ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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湿度の高い日は・・・

現在製作中のヴィオラ2台は表、ウラ側に板を切り出しパーフリングを入れています。
楽器の周囲を飾るパーフリングは象嵌(ぞうがん)であり、白黒ストライプの木のリボンを埋め込んでいます。楽器を弾く人でも意外に知られていない事実であります。
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こんな感じでナイフでリボンを埋める溝を掘るのですが慎重に作業しないと隙間が空き過ぎたりするので気を使う作業です。正直なところぼくはあまり得意ではない作業なのでもしこれが一月続いたら発狂するかも・・・

今回はここ数日雨が続き湿度の高い日が続いていることもあって木が水分を多く含んでいて木は膨らんで柔らかくなっています。特に表板のスプルース材は湿っていて柔らかくなっているのを実感します。木工作業において湿度は大きく影響していてこのようにはめ込む接着を要する作業はなるべく乾燥している時に行いたいものです。
以前、ミラノにいる時にある製作家から聞いた話では、湿度の高い冬の雪の降る日にチェロのネックのセットを行っていて翌日に接着を行う所まで仕上げたら、天気のよい次の日にはブカブカではめ込むホゾに木を埋め直して修正しなくてはいけなかった、ということを聞いたことがあります。
季節は真逆ですが湿度の高い時はそんな事も考慮して作業を進めます。

もう一つのヴィオラはもうはめ込み済みで埋め込んだ直後は輪郭がはっきりしてそれらしくなります。
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by shinop_milano | 2011-08-01 12:13 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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