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”のぼる太陽”の黄昏

1月15日発売のLa Repubblica紙の3ページにわたる特集記事は"Sol Calante" (沈む太陽)と題して「衰退しゆく日本」についてレポートしている。内容は80年代の経済成長とバブル経済の崩壊、90、00年代の経済状況を述べながら新政権の改革力の無さや少子高齢化社会、国の超過赤字などを挙げつつ、かつて”のぼる太陽”だった国が黄昏にある、と要約できる。折しもJALの経営破綻はイタリアではアリタリア航空のそれとも重なり、また少子化高齢化社会、債務超過国債など似たような状況はイタリア人の関心を引くものと思う。
そんな日本の状況は解っているが、海外から客観的に書かれたものを直に読むと一日本人として強く認識できる。外国からの方がメディア状が表現が、的確かどうかは怪しい所もあるが、率直だし直接的である。日本のメディアはどうもその辺をオブラートで包みながらという感じが否めない。
イタリアでも団塊世代(60〜70歳くらい)では未だにMade in Japan信奉を持っている人たちも多いがそれは日本の団塊世代とともに消え行くのかもしれない。ともあれ、いまや日本は”沈み行く太陽”というのを日本国外で認識されているのは事実のようである。団塊が消えて行った後にガンバらにゃいかんのはそのジュニア=僕らだよなぁ、きっと。
それからそのなかで気になった一文。今時の日本でメディアでも会話でもよく聞かれるのが「たいへん」と「不安」と述べている。そしてこれが「日本的不況症候群」を引き起こしている、と。ぼくはこれを否定はできない。そう聞いたときに「それがどうした?」(イタリア的に言えば”E allora?”って感じかな)と言えるくらいでないとなぁ。

そういうイタリア人にちょっと反撃するならば、音楽的には"Sol Calante"は「ちょっと低めのソ」だからもうちょっと下がったら”Fa diesis"(ファ#)。だから”Fa' di esis(ter)”「生き残るよう頑張れ!」と言いたいんだろ?と切り返したい。
by shinop_milano | 2010-01-15 22:00 | 雑記

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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