞にもなっているヴィニョーラで桜祭りが4月の初め2週にわたって行われていると聞き今日が最後の日であった。という訳でお花見のつもりで出掛けた。
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モデナからは直線で約30km、バスで約45分の距離である。13時半頃に街の中心に着くと予想以上に人がいない、お祭りはやっていないのか?と思うほど。確かに昨日の夜は雨だったし今日は天気が良くないとの予報だったからなぁ、と想像し拍子抜け感を伴いながら砦とヴィニョーラ設計のボンコンパーニ宮に向う。
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ヴィニョーラは『建築における五つのオーダー』の著書で有名だがヴァイオリン屋にとっては「渦巻き」のデザインの理論で必ず耳にする名前である。ヴァイオリンがルネサンス期の最後に形をなしたのならその設計者は建築の知識も持ち合わせていたであろう、というのは彼に由来するところである。ここには彼の設計した屋敷、ボンコンパーニ宮があるのだがそのなかに彼の設計した「螺旋階段」がある。実はこのことを知らなくてこれを見損ねてしまった(残念!)。後で写真をみたらこれがまたかっこいい。別の機会にまた見に来ようと思う。
そのボンコンパーニ宮の脇には中世の城塞後跡、ヴィニョーラ砦がある。3時半から入場できるというので時間を待って入ったら昨今では珍しく入場無料、おまけにガイドツアーもやってくれると言うすばらしいサービス。学芸員のお姉さんについて説明を聞きながら砦内をまわる。詳しい説明は省くが日本と同じく昔からこの地域は支配者が頻繁にかわりその歴史は日本の戦国時代のようにたいへん興味深い。最後は一番高い「ノナントラの塔」に登り回りの風景を眺める。
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砦の近くにも桜の木が植えてあり花を咲かせている。もちろんソメイヨシノとはちがうしサクランボを穫るのが目的なので低く柵をつくって植わっている。花の色は白いが近くに寄ると淡い桜の香りがするのはとても喜ばしく来た甲斐を感じる。
砦のガイドツアーを終えて外に出ると、町中はかなりの人だかりになっていた。どうもこの時間から「山車」が出るらしい。町中の目抜き通りは人だかりに囲まれバトンガールとブラスバンドを先頭に山車がトラクターに引かれてゆく。
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どうもテーマは「各国様式」のようで中には日本をイメージした山車もあって微笑ましかったです。どうも日本の花見を意識してやってくれたようです。
by shinop_milano | 2010-04-11 20:00 | モデナ生活

モデナのジェラテリーアK2

パスクエッタ(イースターマンデー)の午後、午前中の曇り空も晴れて青空が広がってきたので街にでかけた。気温も上昇してきていたので、今日はジェラートかな、とおもいジェラテリーアに向った。
実はモデナではあまりジェラテリーアには行っていない。同居人のカテリーナからは「モデナのチェントロではK2(イタリア語読みでカッパ・ドゥエ)が一番ね」と聞いていたので試してみることにした。
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いつもお店の前では人だかりになっているのである程度は予想していたが予想以上の人だかりであった。レジで先払いでレシートをとると5分程待って僕の番が回ってきた。今回はレモンとイチゴ、初めて行くジェラテリーアの僕の定番、を頼んだ。
感想としては、結構甘さが利いていてソリッドな感じではあるが舌触りが滑らかであったかな、というかんじ。今度はクリーム系で行って見ようかな、と。
最近は近くにイタリアで流行のジェラテリーアGROMができた為にいくらか待ち時間が短くなったようである。劇場も近いのでオペラ観劇休憩にもいいかも。
by shinop_milano | 2010-04-05 20:00 | モデナ生活

Buona Pasqua!

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4月4日の日曜日は復活祭(イースター、イタリア語ではパスクアPasqua)。イタリアでは月曜日までの連休です。復活祭の前までにイースターの卵(イースターエッグってヤツです)やウサギの形をしたお菓子などを身近な人などにプレゼントし合って、という感じです。
今月からフリニャーニ工房にやってきたドイツ人の女の子アネッテ曰く、ドイツでは一週間くらいのヴァカンスらしく「イタリアのパスクアは休みがたりない」などと漏らしていました。へえ、そうなんだ、とドイツの復活祭状況を初めて聞いた気がします。そういえば僕の周りにはドイツ系の友達って少ないかな・・・?
そんな訳で、今月モデナに引っ越してきた彼女は「連休中の」ご両親もやってきて引っ越しの部屋の整理を一緒にやるようです。僕も荷物運びを手伝いドイツの復活祭について聞かせてもらいました。面白い遊びでは復活祭の卵(チョコレートとか)を庭に隠し子供達に探させる「宝探し」ならぬ「卵探し」。子供たちはワクワクで探しまわるそうなのですが、去年隠した卵が今年になって発見されたなんてこともあったようで、何となく笑っちゃいます。
日曜日は天気が下り坂のようでもったいないですが月曜日(イースターマンデー)は天気が良くなったら何処かに行こうかしらん、と。
by shinop_milano | 2010-04-03 23:49 | モデナ生活

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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