ヴァカンス紀行 その2−ヴァッレ・ダオスタとモンブラン
ミラノのバスターミナルから7:00に出発して2時間半後、州都アオスタAostaに着きました。アオスタは半分フランス語圏です。町中では頻繁にフランス語表記を見かけます。写真の建物の標記を見て弟は「すげ〜ホテルだな」と言ったのですが、Hotel de villeはフランス語で市役所です(イタリア語ではMunicipioと下に書いてある)。方言はフランス語っぽい発音に聞こえます。
アオスタからさらにバスで1時間、クールマイヨールに到着しました。トリノオリンピックではフィギュアスケートチームがキャンプを組んだ村です。村は小さいながらも奇麗で町の目抜き通りは高級感溢れていました。あとで聞いたらヴァカンスにお金を落として行くお金持ちで町は潤っているようです。村の中心近くからはモンブラン山頂は見えないのですが、今日は山頂には雲がかかっていていそう。
ロープウウェイ乗り場のあるラ・パルLa Paludにはバスで10分くらいで移動。今日は天候悪く視界が悪いわよ、とロープウェー乗り場のお姉さんのアドヴァイスで3462mの高いところまで行くのを諦め、その下の山小屋までで行くことで今回は妥協。ロープウェイに揺られること10分、標高2173mモンフレティの山小屋に到着。しかし、モンブラン山頂はガスって見えない〜!残念。山小屋のレストランでお昼を取っているとポツポツと雨が・・・大雨になる前帰らねばと植物園を急いで散策して下山しました。
クールマイヨールまでをバスの待ち合い所の前の広場から見えたブレンヴァ氷河はモンブラン山頂から氷雪を運んで来るようです。昔はもっとしたまで続いていたのでしょうか、そのあとが見えますが温暖化の影響か以前より短くなってしまったような気がします。でもその断面は大きい!いったい何年前に堆積した氷雪なのだろう?
アオスタからミラノへ帰る途中は雨+雷+大渋滞+満員バス+でハードな3時間半を過ごしました。でも、山にいる最中決定的に降られなくてよかった。今回は他にもアオスタの観光スポットを紹介してもらったのだけど奇麗なところが多くまた行ってみたい土地の一つです。