ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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スイスの木々−その2

ツェルマットよりケーブルカーでものの数分で標高2,293mのスネガまで一気に登りツェルマットの街まで降りてくるハイキングコースを歩きました。何も無い岩のごつごつしたところから徐々に緑が深くなり最後は林道の中を歩いて街の中に到着します。ツェルマットの街自体標高が1,620mあるからこんな林道に生えている木はもっぱらマツやモミのような針葉樹ばかりです。一応ヴァイオリン作りとしては、この木がabete rosso(シトカスプルース、楽器の響板につかいます)であれはlarice(カラマツ)で・・・、などなど樹木の名称と判別ができなくてはいけないのだろうが残念ながら私はそんなに詳しくないです。おおざっぱには解るけどabete(モミ)といっても本を見ても数種類あり誰か詳しい人にちゃんと教えを請いたいくらいです。
それはさておき針葉樹林を歩いていると何となくいい匂いがする。もしやと思って木に近づいてみるとヤニ(樹脂)が樹皮の上にたくさんでているではないか。まだどろっとたモノもあればある程度乾いて白くなっているものもなどなど状態はさまざまである。木の幹に傷のついたところでなくても自然に樹皮から溢れ出しているようである。ちょっと指で触って鼻に当ててみるとこれがまた良いにおいのするのだ。いわゆる松ヤニのようなベトっとしたつーんとくる感じではなくほのかないい匂い、それに粘性が少なく何となくさらさらしている。なるほど、こんなに自然に針葉樹から樹脂がでてくるのだからテレピン油や樹脂を使った塗装技術も発展したのだなと思った次第です。
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写真正面の木にも色が赤っぽく写っているところは樹脂がでています。特別出演は私の母と伯母です。
by shinop_milano | 2009-07-02 20:00 | 雑記

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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