バンドソーが来た!
楽器用材木を扱うこともあって、年明けに中型のバンドソー(帯鋸)を購入することを決めて購入の検討をすすめアメリカのメーカのバンドソーを購入することにした。このモデルを取り扱う業者にオーダーしたのだが在庫が丁度全部出てしまった、ということで2ヶ月入荷をまっていたのだ。
今回購入したのはJET社のJWBS-18QTというモデル。最大切断高さ31cm、フトコロ幅18インチ(約46cm)ということでチェロ材の挽き割り回し切りも楽々である。挽き割りも、回し切りにも融通がきくのが嬉しい。削りくず処理のことも考えて集塵機も同時購入。篠崎バイオリン工房で初めて減価償却対象の固定資産購入となった。
昨日オーダーを入れた業者さんに赴き商品を受け取って、木枠の梱包を解き組み立て今日利用可能になった。試しにバイオリン用の横板の挽き割りを行ったが楽々に2mmの板を切り出すことができた。むっちゃ、便利や〜(なぜか関西弁)。もう手で切るのには戻れないなぁ〜、と思っちゃいます。
JET社のJWBS-18QTの特徴は歯を支えるベアリングが上下に6つ付いており、一番重要な歯の裏側のものは歯と同じ方向にまわるように付いている。ガイドのフェンスもしっかりしていて調整もらくだ。イタリアでもいろいろなモデルを使っていたがこれが一番使い易い(あたらしいからか?)
結構便利なのが歯のテンションを簡単にコントロールできるレバーが付いていることだ。バンドソーで歯は使うごとに張ったり緩めたりするのだが、毎回適切なテンションをキープするのは結構めんどうで煩わしい。このバンドソーはレバー一つで簡単にテンションを切り替えることができるのでべんりだ。実は今回オーダーしたのはこの機能のないモデルだったのだが、どうもメーカが一つ上のモデルを間違って送ってきてラッキーでこの機能を手に入れた。2ヶ月待った甲斐があったよ。
という訳で、楽器屋か木工マニアにしか面白みのないお話ですが、工房的にはとても嬉しい出来事です。