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市内交通の動物乗車規則

以前からFM Nack5で仕事をしている友人にミラノの情報を不定期に(ほんとに不定期で申し訳ない)提供して番組で紹介してもらっているのだが、先日紹介したネタ「市内交通の動物乗車規則」をここでも紹介したいと思う。
ATM(ミラノ市交通局、現金自動支払機ではない)はバス、トラム、地下鉄を市内(或は近郊まで)の交通機関を運行している。車内には乗車規則が張ってあるのだがここに動物についての注意事項が書いてある。ペット好き(特に犬)な国民なので当たりまえだがなかなか面白い。以下要約である。

【犬】
小、中型犬は乗車可能で以下の条件に従わなければ行けない。(←犬の大きさの規定は無い、自己判断でいいのか?)
・すべての犬は口輪で防備されて鎖、ツナで繋がれていなければいけない。有効な乗車券をが必要。
・車内が混雑の時、或は7:00〜9:30、17:30〜20:30までは乗車出来ない
・視覚障害者、或はそれに準ずるひとは例外的に無料ですべての運行時間に許可される。
・各車両には1匹だけ乗車可能である。特に地下鉄の場合連結している車両間で移動ができる場合各車体で1匹のみでである。 (注:ミラノの地下鉄は車両間で移動出来ない列車の方が多いです)
乗車中は他の乗客に迷惑をかけないように注意し乗客、乗務員の昇降を妨げててはいけない。

【猫】
予め通常の乗車券を購入し以下の条件従わなければ行けない
・50x30x30cmを越えない動物入れ、カゴ、その他の容器などの中に入れられていなければいけない
・以上の動物入れ、カゴ、その他の容器などは鋭利なカドがあってはいけず、他の乗客に危険や迷惑がないようカバーを被せてなければいけない
・以上の動物入れ、カゴ、その他の容器などは不衛生であったり、悪臭を発散してはいけず人や器物にに迷惑や損傷を与えてはいけない

もし車内、もしくは地下鉄の駅構内に同時に犬がいたり、相性の悪い猫が一緒になったときは、飼い主は席や車両をかえたり、最悪の場合車両、駅から出る義務がある。(←この状況を想像うすると笑える)各乗客は最大1つの動物入れ或は容器をに猫を入れて乗車出来る。

【小鳥】
小鳥は鳥かご又は容器ごとに予め乗車券を買い求め以下の条件なら乗車出来る
・40x30x30cmを越えない動物入れ、容器
・鋭利なカドがあってはいけず、他の乗客に危険や迷惑がないようカバーを被せてなければいけない
・不衛生であったり、悪臭を発散してはいけず、餌がなく水の入った水入れがないこと
鳥かご又は容器は輸送中他の乗客や器物に迷惑、損傷を与えないよう注意しなければいけない。各乗客は二つまで鳥かごを輸送出来る

【魚またはひよこ】(←何故魚とひよこが同じ範疇なのかよくわからない。。。しかもひよこは鳥じゃないのか?)
小さな魚またはひよこは以下の条件ならば各乗客に付き最大で2匹まで輸送出来る。
・容器は通常の買物袋、または靴箱を越える大きさであってはいけない
・容器は鋭利なカドがあってはいけず、他の乗客に危険や迷惑がないようカバーを被せてなければいけない。
・不衛生であったり、悪臭を発散してはいけない

これらの動物に同行する乗客はこれらに寄って引き起こされた車両、器物、乗客に対する損害の賠償責任を負う。


これであなたもペットといっしょにミラノ市内を公共交通機関で移動するのは完璧。最後に「ヒト」についての面白い注意事項を紹介しておこう。バス、トラムの運転席の上には「運転手に話しかけるのは禁止されています」と書いてあるが、暗黙の了解で無視していいことになっている(何処で降りたいか予め言えば知らせてくれるのだ)。
by shinop_milano | 2006-12-11 07:02 | ミラノ生活

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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