ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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パリでのおはなし_その5:ギュスタフ・モロー美術館

今回は楽器博物館以外はほとんどなにも予定していなかったのだけど一度いってみたかったのがここ。こんな絵を描く画家です(これはチケットの半券)。
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詳しくはWikiPediaでも検索してもらうとして、ここは彼のかつての自宅、兼アトリエを遺品、作品ひっくるめて展示しています。モンマルトルから下ってきてひっそりとしたところにあるのですが近くに美術学校があるようであたりは学生がいっぱいしました。
感想:
思った以上によかった!じつはあまり彼の経歴はよく覚えていなかったのだけど美術院で先生をしていてマティスなどその他多数の画家の教師であったということです。幻想的な絵画の中に理知的なアイデアが見て取れるのが通好みなのかも知れません。ここには彼が書いた油彩画の他にもスケッチ、習作をたくさん収蔵していてそれらも全部閲覧できます。画学生らしき人もしきりにスケッチを覗いていました。そこで僕もみてみると、幻想的な油彩画とは正反対の昆虫、動植物などの静物スケッチなどをたくさん書いていたし、プロポーションを計るように方眼の上にスケッチしたりしているのですよ。さすが先生ですが、その超基本技巧なところと当時としては独創的なテーマや絵画技法には感心させられました。こういう人もいたのかと思うとうれしくなります。
それからもう一つ気づいたのは日本の某漫画家さんも同じような技巧で書いているのかなと思えた点です。今回、お世話になったBernardさんに「どうして日本のマンガはみんな目を大きくかくのか?」と言う質問をうけました。たまに日本のマンガについて同様の質問を受けるのですが、僕の回答としては「西洋絵画と同じようなことをしているのじゃない?」と個人的な考えを言っています。実際そうかどうかはわからないけど、マンガの作画技法と西洋絵画のそれとはよく類似点を見いだします。

ということで、あっという間に入館して2時間が過ぎました。
by shinop_milano | 2008-04-18 06:06 | 雑記

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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