ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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最近の仕事より2013/07/17

もうすぐ夏休み(学生は)、厚い日が続きますが熱中症に気をつけながらがんばりたい今日この頃です。先週は音楽会の広告をだしたままておこうかなぁ、と更新をサボったので今回ちょっとネタは多めに。

d0079867_22192354.jpg地域の音楽会を目指したつきのわ音楽サークルの第2回音楽会は無事終了しました。今回はいろいろな意味でいい経験になりました。お寺という場所に(しかも田舎の)このような目的で地域の人が集まるというのは僕が記憶している中で今までなかったので当日自分でも思ってみなかったくらい新鮮な感じがしました。演奏のお二人は奇麗なドレス姿で出演しご本尊の両脇で演奏するその姿は天女さま如来さまかという印象でした。お寺の住職からも同様の感想を聞けたので他にもそう思われたかたもいらしたでしょう。地域の知らない方とも知り合う機会になりました。


d0079867_22392210.jpg今週は湿度が高くなく陽射しの強い日が続いたので商品の材木を外に出して日干ししました。夏の陽射しは紫外線を多く含むのでシーズニングが進み木が日焼けして杢がはっきり見えるようになります。木口もしっかりシールしてあるの割れる心配はありません。短波長の光は木材の中まで「しみ込む」ようで特に温度が高い反応が進みやすく含水率が減少するようです。もっとも日が暮れて温度が下がると再び水分を吸収すると思いますが、これをくり返すことによって木材のシーズニングは進むものと思います。願わくば標高の高いところで空気の澄んだ所ならより強い紫外線で効果がでるところなんですが。


d0079867_22391840.jpg楽器製作はバロック・バイオリンの製作に取りかかりました(オーダー頂いているAさん、遅くなってごめんなさい)。こんな感じで横板を内型に張り付けていますが、いままで仕事をして来た所でそれぞれの作り方がありいろいろな方法やっています。別の形状の内型を使うこともあります。僕は「〜流」とか「〜式」というのにあまりこだわらず試してみて自分に都合がいいと思う方法を取り入れています。もちろん、大筋は外さない程度にです。クリエイティブなモノを作るには柔軟なアイデアを持ち続けることが大切だと思っているので流儀にはあまりこだわっていないつもりです。


d0079867_22395651.jpgヴァイオリンの顎当てを修正成形しました。市販のままの汎用パーツはそのままでも使えるのですが、もう少し加工した方がいいかな、と思えるものが多いです。体にうまくフィットしないからという理由だけでなく、例えば、余分な贅肉を削ったり(楽器が軽くなる)、取り付け部の安定性を改善したり、かっこいいデザインにしてみたりです。
今回は黒檀材ですが削ると机と手が真っ黒になるので後片付けがたいへんなのですが出来上がった時は達成感があります。
by shinop_milano | 2013-07-18 23:11 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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