楽器用日焼けサロン
乾性油の乾燥だけでなく、人の肌がUVで日焼けするように木材も日焼けします。木材に含まれるリグニンなどが酸化されるわけです。なのでこの夏に作った楽器は塗装前にこの箱の中に入れて乾燥させていました。こうすると自然に色が付く訳です。
で、これがその乾燥ボックス。
実はもとは学校の師匠Paolaが使っていたモノ。元は内部に蛍光灯用のごっついコンバータ付きのホルダが4つ各「面」に付いていた(つまり内部を狭くしていた)のだが「チェロは入らないから」と不要なり僕がもらってしまった。しかし容積的には十分チェロが入る。そこで蛍光灯ホルダは全部外し新たに小型の蛍光灯電極を直に壁につけてコンバータは箱の外につけて内側の容積を稼ぎつつ内部の放熱を最小限に抑えるように改造したのでした。これでしめしめチェロが入る!!
今回はPhilips社の日焼けサロン用UVA管60cm40Wを4本各辺の「隅」につけた。幸いウチの近くに特殊な照明器具を扱う照明屋があるのでそこで購入。紫外線管、コンバータ、電極など4セットとコード延長コード、プラグ類ぜんぶあわせて120ユーロほど。日焼け用なので人体の日焼けにも可能(安全に使えば)。点灯するとこんな感じです(紫外光なので撮影には限界があります。)
こちらは後部につけたコンバータ群それぞれのUV管は独立駆動も可能。
回路には動作安定用にコンデンサが無くてもOKだがあった方がベターかな。