ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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最近の仕事より2013/03/12

面倒な確定申告も済ませ、ようやく展示会に向けて集

d0079867_2224219.jpg先週塗装の手入れをしていたェロは指板の案配も良くなく交換することにしました。指板を剥がし新しい指板を用意していました。チェロ指板はC線とG線の間にカドがついたタイプとそうでないラウンドタイプがありますが、今回は「角付き」で用意しています。どちらが良いかと言われると演奏者の好みだと思いますが、振幅の大きい(太い)弦の場合は「角付き」の方が弦と指板のクリアランスを調整し易く都合いいように思います。


d0079867_22111410.jpgチェロ指板の接着面を出すのはしっかり平面を出さなくてはいけないので慎重になるのですがうす〜い黒檀の鉋屑がでると嬉しくなります。世間では黄砂とか花粉とかPM2.5とか微粒子のアレルギーが取りざたされていますが、僕自身はこれらよりも黒檀のパフューム(微粒子)のほうが体に敏感です。黒檀を削り出すとちょっと汗かいて熱くなります。黒檀やフェルナンブコのようなマメ科の植物はあまり人体に良くないようです。なので、マスク着用で作業します。弓職人でなくて良かった・・・。


d0079867_2219217.jpgヴァイオリンのペグ穴が微妙に大きくなってしまったとき、穴の中心の位置を変える必要がなくわずかに穴を小さくすればいい場合、厚めの鉋屑を作って穴に貼付けるシェービング(鉋屑)・ブッシングという方法が有効です。


d0079867_2229473.jpgこんなかんじでカールする鉋屑を作ってうまく穴に入れて穴と同じテーパーのピンで留めて接着します。この方法だと全部穴を埋める普通のブッシングより少ない工数で対応できます。
by shinop_milano | 2013-03-12 22:00 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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