ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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カテゴリ:楽器製作( 98 )

残暑お見舞い申しあげます

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埼玉の工房では暑い日が続いています。「暑い」で有名な熊谷の南側、今月初めは涼しい日が続いていましたが、今週は36℃オーバーの暑い日が続きました。にもかかわらず、何組かのお客様もいらして頂きました。暑い中本当にありがとうございました、と言いたい気落ちです。

さて、明日からお盆という事でお休みの方も多いかと思います。工房はカレンダー通りの営業です。いまは進行中のヴィオラ2台の製作に励んでいます。久しぶりの日本の夏はなかなか気がめいることもありますが、夕方にはこのように作業台の前の窓から入道雲が見えることもあり、ああ日本の夏なんだな、と思うこともあります。

暑い日が続きますがみなさまご自愛のほどを。
by shinop_milano | 2011-08-12 21:58 | 楽器製作

コンクールの結果は・・・

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イゼオ湖のほとりピゾーニェ(ブレシア県)で毎年行われる国内ヴァイオリン製作コンクールの結果は残念ながら賞には引っかかりませんでした。それでも学生や他の製作家の作品が見られるのはよい機会なので授賞式に足を運び作品を見に行ってきました。今回はパルマの製作学校に所属する日本人の学生さんたちといっしょに電車で小旅行を敢行したのでした。
今回はこれまで続いてきた国内コンクールとしての学生/フリーランス/プロフェッショナル部門に加えて同時に国際コンクールとして、コピー楽器/アンティークト楽器の部門が企画されたのです。後者は歴史的楽器のコピー作品についてと”古し”の仕上げをした楽器のコンペであります。このようなコンペは今までになかったので果たしてどんな結果になるのであるかたいへん興味深かったです。
感想についてはいろいろなことを思うのですが、賞を取った作品にしろ、逃した作品にしろよくできているなぁ、と思える作品はいくつかあり結果は「実力」もさることながら「運」も大きく働くと改めて思いました。そうはいっても「幸運は用意された者のところに現れる」のでしょう。友達の何人かが賞を受けましたが、その一人はどんなことをしてきたのかを僕は見てきたので喜んで拍手を送ってあげたく思いました。逆に、自分はそれだけのことをしてきたのかと振り返るとちょっと反省もします。
ともあれ、イタリア最後のコンクールはとても印象の深いものになりました。
by shinop_milano | 2010-09-19 22:00 | 楽器製作

ヴァイオリン最新作ーAugusto Pollastriモデル

モデナ/フリニャーニ工房で作ったヴァイオリンができました。
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モデルはボローニャ100年前の楽器職人、アウグスト・ポッラストリのモデルです。エミーリア・ロマーニャでの楽器製作は19世紀からもずっと続いていて1800年代半ば以降第二次大戦後くらいまでの北イタリアでの楽器製作はボローニャ周辺が中心地だった訳です。A.ポッラストリはそんな時代に楽器を作っていた一人です。
このモデルの特徴は洗練されたフォルムというよりかは、どっしりとした感じです。ハムやサラミなどの生産がさかんなこの地のおっちゃんというイメージかな?具体的には例えばストラディウ゛ァリのモデルなんかに比べてコーナーから上下の一番幅の広いところまでの曲線が長く楽器中央部が広く感じられるところです。ですから中央部が長く、肩と腰の辺りのカーブが急でエラが張ったようにみえると思います。
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今回はフリニャーニのアイデアも取り入れてアーチや厚みだしを行いましたが、できあがった音はハム、サラミを食べて肉のついたヴォリュームがある感じです。低音も良く出ているのでとても満足しています。
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渦巻きも、けっして洗練されたモデルとは言えないのですが、ちょっとデフォルメされたオリジナルの渦巻きをモデルにしました。目が大きく力強いです。
この楽器は今月あるコンクールに出品しました。音だけだったら自信があるけど果たしてどうかな?
by shinop_milano | 2010-09-14 00:00 | 楽器製作

南チロル、Tonewoodsの森

今回南チロルに行った最大の目的、Bachmannの扱っている材木の森を見に行く、のレポート。
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Bachmannは今年冬に訪れた材木屋で僕もよく彼の材木を使っている。どちらかと言うとお友達に近い。それで夏になったらTonewoodsの森を見に行こうよ、ということで押し掛けたのである。トーンウッドとは楽器用材木のことである。前回マーラー作曲小屋を一緒に訪れた広瀬夫婦も一緒である。
Bachmannの住む南チロルAntholzの谷から車で30分くらい飛ばし北側斜面の谷沿い(ドロミーティ山塊の北端側に当たる)に入ってゆく。今回はいくつかある切り出しの候補地からその一つを案内してもらった。なんの変哲も無い観光ホテルの駐車場に車を停めて「じゃあこれから山に入るよ」と4人で出掛ける(Bachmannは左の大男)。
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山道を歩き続けるとここはシトカス・プルース(イタリア語名だとアベーテ・ロッソabete rossoという)の木がかなりの存在確立で生えている。モミとか他の針葉樹も目にするが一面アベーテ・ロッソ。「これって植林しているの?」と聞くと「いや、植林は一切していないだ。生えてきた木の間伐は行っているけどね」という。僕はてっきり植林をして丁寧に木を成長させているのかと思ったらそうではないらしい(そういう別のTonewoodsの森もあるのだ)。「だって小さい芽はもうあちこちに見えるだろ。ここは今年の冬に切ったところだけどもう芽が出てきている。」どうもアベーテ・ロッソは繁殖力は強いらしい。
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ということで山に生えている木は様々で僕が抱えられるような若い木もあれば、抱えきれないような大きな木もある(若いと言ってきっと僕よりはずっと年上なんだろうけど・・・)。ヴァイオリン用には丸太を中心から放射線状に切ってゆくので最低55cmの直径の丸太が必要だとのことである。ギター用はそれ以上に、チェロ用にはさらにそれより太い丸太が必要だ。
山道を進んでゆきBachmannが「おーい、こっちだ」と呼ぶ。参道を外れて道のない方を入ってゆくと一際目立つ気が立っている「これ、上を見てみろ」というとなんか表札がかかっている。どうも彼が予約済みの木らしい。
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高さ40mほどはあろうか。途中に節があったり先端の方は使えないだろうから全部の部分は使えないだろう。なるほど材木も質にこだわると値段が高くなるのが分る気がする。
木を切る時には山を管理しているお役所に届けを出しお金を払い切ってもいいよということになる。国有林もあれば個人の所有林もあるとのことである。しかし、斜面に生えている木などは生長によって木が倒れて周りの木に損害を与えないように間伐するらしいが、それでも木の生長に間伐作業は追いつかないらしい。材木は冬に入る前の木の生長が止まった頃に切られる。なので夏には木の伐採は行われていない(もっとも地元の人は観光業に従事しているのではないかと思うけど)。
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山にはたくさん木が生えているが上の写真のような大きくすっとした木はそんなに多くない。きっと200年くらいは軽く生長しているだろう。
このように山と木のレクチャーを受けて帰ることにした。それともう一つ山道で受けた別のレクチャー:左は毒キノコ。食べるとおウチに帰れないよ〜というしろもの(絵本に出てくる怪しいキノコのようだ)。右は天然のポルチーニ茸(しかもデカくてふとい、天然物は初めて見た)。おウチであぶって食べるとおいしいよ〜というしろもの。山歩きの副産物。
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by shinop_milano | 2010-08-13 00:00 | 楽器製作

関西弦楽器製作家協会 第2回展示会

7月17、18日に大阪中央公会堂で行われた関西弦楽器製作家協会 第2回展示会の報告をします。
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会場は大阪の中心地、金融街も近い中之島の一角でとても美しい区域です。梅雨明けの好天に恵まれたこともあってたくさんのお客様に足を運んで頂きました。会場には出展者25人の楽器、ヴァイオリン29台、ヴィオラ9台、チェロ8台、コントラバス2台、楽弓6本が展示されました。展示された楽器は来場者が自由に手に取って試奏できるということで興味深く弾き比べなさる方もたくさんいらっしゃいました。出展の中にはバロック・ヴァイオリンや肩からかける小型チェロ、ヴィオロンチェッロ・ダ・スパッラなどの珍しい楽器の展示もあり来場者の方達の興味をそそっていました。
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今回の展示会で私はヴァイオリン2台、ヴィオラ1台を展示したのですが、お客様から質問を受けたり話しかけられたりと熱心な音楽、楽器愛好家の方達とお話しできてたいへん面白かったです。会場で数年ぶりの再会を果たした友人や初めて直接お目にかかってお話ので来た方もいて嬉しい体験もしました。また、展示会に参加することで関西の弦楽器製作者の方や関係者さんたちとも知り合うことができ今後日本で活動を展開する上でも私にとってたいへん有意義でありました。何よりも、僕も他の出展者さんたちの楽器を拝見し試奏したのですがたいへん勉強になりました。
今回の展示会の為に東京から行く友達3人と一緒に車で往復したのですが、初めての東京-大阪往復1,200kmの移動は結構堪えました。猛暑も追い打ちを掛けてきたこともあり帰ってきて約2日、ぐったりしていました。来年はなんとかしないと・・・
最後に、会場になった夜の大阪中央公会堂の写真です。周辺を夜中に散歩したのですがとてもきれいでまた東京とは違った生活リズムと空間感覚は結構新鮮でした。ほぼ20年ぶりに大阪に行きましたがとても親近感を覚えました。大阪はミラノと姉妹都市ですが、案外イタリア生活の経験が影響しているのかも?
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by shinop_milano | 2010-07-17 22:00 | 楽器製作

日本にて再起動します

重要なお知らせ。
夏が終わる頃、今年10月にイタリア生活を終え日本に帰ることにしました。実はもうずいぶん前に決めていたのですがここでみなさんにお知らせしたいと思います。
ミラノで、モデナで、製作仲間のいるクレモナや他の街や国で6年間いろいろなことを学び、体験してきました。一つの区切りを終えたとき、これからどうしようか?というのは誰もが考えること。あくせくしないイタリアの生活環境のなかで原典の資料やストーリーのある中で生活をしたい気持ちは、同業の友達のように僕にもあるけど、ぼくがイタリアに来た目的は日本のヴァイオリンやヴィオラやチェロを演奏する人に貢献したいということだった。それは今もおなじだ。だから、目的に向けて計画を1st phase から2nd phaseに移行しよう、と決めたのです。
6年間のイタリア生活——気がついてみたら人生の約六分の一を過ごしていた。僕にとってイタリアはもうそんな遠い国ではない。来ようと思えばいつでも来られる、しね。
これからは楽器を作るだけでなくこれまでの経験を生かして自分の生活環境も創って行けるようなアルチザン(職人)でいられたらいいなぁ、というのが次の目標。「職人(アルチザン)」とは洋の東西を問わず技術だけではなく、むしろそれ以上に知識と美的センスとをもってプロジェクトを計画/実行させる能力を持った人のことだ。それができる人のことを「マエストロ」とか「マイスター」と呼ぶのだ。「マエストロ」という称号で呼ばれたくないけど、かっこいい、粋なアルチザンでいたいと思う。まだまだ、知らないこともできないこともあり経験も浅いけどこれからのことは人生の最終地で考えて解決してゆこう。

ということで、今年10月から生活を日本に移します。
どこに?それは生まれ育った埼玉県の地元です、比企郡滑川町。もう屋号も用意してあります。

篠崎バイオリン工房

先立ってwebサイトはβ版を用意しました。(実工房何も用意していないけど・・・)
www.shinozakiviolin.com

リアル工房もヴァーチャル工房も徐々に準備を進めて行きます。
ということでこのブログは10月にて終了予定です。その後は別にブログを立ち上げて行こうかと考えています。

残り3ヶ月ラストスパートで行きたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
by shinop_milano | 2010-07-02 20:01 | 楽器製作

関西弦楽器製作者協会の展示会に出品します

日本での起動に先立ってお知らせです。
今年度より関西弦楽器製作者協会という関西のヴァイオリンメーカを中心に結成しているグループに参加させてもらっています。7月17/18(土、日)に大阪市中央公会堂にて行われる第2回展示会に参加し作品を展示する運びになりました
この展示会はヴァイオリンや弓の製作家が自主運営で企画していましてプロ、アマチュアを問わず演奏家のみなさんに私たちの作品を見て弾いて頂き体験して頂くのが目的です。大阪周辺にお住まいの方はどうぞお気軽にいらして頂ければと思います。お子様連れでも歓迎です。夏休みの初日はどうぞご家族で!
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関西弦楽器製作協会 第二回展示会

日時:7月17日(土)13:00〜19:30
      18日(日)10:00〜18:00
会場:大阪市中央公会堂3階 特別室
入場無料


私はヴァイオリンとヴィオラを展示する予定でいます。そのため7/13-24のあいだ日本に帰国します。展示会の詳細についてはバイオリン工房クレモナ(岩井孝夫さん)072-685-5551までお問い合わせをお願いします。
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by shinop_milano | 2010-07-02 20:00 | 楽器製作

お城でギターの展示会


6/26から9月の最初の週までモデナ県のアペニン山脈側の街パヴッロ・ネル・フリニャーノPavullo nel FrignanoにあるモンテクッコロMontecuccolo城でフリニャーニのコレクションのギターを展示することになって展示会場の設営に行ってきた。
モンテクッコロ城は最近修復を終えた(修復期間は15年!)中世のお城でこんな感じです。
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7、8月にギターの講習会、コンサートが行われるのにあわせて歴史的なギターの展示会を行うことになったのである。実は当日以外にも2回ほど準備の為にここに来ている。展示用ショーケースの搬入、組み立てなど行い今回は楽器展示と、多分に漏れず、会場のお掃除と言った感じである。
午前中に準備も終え地元のトラットリアでの昼食はとても美味しく、山で取れ立てのキノコや地元のチーズ、サラミ、ハムをオーガナイザーでギタリストのアンドレア・カンデッリにごちそうになりました。モデナと言えば食の宝庫だけど、初めて来たその山間部はまた格別です。
会場には18世紀終わりから19世紀のイタリアのギターが12台展示され中にはヴィナッチャ(マンドリンで有名)、ファブリカトーレ、グァダニーニ(といえばヴァイオリンだが19世紀のグァダニーニはむしろギターで有名)などとても興味深い楽器が並んでいます。フリニャーニも自分の名字をの由来であろう土地でこのようなイベントができるとのことでこの日はとても機嫌が良かったです。
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夕方にはカンデッリ氏とフルートのデュエットでミニコンサートとフリニャーニによる楽器ガイドも行われ僕も勉強になりました。最後にお城の窓からみた周りの風景。天気の良い週末はのんびり過ごすのにも気持ちよいところです。
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by shinop_milano | 2010-06-26 22:30 | 楽器製作

レッジョ・エミーリア弦楽四重奏音楽祭

6/14−20までお隣の街レッジョ・エミーリアで弦楽四重奏のマスタークラスが行われていた。
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このマスタークラスは3年に一度のここで行われるレッジョ・エミーリア弦楽四重奏コンクールが無い年に学生、アマチュアに向けてマスタークラスが行われるという珍しい音楽祭である。それでこの期間中に地元で楽器を作っている人たちがマスタークラス会場の一部を借りて楽器の展示を行うのだがレッジョ・エミーリア県に住むピッチノッティに「日本人の人がたくさん来るから手伝ってよ」と呼ばれて馳せ参じた次第である。
会場に足を運んでパンフレットを見ると日本人のグループの名前が多い。初日の開会イベントに参加し話を聞くと日本のアマチュア演奏協会の方が企画に参加しているらしくそれが理由のようである。ともあれ、ブースの準備とかたづけ、特に最終日はたくさん人が来ると聞いていたので、呼ばれて行ったのである。僕自身の作った楽器も持って行って展示楽器の中に入れてもらった。
最終日、展示会場に行ってみると足を運ぶお客さんの数はまばら。「去年はここに人が一日になるほど盛況で日本人の人もたくさん来てたんだよ」と説明されるが状況から見るとちょっと想像しづらい。あいにくこの日は雨が振ったりやんだりの悪天候でしかも午後はサッカーワールドカップのイタリアの試合があったからではないかと勝手に想像している。それとも地元の製作家といっても約2人+クレモナの組合のだけなのでちょっとマンネリ化したかな?ちょっと残念。

来年はコンクールの年でマスタークラスは無いようですが、アマチュアを対象としたマスタークラスはとてもよい企画だと思うので今後も続けて行ってほしいと思います。
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by shinop_milano | 2010-06-24 17:35 | 楽器製作

修復のディプロマを取得

6月21、22日に在籍するミラノ市弦楽器製作学校でディプロマの試験があり目出たく修復コースのディプロマを取得ということになりました。

初日は実技試験で規定の6時間にないに当日決められたテーマを行うというもの。予め用意された二種類のテーマが書かれた書類をコイントスで当日選び実施させるので一応試験の内容は当日までに隠されています(だが過去の実績からだいたい予想できるのだが・・・)。今年の修復コースは3人修了候補生がいてしかもヴァイオリン専門の学生と撥弦楽器専門の学生がいるのでそれぞれに違うテーマが用意されていたのでした。僕のテーマはヴァイオリンのセットアップ(駒、魂柱の新規製作と各部の必要な調整)とシリコンゴムで指板の「型取り」を行うというもの。ちょっとイレギュラーな楽器が用意されていたのでその点を考慮に入れなくてはいけなかったが日常茶飯事な作業なので楽々修了。
2日目は各自が行った製作や修復、工房実習の内容についての口頭発表。各自が写真やパワーポイントを使って発表資料を作り20〜30分程度で試験審査員にむけて発表するというもの。試験審査員というのは学校の教師に含めて外部の審査員(しかも楽器の専門家でなかったりする)がミラノ市から派遣されてくる。毎年どんな人がやってくるのかで雰囲気が変わるのだが今年はどうも楽器をいくらか知っている人がやってきていたのでちょっと突っ込んだ質問も飛んできたりした。しかしまったく素人の人もいるのでその点も心がけて発表をするのがポイントだ。
発表は名字のアルファベット順に行われ”S”で始まるぼくは12人中一番最後であった。今回の発表はKEYNOTE(Appleのプレゼンテーションソフト)をつかってスマートに行おう、と力を入れて準備したのだが12人中の最後になると昼食後でみんな集中力も切れてきて用意してきた具体的な楽器の修復の話は中断され「これからどうするの?」とか「日本で楽器の修復とかどうなの?」とか「日本の今の弦楽器業界の様子はどう?」などと質問を振られて、つまり自由にしゃべらされました(せっかく馴れないものを使って資料を用意したのになぁ・・・)。まぁ、それも校長をふくむ教師陣には僕に対する理解があってのことだと思うので、よし、とするけどこの展開は読み切れていなくて「イタリア的勝負どころのカン」はまだまだなのかな、と思った次第です。でもお陰でKEYNOTEの使い方は結構覚えてエフェクトを使った発表はや他の若いイタリアの学生たちに「さすが日本人」と言わせたようです。
とはいえ無事に試験も終わり試験の評価は10点満点中の8点だったということでよい評価でした。試験中の写真は撮れなかったのだけど、一応記念ということで工房実習で仕事をさせてもらったフリニャーニとのツーショット写真を。彼のお陰で楽器のセットアップはずいぶん上達しました。感謝、感謝。
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by shinop_milano | 2010-06-23 10:00 | 楽器製作

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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