ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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最近の仕事より2013/06/06

久しぶりのイタリアより帰ってきました。出張帰り現地で仕入れて来た荷物の整理や工房に届いていた問い合せ対応などをこなしておりました。

d0079867_0311533.jpgさて今回のイタリア出張、聞いていた以上に悪天候でした。気温は低いし雨が度々降りこの時期にこんな気候のイタリアは初めてでした。基本的には公共交通と歩きで移動なので宿泊先のホテルで傘を借りての市内移動。写真はミラノ市内、かつて住んでいた所の近く。今回の滞在中は一度もジェラート食べませんでした・・・。


d0079867_0362030.jpgミラノでは私の弓のメンテナンスの先生ピエトロ・カヴァラッツィ氏を訪問しました。いつも通りの暖かい笑顔で迎えてくれました。お子さんたちはみんな楽器を弾いていて最近の近況を語ってくれました。彼の弓はまさに”イタリアン”でなぜかどんな楽器でも明るい音色が出るから不思議です。今回は彼の新作のヴァイオリンとチェロの弓を仕入れてきました。


d0079867_0455450.jpgそして今年も例年緒ごとく南チロルのバックマン・トーンウッドの倉庫を材木買い付けのため訪れました。今回はクレモナの弦楽器製作科、永石勇人くんといっしょに現地まで行きました。彼は私よりもひとまわり年下ですが、ミラノの製作学校では1年先輩のたいへん優秀な製作家です。バックマン・トーンウッドは社長のルドルフと娘さんのテレーザが運営していますが最近はテレーザがずいぶん営業面でこなれて来て若いのに感心します。
しかし、ミラノでも日中気温十数℃くらいの日だったのだからここはそれ以上に寒かったです。ホテルで寝ているうちに山の上の方は雪が降ったようで白く冠が掛かっていました(5月の終わりにですよ!)。そんな状況なので今年切った材が積み上げられている倉庫はしーんと冷え込み、また湿度の高かったです。材木を選定しながら指先の足先の感覚が無くなりそうでした。
永石くんとはお昼ご飯も食べず片っ端に材木を見て回り、それはそれで充実した一日を過ごしたのでした。


d0079867_0595473.jpg今回は材木選定用に篠崎バイオリン工房のスタンプを用意しました。私が押さえた材を取り違えられないようにするためのマークです。あわせて、私が責任を持って選んだという印にもなるので製作家の皆さんがある種の信頼をもって選んで頂けるようになったら嬉しいなと思っています。
by shinop_milano | 2013-06-06 23:30 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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