ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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最近の仕事より2013/06/020

梅雨も本番、湿度の高い日が続くようになりました。弦楽器にとっては決していいコンディションになる気候ではないので日本の本州以南では避けられないことです。なので弦楽器のコンディションをキープするには湿度の低くなくてはならない、とおもって常に空調をかけていなくては行けないと思われている方もいるようですがそう言う訳でもないと私は思っています。
弦楽器にとって一番よくないの急激な気温湿度の変化です。空調の聞き過ぎた空間から雨の日の外出などで急に湿度の高い環境に楽器が移動すると木が急に空気中の水分を吸収し木が「動き」ます。そのストレスのために接着部が剥がれたり、可動パーツがミクロなスケールで動いて良く響かない状態になったりします。ですので、楽器の管理としては「ある程度の範囲」で温度や湿度を保つように心がけるのがよいと思います。

d0079867_1724244.jpg久しぶりに1/16サイズのバイオリンのメンテナンスをさせてもらいました。左が1/16サイズ、右が大人用4/4サイズです、ヴィオラじゃありません(笑)。
工房では4/4〜1/10サイズのヴァイオリンのレンタルを行なっているのですが1/16は扱っていません。だいたい1/10が4歳くらいから、1/16だと3歳後半くらいになりますが、3歳から楽器を始めるお子さまはなかなか少なくだいたいは幼稚園に入ってからレッスンはじめるケースが多いようだからです。
このちっちゃいヴァイオリンはお母さんが子供の頃使っていた楽器を自身のお子さんがヴァイオリンをはじめるようにということでメンテナンスを承りました。お母さんはぼくと同い年ですがそうやって引き継がれるヴァイオリンって小さくてもすごいなぁ、なんて思います。
しかし、これだけ小さいと調弦がたいへん。ちょっとペグを回すと半音くらいすぐ変化します。今回はアジャスター付きのテールピースに替えましたがチューニングにはコツがいります。お子さんの楽器練習には少なくともチューニングにお母さん、先生の助けが必要です。


d0079867_17295535.jpg用事があって我が家の菩提寺、同じ地域にある福正寺にいってきました。ここにある勢至堂は平安後期の建立と伝わっていますが、堂の前には狛犬ならぬ「「狛ウサギ」が前に構えられています。ウチの地域ではウサギは神さまの使いということで飼ってはいけないということになっています。日本全国でも「狛ウサギ」は結構珍しいのではないかと思います。
by shinop_milano | 2013-06-20 22:00 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
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