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フランスから帰ってきました_その1:バロック弓完成

フランスから帰ってきて早くも一週間経ってしまった。先週の日曜深夜に帰ってきて旅行鞄も片付けずようやく今日いくらか整理がついたところ。ということで数回に分けてフランスでの報告を。

まずは今回のメイン、Dinanにいる弓職人Nellyのところで未完成だったバロック・ヴァイオリン弓を仕上げてきました。'06年の夏にサマーセミナーで未完成のままだった作品を仕上げてきました。「あと1日あれば仕上がるからまたいらっしゃいな」というNelly言葉を信じてまたブルターニュの街Dinanを訪れたのでした。今回は翌々週にパリである展示会の準備でNellyは忙しかったにも関わらず、「1日だけなら・・・」ということで僕の作業に付き合ってくれた。本当に感謝です。
さて、懐かしいNellyの工房で朝9時開始、まずはいくらかもどっていたbacchetta(竿)の反りの修正から始める。が、簡単に終わると思っていたが予想以上に時間がかかる。ちょっと感覚を忘れていたのもあるけどこの作業にお昼過ぎまでかかる(本当に今日中に終わるのか?)その後、竿の厚み出しをしてTesta(頭)を成形する。ここまででおよそ20時くらいまでかかった。ようやく終わりと思いきや「じゃあ、竿を丸めるわよ」とNelly。「はっ?」と私。これって八角型の竿の弓じゃなかったの?恥ずかしながら勘違いをしていて八角柱の竿のままで終わりにするのかとおもっていた(だったら、もっと綺麗に八角柱を出すのよ、ってことだった・・・)。ということでこの時間から竿を丸める作業に。そして最後に頭の面取り、オイルフィニッシュを入れて終了。11時10分前、予想以上に長い1日だった。完成品はこれです。
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d0079867_8331336.jpgちょっといまひとつかなと思うところもあるけど、最初の作品と言うことでご愛敬。d0079867_8341668.jpg
持って帰って弾いてみたところなかなかいい感じで弾けます。執拗に竿の反り修正を行ったのが功を奏したのだと思います。
今回ちょっと反省はもう少し英語とフランス語を勉強していけばよかったな、ということ。久しぶりに英語を使おうとするとやっぱりすぐに出てこないし、フランス語も前回のフランス帰り以降ほとんど勉強できなかったからなぁ。ああ、もう少し言葉がたっしゃならと毎度思うイタリア滞在4年目です。
by shinop_milano | 2008-04-07 08:43 | 楽器製作

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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