プリモンとピッチノッティ
実はプリモンのところにはアポなしで行いくことにしたのだが、ちょうどプリモンの奥さんが留守で2人とプリモンの子どもたちとで夕食を供するということだったらしい。突然お邪魔したぼくも夕食に誘われていっしょに食事をすることになった。プリモンのところの子どもは6歳のマリアと1歳のニコロでやんちゃ盛りである。料理はプリモンが厨房で行なっているのだが、その間子どもたちはおもちゃで遊んでいる。ここで普段お目にかかれない光景にであった。当然、僕とピッチノッティは子どもたちのお遊戯におつき合いするのだが、ピッチノッティの子どもへの接する態度は学校でしか彼を見たことの無い人には想像もできない姿である。笑顔満面でいっしょに遊んでいるのだ。カメラ持ってくればよかった...(関係者ネタですいません)
しかし、やっぱりこの2人のマエストロが凄いのは料理を食べながら食べ物(特に日本食)の話しをしたりするのだが、折に触れて製作や修理の話しが出て来るのである。詳しく書くのは難しいのだが、これこれこうゆう問題の時にはお前ならどう対処する?みたいな問答なのである。で、俺ならこうする、とか、これでうまく行くんじゃない?なんて展開になるのである。その話しを聞いているだけで、想像力の豊かさと自由さ、何よりも製作者同士のフランクな人間関係を見て聞いて、今晩はいい時間を過ごしたなぁ、という気分でした。