ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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ギルランディーナの塔に登る

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夏の天気のよい日曜日、久しぶりに外で朝食とバールでカプッチーノとブリオッシュを食べた帰りにギルランディーナの等の脇を通ると「入り口」が開いていた。ここは修復中にも関わらず中に入って登れるのだけど日曜・祝日しか公開しておらずいつでも来られるからと思っていながらまだ入らずにいた。天気もいいしでは登ってみるかと入ってみた。入場料1ユーロ。
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まず登り始めてすぐに「バケツの間」。ここには1325年にボローニャと戦争してボローニャの城壁の門の近くにあった井戸からから掻っ払ってきた木のバケツが勝利の象徴として置かれている。現在あるものはコピーで本物はPalazzo Comunaleに据えられている。
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塔の構造は至って簡単で、四角柱状のこの塔は四隅に大きな柱を立てその間にレンガ・石で壁を張り巡らせたのがわかる。階段を上りながら見える窓や壁はロマネスク様式の構造であるのを見て取れる。内部の階段は4辺の壁沿いに巡らされていて壁をまわりながら登ることになる。
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一般の人が登れる最上階は「トレッサーニの間」と呼ばれる物見台になっている。どうもここに合図や警報の鐘を鳴らしたりする人たちが詰めていたようである。この階は四方に窓があって周りもよく見えるのだがガラスなど無いので窓からは雨水が入るよく見る床に排水用の管が差してあったり意外に面白い。中でも興味深いのは、もう既に19世紀には塔が傾いているのがわかっておりそれを測定するのに塔のてっぺんからおもりの付いた糸を垂らし地上まで塔の中心とどれくらいのズレがあるのかどうかを調べたらしくそのときに開けた「穴」が石碑入りで残っている。ここから下を覗くこともできる。
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今は修復のため足場と幕が掛けられていて眺めは決して良くないが歴史的中心部はここからほとんど見渡せる。今度来る時は修復が終わってから来たいものだ。
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by shinop_milano | 2010-07-12 00:03 | モデナ生活

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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