ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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最近読んだ本から

展示会があり、いろいろな出会いが会ってオーダーを頂いたり、出会った方から刺激を頂いたりとしたkの所の2週間でした。
明日からイタリアに業者に会いにいったりする為出張しますがその話題は後ほどに取って置き、個々最近読んだりした本の中で面白かったものを紹介です。
畑違いのようにも思われますが、伝統的な工芸にこだわる方なら面白いですし、何よりもヴァイオリン作りのヒントも満載です。

まずその第一弾、はこれ。
色彩―色材の文化史 (創元社「知の再発見」双書)
Francois Delamare (原著), Bernard Guineau (原著)
ヘレンハルメ 美穂 (翻訳)
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有史以前から色彩をいかにして得ていたかをダイジェストに綴った書。作者はフランス人で歴史的な書籍を参照しながら例を説明しているので、僕が何処かで聞いたような話の出所がなるほどとわかる一冊です。
染色の産業は膨大な利益をもたらし、かつては染色材、媒染技術が利権争いのもとになっていてそれで世界経済が動いていたという事実は驚きでふつーの現代人にしてみたら想像できないでしょうし、「善良な現代の消費者」にはどうでもいい事でしょう。けれども、現代はそれがレアメタルだったり、核燃料だったりする訳でそれは国家の反映と存亡に関わる点では共通項を見いだせます。
染色の技術は手間がかかり、「奇麗な仕事」ではありません。それでもひとは視覚の悦びを求めて試行錯誤を繰り返してきた事実を認識します。
by shinop_milano | 2011-06-06 10:53 | 篠崎バイオリン工房

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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