ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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カテゴリ:ミラノ生活( 119 )

キアラヴァッレ修道院

天気のいい日曜日の午後、最近恒例の自転車で市内にお出かけ。今日はミラノの町を横断してキアラヴァッレ修道院Abbazia Chiaravalleまで行ってみた。
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以前はここの近くに住んでいたので散歩がてらたびたび前を通ったりしたが中に入るのは実に5年ぶり。イタリアに着いてすぐ修道士達のうたうグレゴリア聖歌を聞きに来たとき以来になる。ここはミラノ近辺でも一番古いシトー派の修道院で創建は12世紀に遡るらしい。シトー派と言えば「祈りかつ働け」を実践していた修道士達。中には修道士達の「直売所」があり修道院内で生産された農作物、肉や卵、蜂蜜などなども販売されている。ついでに言うと別の修道院で生産されたものも販売している。そして日曜の午後などには彼らが唱えるグレゴリオ聖歌のも聞ける。

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現在の建物はロマネスク式の建物であるが初期ゴシック的な改修がおこなわれて側廊が付け加えられている。他の教会にように例外無く後にいろいろ付け足され今のように至ったのがわかる。ファサードの裏側や祭壇の天井、などなど壁にはフレスコ画がたくさん描かれている。状態から見るに修復はあまりなされていないがオリジナル感とその歴史を感じるにはまったく見飽きない。

d0079867_16473637.jpg教会の中を一回りしてから中庭の回廊にでる。尖塔はどこかで見覚えのあるものに似ている、そうだクレモナのシンボルの塔Torrazzoだ。様式的には同じだ。この修道院の裏側には鉄道が走っていてミラノからパヴィア・ジェノヴァ方面に往来するときはよく見える。道標的な役割をしてきたのはクレモナの塔と同じだろう。回廊の壁や柱は古いラテン語で書かれた石盤やすべてデザインのちがう柱頭で飾られていておもしろい。

d0079867_16573711.jpgこの回廊の奥のところには食堂がある。この空間の何と優美なことか。ゴシックのヴォールトのラインが美しく幾何学的な空間にテーブルが配置され用意された食器には窓からの光が当たっている。こんな空間ではパンと水だけでも充足感を味わえるのではないかと思える。






日本人的観光名所ではないが僕がいたときだけでもとずれにやってくる訪問者は後を絶たなかった。このような場所がミラノの近辺にはたくさんある。
参考までにキアラヴァッレ修道院のHPはこちら
by shinop_milano | 2009-08-09 22:00 | ミラノ生活

スーパー・エナロット

ということで、スーパーエナロットを初めて買ってみた。
d0079867_436578.jpg遊び方を良く理解していなかったのだけど夕方買い物ついでに近所のタバコ屋にいってみておばちゃんに聞いて一口(実際には二組で一口である)買ってみた。一口1ユーロ。マークシート式で1〜90までの数字を6つ選択しマークする。一回で2つの組み合わせを選択する。
今日の夕方には抽選だったので当選番号をみてみると、残念。すっかりハズレでした。

今回もJackpoto(6つ全部当てた組み合わせ)はでなかったようで次回の最高賞金は127,500,000ユーロ(約177億2千300万円)だそうな。この額は今年5月にスペインででたロトくじのヨーロッパでの最高額を超えるらしい。次回抽選日は8/11日イタリアに在住の方は挑戦してみる?
by shinop_milano | 2009-08-09 04:38 | ミラノ生活

キセキノタマゴー8ヅクシ

今週末もお手伝いでパルマ方面に出張していた。家にかえるとおなかが減ってきたのでまず夕食を作ることにした。冷蔵庫の有り合わせの材料で簡単にできるのは、スパゲッティ・アッラ・カルボナーラかなということで卵を2個取り出した。一つ目をボールに割ると、なんと黄身が双子の卵だった!これは初めての経験で小嬉しくなったのだけどさらに2個目の卵を割るとなんとこれも双子の卵だった!!何かの前兆?明日はいいことありそうな予感。よく見ると双子の卵ってつながっていて8の字をしているんだと気づく。そういえば明日は8月8日。凉宮ハルヒの『エンドレス・エイト』も8回目にして無限(∞)に続く8月を脱したようだし明日(もう日付は今日だけど)は8がらみで何かいいことがあるかも。
そういえばイタリアのロトくじのひとつスーパー・エナロットは最高賞金額が123,000,000ユーロ(およそ170億円)に達したそうな。ここはひとつ一口勝って挑戦してみるってモノかも。
by shinop_milano | 2009-08-08 08:08 | ミラノ生活

S. Polo d'EnzaにてSesto Rocchiの楽器展

パルマからアペニン山脈に向う途中、何度も話題に触れるカノッサに行く途中にあるサン・ポーロ・デンツァ(エンツァ川の近くにあるサン・ポーロって町っていう意味です)で仕事をするピッチノッティに呼ばれて3日ほど仕事を手伝いに行ってきた。丁度ご当地では楽器のマスタークラスを行っていてあわせて当地で仕事をしていたセスト・ロッキSesto Rocchi(1909-1991)の楽器展示を行っていていた、というのも呼ばれた理由である。
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ロッキにについて僕はよく知らなかったがピッチノッティに説明を聞いてなるほど面白い経歴の持ち主だとわかった。彼の二人いる娘の一人の旦那さんは前首相のロマーノ・プローディの兄弟だったのだ。プローディ兄弟は(7人くらいいるらしい)アマチュアの音楽一家らしく彼もチェロ(だったかな?)を弾くらしくLiuteriaのことにも興味があるようである。それでもって彼は今年2回目になるサン・ポーロでのマスタークラスのオーガナイザの一人でお父さんの遺産の楽器をたくさん持っている奥さんといっしょに生誕100周年と謳って展示会という訳である。
ロッキの自身の経歴も面白い。サン・ポーロ(ほんとうに田舎町です)から楽器の製作を学びにパルマの音楽院で製作を教えていたガエタノ・ズガラボッドのところで本格的に製作を学び始めその後ミラノのビジャック工房で経験を積みその後ヨーロッパの各所をまわりながら知見をひろめ最終的にサン・ポーロに戻ってきて楽器を作り続けてきた経歴をもつ。自宅には『ストラディウ゛ァリの秘密』の著書で有名なシモーネ・サッコーニも訪れにきたようである。
さて、展示会といってさほど大きくなく町の時計塔の部屋を借りて(この部屋というのは昔牢獄に使われていたものである)わずか十数台の楽器展示であった。
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多作家であったそうでモデルは色々使っていたようである。ビジャック工房でいろいろ凄い楽器をコピーしていたと本には書いてあるがそれをモデルにしていたのがよくわかる。展示の楽器はほとんど弾かれた形跡はなくおそらく持ち主がコレクションとしてこんな展示会をしつつ、これいいねぇ、と商談につながるのを待っているのではと思う。
小さな機会ではあるがご当地で現在仕事をするピッチノッティにいろいろ人を紹介してもらいまた説明もしてもらってよい勉強の機会であった。
by shinop_milano | 2009-07-31 22:00 | ミラノ生活

San Siro周辺

事故の補償関連の処理を依頼している弁護士のところに書類を提出しに行ったついでに近くのSan Siro周辺を自転車で一周。San Siroはミラノの郊外にある閑静な住宅地と競馬場、2つのサッカーチームACミラン、インテルのホームグラウンドMeazzaスタジアムで有名なとこです。

まずは競馬場入り口にあるレオナルド・ダ・ヴィンチ作の「馬」の像。
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初めて実物を見たけどこんなに大きかったとは。写真では大きさを認識するのは難しいと思うが奥にある等身大より大きい馬&騎手のポスターと比較して頂きたい。入り口の脇には鋳型などが転がっていてデザインに使ったであろう小型の像も飾ってある。いったいどうやってこんなでかいものの鋳型何ぞを作ったのだ?
続いて競馬場といっても「トロット」(速歩競争)の競馬場。
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向こう側にはMeazzaスタジアムがみえます。厩舎からは蹄鉄を打つ音が聞こえてきます。なのでSan Siroの周辺はちょっと馬の糞臭いです。
その反対をみるとツタの絡まるお屋敷。
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この周辺にはかっこいい60年代〜80年代くらいまでのモダン建築がたくさんあります。散歩するだけでもちょっとたのしい。
つづいてMeazzaスタジアムの入り口。
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月曜の午後の暑い最中イベントは無いはずなのに数組の観光客らしき人たちがいました。う〜ん、やはり「聖地巡礼」のファミリーか?(サッカーに興味の無いお母さんや子供にはいい迷惑かも)。そんな訳でチームグッズの売店は大々的にオープンしていました。しかし、でかいなぁ・・・
by shinop_milano | 2009-07-27 20:14 | ミラノ生活

惨敗、アレッチ氷河

この間スイスに行ったときに使ったスイス半額切符が今週末まで有効なので暑いミラノを抜け出してもう一度スイスの山に行ってみることにした。今回の目的地はアルプで一番長い氷河、世界遺産にも登録されているアレッチ氷河を見に行った。
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ミラノから列車でシンプロン峠を越えブリークへそこからツェルマットに向うのと反対側にゴッタルド-マッターホルン鉄道で30分ほど列車で移動するとフィーシュという町に着きここからロープウェーに乗ってエッギスホルンという山まで行くと真ん前にドーンと氷河が見える、はずだった。
しかし、スイスとの国境の町ドモドッソラのあたりから何やら空には黒い雲が。う〜ん、今日は天気悪いかも、と思いつつスイスに入った。上の写真はフィーシュのロープェー乗り場の前の地図。このときはまださして天気は悪くなかった。ロープウェーにはドイツ人の観光客ばかり、なんせここはドイツ語圏だしね。日本人観光客は僕ともう一組の関西から来たらしい奥様方のグループだけだった。
ロープウェーに乗り登って行くに連れて雲が近くなり霧が濃くなる。途中乗り換えの駅ではもうガスっていて前はよく見えないし涼しいを通り越して寒い。そして頂上のエッギスホルンに着いた。こんなです。
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何にも見えなかったです。久しぶりに行楽晴れ男ぶりを覆されました。(T_T)
一応ここの最高点エッギスホルンの頂上方面に行ってみることにしました。目の前には晴れていれば写真の下のような景色が見られたのですが残念です。エッギスホルンの頂上に行くには岩だらけの道があるのだかないのだかわからないようなところを行かなければいけなかったのですがまだ雨も降っておらず幸い視界8mくらいはあったのでがんばって行ってこられました。でもこれ以上天候が悪かったら足を踏み外して谷底に滑落してもおかしくないところでした。おまけに僕の他には誰もおらずはっきり言って怖かったです。大雪山で遭難して亡くなった最近のニュースが頭をよぎりました。山はなめてはいけないことを心に留めました。
あまりにも寒いのですぐに戻り展望台のガラス張りの部屋の中でいくらかでも天気が良く鳴るかなと思って待っていたのですがいっこうによくなりませんでした。今回は気合いが足りなかったのかな・・・
当初は氷河沿いの遊歩道を歩いてゆくつもりしたが、何も見えないし危ないようにも見えたのでまだガスの薄い山を下る方に向って歩いて降りて途中乗り換えの駅までハイキングに切り替えました。山を下るに連れてガスも晴れて来て見晴らしが良くなってきました。こんな感じに。
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頂上の天気が悪かったせいか今日は観光客も少なく数人としかすれ違いませんでした。人がいないという点では自然を独り占めしているみたいで気持ちがよかったのですがだんだん下に下ってゆくとな〜んかまた天候が悪くなってきてとうとう雨が降ってきました。あちゃちゃ〜。
まだ降ったり止んだりな状態だったのでまだいけるかなと思いちょっと休憩した後、もう1時間歩いてベッテンという別のロープウェーがある集落まで歩いてゆくことにしました。しかし、30分ほど行くとまた雨が降ってきて今度は風を伴って結構強く降ってきました。靴下、ズボンの裾までびっしょり。となりで草を食んでいた牛くんたちには雨も関係ないようでしたがぼくは急いでロープウェー乗り場まで行くことにしました。う〜最悪。
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という訳でそのままロープウェーに乗って麓の鉄道の駅に着きミラノに帰ることにしたのですが、このときドモドッソラで接続のミラノ行きの列車のホームを間違えて乗り遅れ。ああ、今日はついていない1日だった・・・
by shinop_milano | 2009-07-23 22:27 | ミラノ生活

メルカート・スイーパー

久しぶりに毎週水曜日に立つVia Vespri sicilianiのメルカート(市場)に足を運んでみた。
このメルカートそんなに大きくなく、小さくないのだが場所的に地味なメルカートである。ここ2、3週マッサージに通う為午後2時過ぎにここを通ることがあったのだが、なんと何人かのおばさん(どちらかというと生活水準のあまり高くない)がそれぞれのお店が捨てて行った野菜、果物などを拾ってまわっているではないか。僕は自転車を走らせながら見ていたが意外にまだ食べられそうなものが落として行ってあり、ん〜来週は僕も来ようかなぁ、と思わせる状態でした。なるほど、これも生活の知恵か・・・。
たまたま郵便局に振込に行く用事があったのでそんなことも念頭に置きメルカートに足を運んだのである。今日の収穫はオレンジ(赤くない)2kgで1,20ユーロ。そんなに日持ちしないだろうから午後には搾ってspremuta(生絞りジュース)をにして頂くとしよう。
by shinop_milano | 2009-07-22 14:30 | ミラノ生活

ひさしぶりにサイクリング

久しぶりにサイクリングに出かけました。17時過ぎにも関わらず何となく運動不足だったので・・・
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今回はNaviglio Grande運河沿いに南に下りTrezzano sul Naviglioといういう街で南に向い田園地帯を走ってきました。脇に見える水田はまだ稲が若です。所々に湖というか、大きな池があり平地なので何となく風景はずいぶん前にいった磐梯山の近くのような感じでした。ここもサイクリングマップに乗っているところなのでサイクラーとよくすれ違いましたが、所々にあるカッシーナ(集団農場)ではレストラン(というか簡単な食堂だね)をやっている所もあって昼時だったらそこの美味しいものを食べられるのでしょうが如何せん時間が遅過ぎた・・・。
とりあえず当初の目的通り1時間したら引き返すということにしました。
by shinop_milano | 2009-07-19 22:55 | ミラノ生活

ローマの松、ぼっくり

週末にローマに行ってきました。
というのは、参加しているアマオケがローマのAccademia Filarmonica Romanaとのコラボレーションでご当地にてコンサートを行うことになったからである。あまり乗り気ではなかったのだが足代と宿代はでるということでお金かからずローマに行けるということで参加することにした。それ以上にヴィオラのメンバーが僕以外に2人しかいなかったこともある。
ミラノーローマ間の距離はおよそ600kmである。電車だと最短で3時間半だがお金を出す財団も貧乏なのでみんなでバスに乗って行くということになった出発は土曜日の朝10時だったが案の定高速道路は渋滞、結局ローマに着いたのは二回の休憩を挟んで19時過ぎ。窓からみえる風景もよかったがそれ以上に結構疲れました。
コンサートは実は野外で21時に始まると聞いていたのだけど実際に始まったのは22時ごろ。野外ステージといってもロサンゼルスのハリウッドボールのような反響板は無く、おまけに湿度も高く過酷な演奏環境であったが大きな事故も無く(風で譜面が飛ばされて演奏者が拾いに走るといのは日本では大きな事故かもしれないがここでは些細なこと)、無事終了。そのみんなレストランに食べに行って3時まで飲み食いしていたというからすごいよ。僕はホテル同室のアントニオと軽く食事ということでサンドイッチ屋に走ったけど。。。
泊まったほてるはヴァティカンのすぐ近くにある教会経営のホテルで松の木がたくさん生えている。バスでミラノに向けて出発する前に散歩しているとたくさんローマ松の松ぼっくりが落ちている。しかもまだ松の実を付けているものがいくつかある。チェロ弾きのバルバラ(アメリカ人の未亡人)と物珍しがって拾ってまわってしまった。で、これがその松ぼっくり。
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それぞれのカサの先に見える白いものは松ヤニです。ぐっと握ってしまうと手が松ヤニだらけになってしまう。松の実は大きくこの殻をむくとやっと中の実がでてくる。ローマ生まれのチェロ弾きフランチェスコは、こうやって殻をむくんだ、と石を使って上手に中身だけ取り出していた。下手をすると全部粉々になってしまう。家に帰ってから自分も注意深く殻を打ち砕いて実を取り出してみました。5セントユーロのコインの脇の白い粒がそれです。食べてみると、今ひとつ香ばしくない。ちょっと古かったのかなぁ。
この松ぼっくりを部屋に置いておくと松ヤニの匂いがほのかにしてきてインセンス代わりにいいかも。
by shinop_milano | 2009-07-06 21:44 | ミラノ生活

山に行きます

今日からスイスの山に休暇に行きます。
今回は母と伯母が日本からやってきてツェルマットやグリンデルヴァルトの方に行ってきます。スイスの高い山の方に行くのは初めてなので結構楽しみにしています。
というわけで、世間(日本の)より一足先に一週間ヴァカンスに行ってきます。あしからず。
by shinop_milano | 2009-06-26 07:13 | ミラノ生活

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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