ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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モデナでアッバード/モーツアルト管弦楽団を聞く

9/21はモデナのテアトロ・コムナーレのコンサート・シーズン初日。大御所クラウディオ・アッバード指揮のモーツアルト管弦楽団、ヴァイオリン・ソロはG.カルミニョーラ、他を入れてのプログラムで面白そうなプログラムである(あまり過度の期待はしていなかったけど)。曲目はJ.S.バッハの受難曲からアリアを3曲と同ヴァイオリン協奏曲ホ長調、そしてペルゴレージの「スターバット・マーテル」。
チケットを買いに夕方、劇場のチケット売り場に行くと僕の前の女性で天井立ち見席の券が売り切れた。すると「ボックスは64ユーロだけど、特設の舞台席なら32ユーロであるわよ」とのこと。説明を聞くとステージの両側に椅子を置いて一列席を作るらしい。演奏家に近いところに聞けるならいいや、しかも舞台上でと思いこれを買うことにした。どうせ今回がこの劇場は最後だしその記念に。
それで会場についてみるとこんな感じでした(撮影は終演時)。
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アッバードは真っ正面に見えるよ〜(それにしても歳をとったなぁ、額に曲がった五線が見える・・・)。ステージに乗っていると演奏始める前絵に一緒に立ち上がっちゃいそうです。
このモーツアルト管弦楽団はオリジナル楽器のアンサンブル。しかし演奏の仕方はさほど「ピリオド楽器的」という訳ではなく折衷的である。しかも、カルミニョーラもそういう演奏だと聞いていたので実際に聴いた演奏はその通りでありました。バッハのマタイ受難曲から有名なアリアはヴィオラ・ダ・ガンバの入るレチタティーヴォがあったのだがこのガンバがよく弾けていた(完璧ではなかったけど)。果たして誰だったのかと演奏が終わってから顔を見ると(僕の席からは演奏中見えなかった)なんと、ヒレ・パール(美人なガンバ奏者でソロのCDなんかも出しています)だった!広告には名前がでていなかったけどちょっとだけ彼女の生演奏を聴け得した気分です。
しかしこのオーケストラやはり音程の取り方などは「モダン」でスターバット・マーテルなんかの良く構成された和音のいくつかのところは音程が今ひとつ「平均率的」でバロックな演奏になれてしまうと、あああ、と言いたくなることしばしば。
ともあれ、予想範囲内演奏で席のお得分を加えたら満足のいくコンサートでした。これでこの劇場ともお別れ。
by shinop_milano | 2010-09-21 22:00 | モデナ生活

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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