ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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地域の楽器、ピーヴァの演奏を聴く

先週のこと、同居人のカテリーナから「今夜、友達がピーヴァの演奏をするから行く?裏側でバンケットもつまめるかもよ。」ということでテアトロ・コムナーレに一緒に出掛けた。
後で詳しく聞いたらモデナの音楽ソサエティの忘年会的夕食会の余興演奏だそうでマネージャだかカメラマンのフリをして一緒に入ればビュッフェのお食事も頂けそうだとのことである。なんかハイソな集まりらしくカテリーナは、正装して行くよ、ということで外出準備。黒のスーツを持ってきておいてよかった
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ピーヴァPivaとは、あとで知ったのだけど、エミーリアロマーニャ地方の伝統的なバッグパイプで写真のような楽器である。特徴は比較的小さめなバッグ(子やぎの皮とのこと)に3本ダブルリードを仕込んだ管(ウチ二本はドローン管)が付いている。舞曲の形式でPivaというのはこの楽器に由来するらしい。
演奏するのはジーノとファビオ、今日はボローニャで一演奏してきてダブルヘッダーとのことだ(この時期は演奏家はかせぎどきだからねぇ〜)。劇場の近くの駐車場で待ち合わせして一緒に会場に入る。どうもこの余興はサプライズイベントらしくチューニングは外に出てやってくれと言われて仕方なく寒〜い劇場の外で音だしをしていた。その後楽器を吹きながらパーティ会場に入場、参加者からはおおっ、と声が上がる。
この晩はパヴァーヌとかジーグとかベルガマスカなどいくつかのプレバロック的な民族ダンスを演奏しながらおしゃべりを入れてというステージ無いようだったが、どうも聞いていた話と違う。みんな着席していて演奏が始まったときはもうある程度の食事は済ませていたのだ。演奏者を含めて僕らにはお食事はなし?どうも、主催者が最初に話していた企画案は当日が近づくに連れて変わって行きお客さんの前でMC付きの演奏だけにかわったらしい。お腹が満たされなかったのは残念だが彼らはなかなかいい演奏をしてくれたので気持ち的には満足である。それにしてもイタリアでパーティなどの機会演奏では打ち合わせと本番が違うことがしばしば。演奏家は臨機応変な対応が求められるものだなぁ、演奏内容もさることながらギャラも。
by shinop_milano | 2009-12-06 22:00 | モデナ生活

「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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