ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

shinop.exblog.jp ブログトップ

最近の仕事より

気づいたらもう12月。今年もあとわずかになってきました。
11月の展示会が終わって、いくらかのインフラ整備に集中していたらブログの更新もしばらく行っておらず、こりゃいかんと思い最近の仕事を紹介することにしました。

d0079867_2365652.jpgまずは製作のヴァイオリン、本当は展示会に間に合わせる予定だったがニスのノリがうまく行かず急がずじっくりと仕上げることにしました。オイルニス塗装ですが、乾燥に使うランプボックスがバンドソーの近くにありこれを使ってホコリっぽくなるとちょっと間を置いてからでないと1コート塗れないという状況なので時間が掛かってしまいました。もうすぐ塗装を終えます。


d0079867_2322854.jpg久しぶりに実施した継ぎネック。以前のネックの継ぎ部分にワレが生じ、またネックの長さが短かかったのでネックを交換することになったヴァイオリン。古いドイツの楽器で華奢な構造ですでに傷跡満載の状態だったのでちょっと気を使いました。こちらはこんな感じで仕上がりです。以前のネックよりも古い感じが出たかな、っと。
d0079867_23251262.jpg
 


良い感じのオールドのヴァイオリンとチェロがやってきてレストアを始めています。
d0079867_2326148.jpgヴァイオリンは外観ではほとんど問題が無かったのだけど裏板が少し厚く、アルカイックなバスバーがついているので交換することに。表板を剥がしてみると怪しいと思っていたところが軽い虫食いにあっていて処置、横板にも歪みが出ているのでブロックを外して処置をすることにしたがマテリアルの調達までしばらくペンディング状態です

d0079867_2332610.jpgチェロの方は状態は良いのだけれどニスが傷んでいて、こちらの補修がたいへんな状態。というのは表面にいい感じのクラック(ニスのひび割れ)が生じているのだが、これを保護していたシートの跡がたくさんついてしまい、さらに追い打ちを掛ける様に前に処置した人がこれを不用意に磨いてしまった。なのでこれをどうフォローするかに頭をひねっています・・・

この他に調整や毛替え、レンタル楽器の準備などを主におこなっていた11月でした。
by shinop_milano | 2012-12-03 23:41 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30