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Bolzanoでボーゼン

南チロルへの出発の前々日、モデナ駅で切符を買おうと窓口に行くと「金曜日はショーペロ(ストライキ)があるよ。今は買わない方がいいよ。」と言われた。
ガ━━(゚Д゚;)━━ン!調べてみたら金曜日は10〜14時までのストライキ実施でその後は運行すると言う。なんとか行けそうだ。しかし、目的地に行くにはその14時にはボルツァーノからの電車にのらなくては行けない。駅で待つことを覚悟で小雨が降る中を朝5.30に家を出た。

イタリア・ヴェローナ方面からブレンナー峠を越える鉄道は幹線である。意外と列車動いているのでは?と淡い期待を胸に10:30にボルツァーノについたがほとんどは運休となっていて止むなく14:00の列車を待つのを余儀なくされた。ああ、ボーゼン。野暮な説明を加えておくとボルツァーノは戦後イタリア領に戻るまではオーストリア領でドイツ語ではボーゼンBozenと呼ばれる。

駅で黙って待っていてもしょうがないので駅を出て町中を歩いてみた。元々この街はドイツ語圏だから建物の様式もドイツ的だ。例えば駅から歩いて3分のところにあるDuomoはこんな感じで建築センスはイタリア的ではない。
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町中にはフレスコが描いてある家も多く、また家々のクラッシックな建築様式はかつてハプスブルク帝国の領土だったことを感じさせる。場所によってはイタリア語の前にドイツ語で書いてある。基本的には二カ国語併記である。駅に書いてあったがここは19世紀末にはオーストリアのヴァカンス行楽地として開発されたらしく当時は文化人、富裕層の来客で賑わったらしい。クリムト、マーラー、フロイトにオーストリア皇太子も来たらしい。その証拠に開業160年目のボルツァーノ駅のファサードは当時ユーゲントシュティールにデコられこんな感じです。
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街にロープウェーが作られ近くの温泉保養地メラーノMeranoにも列車で行ける。なるほど、ドイツ、オーストリア人が手っ取り早くイタリアを満喫したければイタリアへの入り口は開発される訳だ。今でもそのようで結構ドイツ人観光客がいました。街の中心はモデナよりも賑やか。

結局、奇跡的に運行してきた13:20の列車は30分遅れの表示の後途中で運行キャンセル(列車を待っていた人のたちの声は荒い)、14:00当駅発の電車は(何となく空気を読んで感じていたが)出ず、結局15:00まで約4時間半待たされたのでした。
by shinop_milano | 2010-02-22 20:56 | 雑記

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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