ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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アレッサンドラの卒論発表


今日は10月まで一緒にルームシェアしていた同居人アレッサンドラ(以下、アレ)の卒業論文発表があるというのでブレラ美術アカデミー(絵画館もある)に行ってきた。発表もさることながらその後一緒に家族の人たちとお昼も食べましょう、と聞いていたので、まあ彼女のお父さん&お母さんも知っているしと思い軽いつもりでいくことにしていた。

「朝9時から始まるから」と彼女の彼氏、クリスチャン(以下、クリス)に聞いていたのだが案の定この時間に着いても関係者の姿は見えない。教室を間違えたかな?と思いつつ教室の前にでると、アレのお母さんとお姉さんのビアンカさん(今日初対面である)がやってきた。「今(パドヴァから)着いたところよ。後でみんなすぐ来るから〜」とのことである。するとやってきたのは彼女のお父さん、おじさんとその娘さん、伯母さん、おばさんの???(良くおぼえていない、つつまり親戚たくさん)、クリスの両親(何故、彼氏の両親まで?)、彼女の高校生時代の友達・・・・など大勢やってきたのだった。確かに僕も大学の卒論発表は公開だったが家族親戚は呼ばず、せいぜい同じ研究室の友達や関係する先生たちくらいだったのでまさかこんなにギャラリーが来るとは思っていなかった(もしかしたら今日のお昼ってパーティ?とも思ってしまう)。でも、どうやら「ミラノの普通は」こうではないらしい。彼らはパドヴァーノ(パドヴァ人)である。そう、いわゆる地方的感覚では学位を取ると言うのは人生の大イベントに属するようである。しかも、パドヴァはかつてのヴェネツィアの学園都市。これはアカデミックなことについての関心は強いようである(ちなみにその次の発表者はほとんどギャラリーはいなかった・・・)。

で、結果は審査員(教授)の100満点中110点という最高の結果であった(ギャラリーの効果はもちろんあっただろう)。終わってみると数日前に怪我をして杖をつきながらやってきたアレのお父さんワルテルは目に涙を浮かべていた。この為にロンドンから帰ってきたアレの数日間の準備を見ていたのだろうからホロッときたようである(彼女は昨晩ほとんど寝ていなかった上に、3人姉妹の末っ子であることも涙を誘ったと思われる)。僕も彼女には日本からいろいろなものを取り寄せたり日本文化に説明したりしたのでそのかいあったなぁと思ってしまった。ということで、以下のような写真を撮ってしまったがなんか結婚式みたいだなぁ・・・(左側はアレの両親&姉ビアンカである)
d0079867_4322612.jpg



さて、昼食である。予想通りレストランを借り切っての宴会状態であった。しかも会場には彼女の友達たちが彼女の小さい頃の写真や、エピソードをポスターにしてからかい半分記事やイラストを載せながら貼り出しているのである。どうも予め友達たちがアレのうちにいって写真等を調達し準備していたようである。こういうのって、日本だと結婚式でやるよなぁ〜、しかも今日って彼氏彼女の両方の両親もいるし、親戚もいるしひょっとしてプレ結婚式だったのでは?と思ってしまった次第である。
僕は今日ほとんどのひとと初対面だったのだけど、自己紹介をすると「もちろん知ってるわよ〜」とみんなから言葉返ってきた。どうもアレとクリスはことあるごとに僕のことはしゃべっていたようである。そして答える人はみなニヤッとしながらこういうのだ。いったい彼らは僕のことをどうしゃべっていたのだろうかと思いつつ帰途についた私であった。
by shinop_milano | 2006-12-02 20:05 | ミラノ生活

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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