ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

shinop.exblog.jp ブログトップ

2012イタリア出張ー南チロル編

今回の出張の最後のミッションは南チロルのバックマン・トーンウッドに材木の選定です。
d0079867_1921345.jpg


ボルツァーノからブレンナー峠を越える街道を途中、ブレッサノーネからドロミテ山塊の一番北側を走る街道をウィーン方面に向う道をたどります。今回も列車で行きましたが駅名にはイタリア語/ドイツ語名が併記される地域です(ちなみにドイツ語の方がメジャーなのでドイツ語の方が先に書かれている)。
針葉樹の匂いのする駅舎を出て、バスで20分ほど行くと彼らの工場/倉庫のあるアンテルセルヴァ(ドイツ語ではアントールツ)に着きます。とても静かなリゾートの村ですが、今年は観光客も少ないようで幾分静かな印象でした。この日は夜ついて翌日のミーティング&選定に備えました。ここに来る時はいつも定宿、Santéshotel Wegerhofに泊まります。たいへん食事もおいしく(ミシュランにも出ている)毎回楽しみにしています。
d0079867_19425852.jpg

これは今回のアンティパスト、セコンドには胡椒の利いたソースをかけた牛肉のソテーを頂きました。興味ある方はホテル名で検索してみてください

さて、翌日バックマンの倉庫に行くと、昨年よりも材木の量は増えていて驚きました。
d0079867_1946173.jpg

今年製材したチェロ用のスプルース材だけでこんな山積み。もちろんバイオリンやギター用の材料も同様にたくさんあります。バイオリン用のメープル材はさらに増えていて2階に上がると天井一面につり下げて乾燥させていました。ほら、こんな感じで裏板用の材が!
d0079867_19481027.jpg

その向こうには、ネックや横板用の材が!!
d0079867_1950274.jpg


この辺はまだずいぶんシーズニングに時間がかかるようなので次回に取ってきますが、今回はリクエストの多いバイオリン、ヴィオラ用の1枚板裏板材を仕入れてきました。もちろん、即使えるスプルース材も豊富な在庫の中から選定してきました。
しかし、限られた時間でたくさんある材の中からより良いものを選ぶのはなかなか難しいです。なにせ、たくさん良い材があって放っておくのがもったいないのですから!

材料の選定を終えてこの日は明日のミラノからの飛行機での出発に備えて、ヴェローナに泊まることにしました。しかし、これが裏目に出たのか最後の受難が待っていました。それは次回に。
by shinop_milano | 2012-07-12 19:59 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


by shinop
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31