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ヴァイオリン工房は不思議の部屋 ★camera delle meraviglie★

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『テルマエ・ロマエ』を観る

ちょっと買物に出かけたついでに今話題の映画『テルマエ・ロマエ』を観てきました。

イタリアにいた頃にマンガが出て面白いと思ったけどここまでやっちゃうことになるとは当時は思わなんだ。マンガ版は実は最後まで読んでいないのだけど、阿部ちゃんでていて面白そうなので見に行ってきました。ライムスター宇多丸がラジオ番組で先週、評を述べていたが昔のフジテレビの深夜番組などでやっていた歴史バラエティ「カノッサの屈辱」などをやっていたノリで小物やおふざけが飛び出してくるのは僕世代にはなじみ深く十分楽しめました。

始まってすぐは、そんなのその時代にないだろ!というツッコミを意識しながら笑いを誘い徐々にお客を映画の中に引き込んで時代考証をそっちのけでその世界構成に引き込んでいくような作りは苦肉の策だったのかなぁ、と思います。そもそも日本人役者をローマ時代に置く時点で違和感があるのだがこんなノリってバブル期の角川映画のような雰囲気で(たとえば『里見八犬伝』とか)ちょっと懐かしい感じです。
阿部寛はなかなか肉体美もすばらしく、また笑わせる所でしっかりもっていてくれたので◎。上戸彩は意外に色っぽく見えるシーンもあり見直しました

作中でてくるアドリアヌス帝の別荘Villa Adorianaは一昨年訪れ感慨深かった所です。劇中ルシウスが設計したとされるのはこの大浴場かな?浴場跡は他にもあり当時の浴場文化のほどを改めて認識します。このように映画を観て訪れた所を感慨深く思っています。
# by shinop_milano | 2012-05-12 23:00 | 篠崎バイオリン工房 | Trackback | Comments(0)

関西弦楽器製作者協会 第4回展示会

4月28、29日に大阪中央公会堂で行われた関西弦楽器製作者協会 第4回展示会に出展/参加してきました。


ゴールデンウィークはじめの連休ではありましたが好天にも恵まれ多数のお客様にお越しいただきました。展示会の主旨はだいぶ認知されてきたようで気軽に楽器を手に取って試奏してくださる方も増えリピーターのお客さんが多かったように思います。

今回はフルサイズのヴァイオリン、3/4サイズのヴァイオリンとヴィオラを出展しました。分数ヴァイオリンは私のみが出展だったのでちびっこヴァイオリニストにはとても喜んでもらいました。評判も良かったのでとても嬉しかったです。自惚れている所の写真を撮ってもらいました(笑)


展示会では自分たちの作品を見てもらって評価して頂くのがメインの目的ですが、参加する他の製作者といろいろ情報を交換したり、作品を通して意見を聞けるのは今後の参考になりたいへん有意義な機会です。
来年は2013年4月20、21日に開催が決まりました。来年に向けてどんな作品を準備しようか考えながら会場を後にしました。
# by shinop_milano | 2012-05-03 00:00 | 篠崎バイオリン工房 | Trackback | Comments(0)

レッスン教室「音楽スペースぷりむら」を用意します

篠崎バイオリン工房では工房2階にて楽器のレッスン、練習が出来るよう「音楽スペースぷりむら」を用意します。

バイオリン、チェロのレッスンを希望する方が集ればプロの先生によるレッスンを実施します。5月5日(土)15:00よりに先生を招いてレッスンや楽器についての説明会を行ないます。バイオリンやチェロに触れてみたい、楽器の音を聞いてみたい方は是非いらしてください。席に限りがあるので参加希望の方は予めご連絡ください。参加無料です。
詳しくは篠崎バイオリン工房webサイトをご覧下さい。

# by shinop_milano | 2012-04-24 00:50 | 篠崎バイオリン工房 | Trackback | Comments(0)

新製品 エヴァ・ピラッツィGOLDを試す

話題のピラストロ社ヴァイオリン弦新商品エヴァ・ピラッツィGOLDが届いたので工房の楽器に張って試奏してみました。

この弦何が話題になっているかというと標準のものでG線に「金」が使われているんです。パッケージもこの通り。

シンセティックティック(化学繊維)コアに巻線の金属に「金」が使われているようです。噂では純金と聞いていたので、それは製造コスト的にあり得ないだろう〜、とか「金」を使ったからと言っていい音するんかいな(音もピカピカ光るとか!?)とか思ていました。さて実際はどんななのか?

まずはパッケージとメーカーのwebサイトから商品の説明を読み解いてみよう。
いうまでもなく、商品的にはこれまでのエヴァ・ピラッツィと同じコンセプトの延長にあるようでパワーとレスポンスの良さ、チューニングの安定さを強調している。なので「弦に弓のプレスをかけた時に音がつぶれないでスムーズにコントロールできる」とある。また、各弦とのスムーズバランスのなつながりを考慮して各弦を設計してあるともある。

金を使っているのはG線だけなのだか、実はG線は「金」巻だけでなく、「銀」巻の2種類ある(銀巻だったらGOLDぢゃないぢゃんというツッコミはなしよ)。説明によると金巻は丸くふくよかに響くそうで、「銀巻」輝かしく強調する音である。それぞれの金属の性質を考えるとその通りだなぁ。今回は銀巻は入手していないので試せないのが残念。

その他の弦はD線=銀巻、A線=アルミ巻、e線=ステンレスとある。ちがう金属で巻をつけることでバランスをとっているのだろうが果たしてどうか?
ちまみに弦の太さは手元のマイクロメータで測定した各弦の太さは金巻G線0.78mm、D線0.72、A線0.70、e線0.27mmであった。A~Gまでの太さにあまりさがない。

弦を張ってみて指板上で撮った写真がこれ。

確かにG線は黄色いよ、他の弦に比べて。しかも、ちょっと重さを感じる。でも純金じゃないなぁ...詳しくは判別できないが14Kくらい?しかし実際にこの色の弦は他にない。ちょっとありがたい気がする。
ちょっとチューニングが安定するのを待って弾いてみた。注目のG線は弦を押した感触が柔らかい、余裕のある振動をするようにおもうけどちょっと毛のひっかかりが滑る感じかな〜。全体のバランスはこれまでのエヴァ・ピラッツィよりは「強くない」印象だがちゃんと評価するには一晩くらいおいた方がいいかも。試奏した楽器では各弦のキャラクターが強い気がする。弦が安定した頃にじっくり弾いてみたいと思います。

そんなわけでテールピース側の巻の色がこんな色の弦を張っている人をみかけたら「ねぇ、これって話題の・・・」と声を掛けてあげよう。結構高い弦を勇気をだして試しているのだからねぎらってあげてください。それと使い終わって捨てる時はゴミ箱に入れないで貴金属屋に相談する方がよいと思います(笑)

参考までに各弦の定価(税込)は以下の通り
E線 ¥945
A線 ¥3,622
D線 ¥4,462
G線(金巻) ¥9,870
# by shinop_milano | 2012-04-20 23:50 | 篠崎バイオリン工房 | Trackback | Comments(0)

3/4ヴァイオリン グァルネリ・デル・ジェズモデル

予定より大幅に遅れて、3/4サイズヴァイオリン グァルネリ・デル・ジェズモデル完成しました。


3月末から寒い日が続いたせいかニスのノリがイマイチ、乾きも遅くようやく一昨日塗装が終わりました。昨日セットアップして本日音を調整しながら写真撮影に至った次第です。

作っていた時の感触でも何となく感じていましたが、いままで作ってきたモデルとは鳴り方がずいぶん違っていて驚きました。e,A線の鳴り方は今までになかった音色ですし、低音の方は最初からすぐに力強い音が出ています。楽器のサイズが小さいので音のボリューム感は4/4のようには行きませんが楽器自体は良く振動していて良い弾き応えを感じます。

3/4サイズと言う事で楽器寸法の取り方、セットアップの考え方を自分なりに展開して製作してきました。容赦なく意見を言ってくれる少年少女たちに弾いてもらいたいです。
来週末に大阪である関西弦楽器製作者協会の展示会に出展します。子供さんたちもたくさん来てくれると嬉しいなぁ〜
# by shinop_milano | 2012-04-18 23:52 | 篠崎バイオリン工房 | Trackback | Comments(0)

新商品、ウクレレ用ハワイアンコア材!

篠崎バイオリン工房新商品の紹介です。

来月のTOKYOハンドクラフトギターフェスに向けてウクレレのリブ、トップ&バック用のハワイアンコア材を準備しました。

ソプラノ、コンサート用の寸法をカバーしています。会期中に行なわれる「2日間で作るウクレレ教室」で今年は本格的にコア材を使って行なうらしくアマチュアの間でも本物志向が高まっているようです。僕も作ってみようかな〜。

今年はスプルースのウクレレ用トップ材(マンドリン兼用!)も用意しています。
お楽しみに。
# by shinop_milano | 2012-04-13 20:52 | 篠崎バイオリン工房 | Trackback | Comments(0)

オイルの精製

さくらも咲き、いい陽気になってきましたが気温も上がり日が長くなってきたので数日前から塗装に使うオイルの精製を行なっています。

塗装に使うオイルはリンシードオイル(亜麻仁油)です。すなわち、油彩画に使う乾性油(=バインダ)と同じですが、画材屋で一般的に売られている工業的に精製されたものではありません。低温圧搾で得られ加熱処理しないものを私は使用しています。最近使っているのはスェーデン産の「ある程度」精製されたものです。ですが、不純物が結構混じっているのでこれを取り除きオイルとしての純度を高めます。こうする事によって自然に乾きやすいオイルが得られます。

まずペットボトルにオイルを入れます。この時点では透明な奇麗なオレンジ色です。

次にお湯を入れて、シェイクします!お湯と水が解けずに混じってエマルジョンになります。これを日当りの良いところに放置します。なんか怪しい色になってきたぞ〜

しばらくすると水相と油相が分離します。水相と油相の間に両者に溶けない不純物(写真の白いライン)が沈殿してきます。さらに時間が経ってくると元のオイルのように透明になり不純物がさらに沈殿してきます。

外においたまま寒暖をくり返し透明度が高くなってきたらオイルを取り出します。必要におうじてこの作業をくり返すとオイルの純度は上がって行きますが残るオイルの量は減ってゆきます・・・。なので丁寧に一滴も無駄にしないように上澄みのきれいなところをスポイトで丁寧に取ります。

只今二回目の精製を行なっています。黄色いままのリンシードオイルでもヴァイオリンの塗装には十分使用できますが、色のない透明に近いオイルを欲するなら夏の強い日差しに晒して日光漂白をを行ないます。それはまた別の機会で。
# by shinop_milano | 2012-04-12 00:00 | 篠崎バイオリン工房 | Trackback | Comments(0)

修復終了 ボヘミアンヴァイオリン

2月から修復していたボヘミアン・ヴァイオリンの修復が完了しました。

ニスのリタッチもすべて終えて演奏可能です。キズのひどかった所もちゃんと補修するとなかなかさまになり仕上がりはまずまずと思っています。


裏板は一部引っ掻きキズと溶剤を垂らしてニスが溶け剝げた所がひどかったのですがニスを補填し凹凸が見えないよう奇麗にしました。同様に横板の左手が当たる部分は汗と摩擦でニスが剝げて若干変形していたのですがこれもリタッチ済みです。

表板は左胸の部分の色ニスがほとんど残っていなかったのですが、「いい感じ」で色のグラデーションが出るように色をマッチさせ、歴代の駒の痕が目立っていたのでこれを目立たぬようにアレンジしました。また左下(手前)の一番幅の広い所はすり減ってなくなっていたので木を新たにくっつけて成形しています。

フィッティングパーツは楽器の色に合わせてローズウッド材で揃えています。顎あては重くなりすぎないよう格好よく成形。杢目が映えるように塗装もしてあります。

ペグ孔はすべて一度埋めてあけ直しています。杢目にあった木取りをして孔を埋めましたがオリジナルの部分と違和感無く自然に見えると思います。

工房にて試奏できます。
# by shinop_milano | 2012-04-03 23:43 | 篠崎バイオリン工房 | Trackback | Comments(1)

黒檀台の小カンナ

先日、近所のホームセンターで見つけた小さい黒檀の台付カンナ。

クサビにネジ付き、歯は薄いハイスピードスチールといった仕様は引いて使う日本のカンナを使う木工ファンの方にはおもちゃみたいなものですが、これは大きさ的に指板の曲面を削るのに最適に見えたので即買ってしまいました。刃を研いで使ってみたらバッチリでたいへん具合がいいです。何よりも削る材と同じ黒檀が台という所が乙な気がします。
指板は長さ方向に凹のカーブがつくので刃の出方を微妙にコントロールできるこんなものが使いやすいです。しかも押して使うのに馴れているので一般的には笑われるような使い方です。
# by shinop_milano | 2012-03-23 21:44 | 篠崎バイオリン工房 | Trackback | Comments(0)

ヴァイオリン3/4

製作中の3/4サイズのヴァイオリンの木工が終わりました。


予定より2週間遅れですが、4月末の関西弦楽器製作者協会の展示会の出展に間に合うようこれから塗装を開始します。
今回は初めて3/4サイズの楽器を作ったので最初にセットアップを施して楽器の弾き具合、鳴り具合を確認しました。白いヴァイオリンで弾いたのは久しぶりです。
ネックを入れて仕上りに近づくにしたがい最初の設計から修正を加えたりで、実際に作ってみると良い勉強になりました。

塗装してからどのように音がかわるか楽しみです。
# by shinop_milano | 2012-03-21 00:00 | 篠崎バイオリン工房 | Trackback | Comments(0)
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「ミラノ的ヴァイオリン製作の部屋」改め。埼玉に活動の場を移したヴァイオリン屋の徒然日記


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