cotecchinoとsanguinaccio
今日はサラミ、ソーセージの類いをメインに何人かが持ち寄り食する趣旨であったようである。予め断っておくがこれは謝肉祭ではない(もう少し後です)。何か色々な種類の腸詰め、サラミ系のものが並んでいたがイタリアのクリスマス、新年の名物コテッキーノとサングイナッチョを初めて食べた。前者は豚の脂身、皮でつくった腸詰めで後者はコテッキーノにさらに血を入れてコクをだした黒い腸詰めである。イタリアでは11月頃サラミ類、サルシッチャ(ソーセージ)の仕込みのシーズンでたくさんの豚がさばかれるらしいのだが、いいところのお肉以外も有効に食べてやろうと用意したのがコテッキーノとサングイナッチョでサラミのように長時間熟成させない。だからクリスマスから年末年始の時期に食べごろとなるらしい。モデナ名物のザンポーネ(豚足に脂身を詰めたこれまた重〜い一品)同様脂分が多いので寒い冬を乗り切るよう高エネルギーなもの食べるのかも知れない。ちなみに、僕は日本に帰った時にザンポーネを持ち帰って家族と食べたが1切れで、もういいという感じだった。
コテッキーノはなかなかいけて豚まんの具の得濃なやつをそのままガッツリ食べた気分である。パン等乾いた炭水化物といっしょに食べるならいいが、これだけを食べるのはちょっと・・・という感じでもある。サングイナッチョはぜんぜん治生臭くなくどっちかと言うと落ち着いた味わいである。今日はこの他にもヴァレ・ダオスタの珍味、牛の乳(牛乳ではなく絞る部分)の燻製(?、名前を忘れた)も食することができた。しかし、イタリアとは不思議な食べ物がたくさんあるものである。食べ過ぎるとお腹に来るので今日は程々にしておきました。